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空想科学祭2010 感想・レビュー掲示板

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[390] 保守 Name:天崎@管理人1号 Date:2011/11/18(金) 09:48 [ 返信 ]
保守書き込みです

[391] RE:保守 Name:天崎 Date:2013/05/07(火) 07:40
保守

[392] RE:保守 Name:天崎 Date:2014/05/05(月) 06:32
保守

[393] RE:保守 Name:天崎 Date:2015/05/03(日) 07:51
保守

[394] RE:保守 Name:天崎 Date:2016/04/30(土) 06:56
保守

[395] RE:保守 Name:天崎 Date:2017/04/28(金) 13:04
保守

[20] 「空想未来小説」宇多瀬与力 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 21:38 [ 返信 ]
【題名】空想未来小説
【あらすじ】
大正時代最後の夏の東京。無名作家の青年、賀集一喜は、一高生の友人、大正明治の付き添いで訪ねた岩倉家で、21世紀の女子高生、中沢菜々だと主張する少女、岩倉なな子と出会う。彼女の言葉を信じた賀集は、二人で21世紀を舞台にした小説を書くことを決める。
【名前】宇多瀬与力
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5395n/



[74] 納得できる強み Name:栖坂月 Date:2010/09/15(水) 10:53
面白かったです。精神の時間移動という特殊な状況を中心に、様々な要素が絡み合った幅のある作品でした。これだけ詰め込んで読後感がスッキリとしているのも見事です。最終的な結末はお約束から外れるものではありませんでしたが、ここはむしろ正解だと感じます。
いくつか、なな子の精神の行き先とか大正の結末とか、もやもやする部分もありますが、それが書ききれていないのではなく、想像する余地を残しつつヒントが散見されているように見えるところも興味深いですね。納得させるための匙加減とでも申しましょうか、丁度良いポイントを見極めようという意識が感じられます。ただもちろん、この加減には個人差があると思いますから、私は偶然合っていたというだけなのかもしれません。
作品内小説も実にそれらしく作られており、その部分でも感心させられますが、その挿入の仕方に関しては少しばかり不自然かなと感じられるところもありました。とはいえ、あれだけの長さがある文章をバランス良く切り貼りするのは難しいでしょうし、妥協点としては真っ当であろうとも思います。
楽しませていただきました。


[188] まさに『空想』という名に相応しく。 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/13(水) 15:02
こんにちは、大正明治の読み方にくすっと笑いながらも、楽しませて頂きました。感想です。

年号や、今にあって昔には無かった物、昔にはそう呼ばれてあって、今にある物、無い物……物が、そもそもどういう物かを知らずに人は道具を使っていますよね。菜々を通してそれがよく分かります。そんな、現代代表(笑)な菜々との会話でのやり取りが面白く、その食い違いが同時進行していく空想小説のなかで展開されていき、大変興味深かったです。でも、メエル機能がえらいことになってしまいましたね。といいますか、微妙にこんなケエタイ欲しいかも(笑)。最初からちらほらと散見する猫(ああ青ダヌキが勝手にチラつく笑)がラストで機能もして、いい効果味を出しています。

ただ、そうですね、許容範囲ではありますが、菜々が現代人で女子高生であるというには、もう少し誇張にでも『イマドキ』さがあってもよかったのでは、というのもありますし、個人的さも含みますが読む途中で誤字脱字の他でも「ガッツポーズ」という、雑学としても新しい固定イメージの強い言葉が大正という世界観的なイメージを、微々ですが壊してしまったという点。それから、ここを読後に考える所ですが、曖昧さ加減ですね。消化加減を何処までよしとするのか。解明しすぎず、なさすぎず。それは『空想』という所においての、読者に課せられた想像力だと思います。このモヤモヤ感は、個人によって分かれることでしょうね。押さえておくべき所はガチで押さえてあるので安心安定で話の経過はスラスラ読めますが、最後。うーん。あ、自分は勿論全然OKでした、青ダヌキの気まぐれでいいですよ超適当(笑)。
最後の結末については、全くの私事ですが、昔に読んで好きだった小説のことを思い出しました。その結末の場面とシチュエーションがほぼ同じで重なり、上手いことに感動部分が相乗効果になってしまったんだなあと思います。もしそれが無かったら、突拍子もないような、それに近い感覚で話は終わってしまったことでしょう。突拍子もない、というのは感覚でそう思っただけのことであって、これまでの話の経過を思い返せば、という余地を残しつつ、締め括る。いやー、何だかんだと言いながら思いを巡りましたが、とてもいいラストでした。ロマンでした(笑)。ごちそうさまです。

それでは、とても面白かったです。
貴重な楽しい時間を、ありがとうございました。失礼します。


[257] RE:「空想未来小説」宇多瀬与力 Name:石神航 Date:2010/10/21(木) 06:13
 雰囲気に酔い、時代に酔う。そんな表現がしっくり来るような作品。多少後半、強引だなと思う点もあったが、思い返せばそれに続く伏線もしっかり張ってあり、上手く回収するために積まれたプロットの緻密さに唸る。面白い。
 大正時代というロマン溢れる世界に、SFを上手く引っかけた。相当な資料量であることを覗わせる細かい説明や地理解説に、読者は引き込まれてしまうだろう。ただ、一部その説明に無理矢理感があったのは否めないところ。もう少しやんわりといかないものかと首を捻ったり、勿体ないなと呟いたりしながら最後まで読んだ。
 物語に挿入される空想未来小説なるものが、丁度本筋とリンクしているのも面白かった。見せ方の巧さは、それだけで武器になる。まあ、内容が内容だけに、突っ込みまくりだったのはさておくとして、だ。
 それでも、引っかかりに負けないほど魅力的に人物絵を描き、先へ先へと導いてくれる文章力は流石。読み終えてみると、もう少し読みたかったなと思ってしまうのだ。
 やはり、他レビュアーの感想にも散見するように、結局賀集の小説はどうなったのだろうかというのは気になる。そして、予定調和とも言えるべきラスト、急に現れた一人称に戸惑った。彼は何者なのか、物語の大筋とどれほど絡むのか。これも、想像にお任せと言うことなのだろうか。……気になる。


[276] RE:「空想未来小説」宇多瀬与力 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/23(土) 17:59
二人のこれからに期待ができる作品だったと思います。

肉体ではなく、精神の時間旅行ということでとても楽しんで読ませてもらいました。読み進めて行くにつれ、次の展開を早く読んでみたいという欲求に駆られ、一気に読み進めてしまいました。

[303] RE:「空想未来小説」宇多瀬与力 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:35
 いや〜、背景がかっちりと書き込んであって読み応えがありました。良く調べられてますね〜。挿入される物語は、昭和初期の挿絵で劇画化して欲しいくらい。(脳内ではそう変換させていただきました)上野駅が仮駅舎とか、譚海とか、随所に作者のこだわりが感じられて楽しかったです。賀集と菜々の甘酸っぱいような関係が、もどかしくも羨ましく(笑)知らず知らずのうちに応援していました。
 時代の雰囲気が充分に満喫できました。面白かったです。


[388] 感想返信 Name:宇多瀬与力 Date:2010/11/20(土) 22:21
まずは返信が遅くなったことを深くお詫び申し上げます。

また、中篇作品という手軽とは言え難い長さの作品を読んでいただき、なおかつ感想までも書いて下さった皆様に深く感謝の意をこの場を借りて表させていただきます。
それでは、各感想への返信とさせていただきます。


>栖坂月様
ご感想ありがとうございます。
この手のSF作品はやっぱりお約束と言われようと、ハッピーエンドでなければ! という想いが自分の中にありまして、それを受け入れていただけたことが大変嬉しく思います。
作品内小説は、内容も去ることながら、書き上げてみたときのボリュームに戸惑ったのは事実です。当初は数箇所程度のシーンが変わる章末に記載する程度と考えていたのが、いつの間にか細かいシーンの切り替わりに差し込まざる得ないながさになってしまった! という自分の未熟さ故の妥協策が現在の挿入になっています。
さて、問題となりますのは、やはりなな子本人と大正の顛末でしょう。やはり、ここで回答をすべてさらしてしまうのは、「空想」を看板にしている作品にふさわしくないと思いますので、控えさせていただきますが、実際に読み返してみても、ヒントが少ないのもまた事実です。
補足は後で載せますあとがきに示すとして、この疑問に関する範囲でとどめたヒントを書かせていただきます。
大正が作り出したタイムマシン(とここでは書かせていただきます)は、一度切り離した精神を「戻す」装置です。イス取りゲームを時間の概念を無視した条件で考えてみたものです。
イスが減れば、または参加者の人数が減れば、結局イスに座った人の数はどうなるでしょう? また、座れなかったら……。
これがヒントになるか、若干私の日本語能力の問題になっている気もしますが、答えを想像していただければ幸いです。


>饅頭は空を飛ぶ様
ご感想ありがとうございます。
大正明治の読み方は、まさかこれで名前にならないだろうなぁなどと思いつつも調べてみたら、読める! とわかった為、ツッコミを期待して使用しました。
私自身もそうですが、情報が多様化して、便利なものが沢山生まれた分、使い方や機能は理解しても、全くそれがどんな原理でどういう構造で成り立っているものなのかを説明するのは難しいです。電話は糸電話があるので、(当時も存在しているし)説明が可能であろうと思いましたが、メール機能、特に電子化された存在はその道に触れている方でないと資料なしには難しいでしょう。便利なものは誰でも使える分、誰にでも説明をするのが難しいものだと思っています。
現代社会ですと、カルチャーギャップも似たようなものかもしれませんね。背景が理解できないと、お互いのイメージが共有できない…そんな経験から生まれたネタです。
菜々の「イマドキ」さは、私の中ではなくてよかったと思っています。理由は、あの特殊な環境下で結果的には柔軟に適応している菜々のイメージは、当人は意識していなくてもどこかにしっかりとした芯がないと難しいからです。それを踏まえた家庭環境であり、少し「イマドキ」の女子高生からはズレた菜々のイメージが出来上がりました。
「ガッツポーズ」は改めて見ますと、確かに違和感アリアリ? でした。そもそもガッツポーズする文科系女子高生って時点で変な気がする……。
ご指摘いただいたとおり、この作品の最大の問題点は、読者が「空想」をしなければならないことです。書き手からの理想は、「空想」という文字にされていない部分も読者と私が近いものにできることですが、これは実際に皆様の感想を頂いて、本当に難しいことだと改めて実感いたしました。
いつか、読者も私も、お互いがスッキリと納得のできる「空想」を提供したいと思います。


>石神航様
ご感想ありがとうございます。
SF作品、つまり空想科学。宇宙や時間旅行、夢みた世界を想像する作品。つまり、浪漫。だったら、大正時代だ! という発想から、周りがスポーツ大会をしている中で大食いに挑戦しているような、ある意味異端な作品が生まれました。その作品の雰囲気やプロットを評価していただけて、素直に嬉しいです。
しかし、ご指摘いただいた通り、説明の一部に無理やり感があったのは事実です。これは締め切りまでの時間がないと駆け足で書いたことによる、私の表現力というか、想像力不足です。「空想」という看板を引っさげている癖になさけない話です。
さて、皆様からもっとも多く頂いたラストに関してです。賀集の小説の文体が、現代風であることが最大のヒント…なのですが、いくらなんでもそれから読み解けって言う方が無茶ですよね? はい、すみません。説明不足の一言に尽きます。
それから、あの医者。あれも私のミスです。この一言を加えれば、後は想像力で補えたことでしょう。
「俺は代々医師の家系で、祖父もその父も医師であった。」
これを妹の行の前後にでも入れれば、彼の曽祖父が残した無念を彼が晴らしたというつながりが示せたと思います。
あーミスばっかりだ……。


>尚文産商堂様
ご感想ありがとうございます。
きっと二人はあれをついに出版に……。そう期待しています。
大正の意見ではないですが、変な知識が邪魔をして肉体を伴った時間移動に納得が出来ず、それならばと生み出したものが精神の時間移動です。


>鳥野 新様
ご感想ありがとうございます。
私が書いている間に浮かんでいた映像は、現在の滑らかなデジタル化されてものではなく、コマ割が少ない荒も多いフィルムのものでした。多分、音声は弁士と演奏家の皆様が行っていたのでしょう。
劇画というのもいいですね。龍と猫の戦いは、蒲田などの劇場に看板で下げられていたら似合いそうです。いや、有楽町の東宝劇場か? …すみません。少し趣味が暴走しました。


改めまして、皆様からの多くの感想は、今後の作品作りに活かしたいと思います。
まことにありがとうございます!

あとがきに続く→

[389] 「まともな」あとがき Name:宇多瀬与力 Date:2010/11/20(土) 23:32
さて、改めまして作者の宇多瀬です。
こちらの後書きでは、作品とは違い、普通の現代語で書かせていただきます。

口上は、学生時代に応援団でちょこっとやったもので、資料の中から見つけた前口上からやらないわけにはいかない! と火がついて、結果として「後はお前らで想像しやがれコンチキショー!(意訳)」というものになってしまいました。
誠に申し訳ありません。でも、後悔はありません。

さて、何から話せばいいのでしょうか。
とりとめのない内容となってしまいそうですが、思いついたところから書かせていただきます。

そもそもこの作品が浮かんだきっかけは、この企画のタイトルを見たことです。これがもし「空想科学祭2010」ではなく、「SF小説祭2010」というものであったら、おそらく「空想未来小説」は生まれなかったでしょう。つまりタイトルの「空想」から、すべての想像が生まれたわけです。
しかしながら、「空想」というのは際限がありません。もう私にとって、それは積み木の山をもらった子どもみたいなもの。頭の中で積み上げては壊れ、積み上げては壊れの繰り返しでした。壊れずに積み木をちゃんと組み上げるには、ある程度の軸を決めて崩れてしまわないように組む必要があります。出来上がった作品は、その積み上げた結果です。ところどころ崩れている箇所はありますが。

また、劇中劇である小説は、作品を積み木に喩えるならば、こちらは画用紙とクレヨンです。ここに好きなものを描いていいと言われて喜んで描いた結果です。そもそもがツッコまれるようなネタなので、やるならばトコトン暴走させてみようと描いた世界です。
私自身も書いていて、菜々の説明とそれを聞いて勝手なイメージを固めた賀集の姿を浮かべて笑っていました。まさに自己満足のきわみです。

さて、問題なのは彼の作品のその後でしょう。
多くの方からご指摘して頂きましたが、この説明が確かに不十分!
彼は菜々と作品を完成させる約束をしました。そして、彼は同時に彼女との再会も約束していたのです。
彼のその後の人生は、想像してください。私から伝えたい条件は、冒頭で書いた菜々の母親の存在です。
賀集の小説は、現代風の文章体型で書かれています。当然、大正時代に生きる賀集が書いた小説が現代の文章になるはずがありません。
それがヒントです。
後は、ゆきとの結婚が決められていることと、賀集の持つ能力に近い特技ですね。でも、これからの想像で彼がどういう生き方をしたかは、具体的に示していませんし、そこは「空想」にお任せします。

もう一つ、補足しておく必要があるのは、時間移動の理屈です。
大正自身もその完全な説明が出来ていないので、不十分になってしまったのは仕方のないことですが、全く私の実力不足が為です。
この時間移動は、実際には時間移動ではありません。作中で示している通り、精神を「憑依す」行為です。
ここで出てくる精神の概念に、そもそも時間という制約が存在していません。その為、未来の精神が過去の肉体に移動すれば、結果的に時間も移動したことになっているというものです。
そして、大正が話したように、精神には一番いい宿しろがあります。それは言わずもがな、その人自身の肉体です。
しかし、この肉体がなくなれば、二番目に適した肉体が最適な宿しろになります。でも、その肉体にはその肉体の精神があるに決まっています。
一つ、重要な条件を書くことを忘れていました。適した肉体の条件です。
重要になるのは、精神が馴染み易い肉体。単純な話が血縁者です。そして、次いで重要になるのが、年齢です。
ある時点の精神が適している肉体は、拒絶されない馴染み易い存在で、かつその時点と同じ年齢の肉体であることです。
大正の装置は、精神を肉体から別の肉体へ憑依すものです。それは入力、出力、両方に対して有効です。
話を戻しましょう。その二番目に適した条件の肉体があっても、そこにはその肉体が最適な精神が存在しているわけですから、憑依ることはできません。
ならば、三番目なら、四番目なら、……という具合で、順番に憑依れる肉体がめぐるまで繰り返します。
憑依れる肉体とは、当然精神のない肉体です。つまり、死亡した肉体です。
大正が語る様に、あれは自分の肉体を失うことで、別の死亡しそうな肉体に憑依して蘇生する装置なのです。
精神が肉体の死を受け入れて肉体から離れれば、その肉体に精神はありません。そこに入るわけです。
なな子も大正明治という少年も一度死亡し、精神は肉体から離れています。そこに菜々や大正の精神が憑依したわけです。
菜々の肉体は、本来戻れないはずでしたが、元々がなな子に装置がかけられて無理やり入れられた精神であったため、病院で蘇生できたことで再びそこへ精神が戻れたのです。
大正の場合は、多分未来世界の彼本人の肉体を蘇生させる存在はないと思うので……ご想像にお任せします。


一言のつもりが、説明をしてしまってとても長くなってしまいました。すみません。
これだけの内容が書けなかったのかと、今は反省しております。
今後の作品づくりにこの経験は活かしていきたいと思います。

また、このたびの企画に参加できたことを嬉しく思います。企画者の方々を始め、参加者の皆様、そして読者の貴方に、多大な感謝を込めて締めくくらせていただきます。

誠にありがとうございました!


2010.11.20 宇多瀬

[45] 「辺境ドーム1779」鳥野 新 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/05(日) 17:34 [ 返信 ]
【題名】辺境ドーム1779
【あらすじ】
 かつてはエネルギーストーン採掘で栄え、奇跡の宝石箱と呼ばれた1779ドームも鉱物の枯渇とともに衰退し今はさびれた辺境のお荷物ドームと成り果てている。縮小の一途をたどっている都市に流れ着いたのは、以前天才科学者として名をはせたリード・エザキと、新しく司政官に就任したアルフレッド・プライス。しかし彼らの邂逅とともに転げ落ちるようにドームの状況はさらに悪化するのだった……
【名前】鳥野 新
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n6082n/



[154] RE:「辺境ドーム1779」鳥野 新 Name:栖坂月 Date:2010/10/08(金) 16:16
これは素直に面白かったです。
面白おかしい冒頭から司政官の就任をベースに問題を持ち上げ、気付いたら一大事に発展して二人それぞれの力を用いて爽快な解決へと向かう、言葉にすれば簡単ですが、絡み合った事象を物語の中でわかりやすく紐解いて見せるのは決して簡単なことではありません。しかもその中に意外性と爽快感というスパイスを効かせるとなると、相応の技術を必要とするでしょう。その基本的な部分、作品の土台作りは見事でした。特に最終的な畳み掛けの部分は、実に楽しい中での読了であったと感じています。
ややBL的な要素を含むとのことで、人を選ぶ作品かと警戒していたのですが、そんなことは全くありませんでした。BLというよりはBLモドキな何かのように感じられた程度です。
あくまで個人的には、結構サラリと流された感のある『娘』についてもう少し掘り下げてもらいたかったなーと思いますが、正直野暮な注文だとも思います。完成された一つの作品としては、言うことなしの逸品であったのではないでしょうか。
楽しませていただきました。


[169] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/10(日) 20:59
 微笑ましい、と言ったら失礼だろうか?

 緊迫した筋立てではある。未知のウイルス感染モノという立派なカテゴリーに入る純粋なハードSFであるのに、小難しい話は一切ない。スリリングなシーンも過不足無くあるのに、何故か殺伐としない。
 この感じ、どこかで、と思ったらUSA製スペースアドベンチャー系のノリなのである。スターウォーズしか知らない人たちのために作品名を挙げるならスタートレック、宇宙空母ギャラクティカ、アンドロメダ(病原体の方ではない)、スターゲイト、あの世界である。
 しかし、そこは昨年捻りを効かせた評判作を投稿した作者のこと、スカしてばかりでなく、昨年トレジャーハンターと現地人少女との軽妙なやり取りを見せたように、しっかりと「掛け合い漫才」を見せる。アルフレッド、マーシャル、リード、フェスらの小気味よい会話を堪能する方も多いだろう。この会話文の多さも本作の特徴なので、これを楽しむか否かで評価は分かれそうだ。

 作者がどう狙ったのかは分からない。が、終始このまったり感は続いて行き、先述の通り緊迫したシーンも、約束通りの勧善懲悪もコーヒー片手、タイトルにシーズンなんとかの付くドラマを見るような安心感だった。


[225] RE:「辺境ドーム1779」鳥野 新 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/19(火) 15:48
ホンワカムードの部分もあり、シリアスな部分もありで、とても楽しませてもらえた作品でした。
1ページごとをめくるたびに、どんな話が来るのかとわくわくさせられました。最初で笑い、途中で引き込まれ、最後までドキドキさせられました。

[252] RE:「辺境ドーム1779」鳥野 新 Name:じょーもん Date:2010/10/20(水) 16:47
 辺境とドーム。そこに何やら利のにおい。ゴミ問題、謎の疫病、それからなにやらこの地には似つかわしくない(いや、そうでもないか)個性的な面々が勢ぞろいと道具立てだけでツボな予感はそのままに、楽しく読ませていただきました。

 ただ、これを文句を言うのスジ違いというのは分かるのですが、横文字の名前を覚えるのが余り得意でないので、すとんと落ちて来る前に、たまに混乱することもありました。覚えちまえばどってことないんですが、某秘書と、某衛生局廃物処理課一課員。『いい男』タグで分類しちまったからいけないんですけどねm(__)m

 まあそういう瑣末はおいておき、読みごたえ十分な一作でした。佳境のドタバタ(とはいわないか?)部分、映像で見たくなる様なスピード感が。ビルをそんなふうに扱うなんてw。

[260] 面白かったです。 Name:招夏 Date:2010/10/21(木) 23:41
こんにちは〜拝読させていただきました。

期待した通り面白かったです。去年も感じましたが、作者様はバイオ関連の知識が豊富ですね。去年の「抹茶〜」を思い出しました。

それぞれのキャラが個性的でイメージしやすかったのが高ポイントだと思います。蛇足ですが、パジャマにコートに寝ぐせの辺りで、私の中のリード氏は、すっかり唐沢寿明(こんな字だっけ?)になってました(笑)

BL要素を含むと言うことだったので、少しワクワク…もとい、ドキドキしながら読み進みました。BLものは、全然ノータッチだったので……(あ、太古の昔、「風と木の詩」は読んだかも……古い…、しかもハード…(汗))しかし、ここでは、全く違和感も嫌悪感もなく、ああ、こういうことならば、そーいう気持ちになるのかもなぁと妙に納得させられました(笑)

誤字かなぁ、と思ったものを上げておきます。

>得に問題とされなかったようだが、

「特に〜」でしょうね?

[261] RE:「辺境ドーム1779」鳥野 新 Name:壇 敬 Date:2010/10/22(金) 01:09
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 一等最初に申し上げたいことは「楽しかったですぅ」の言葉です。
 どなたかが書いておられましたが、海外SFの王道を行くストーリーで、その世代なのでズッポリとはまってしまいました。四人の主人公に『BL』してしまいました。
 切れ者が揃うと怖いもの無しって感じだし、しかもそれぞれの経歴が凄いし、絡み方も絶妙なバランスだし、キャラ立ちまくりで、そーゆー部分が足りない僕としては、十分に勉強させてもらいました。
 ストーリーの展開も構成も、そしてSFのガジェットも十分で、宇宙好きでプラネット好きの僕としては十分に楽しませてもらいました。
 BLは全然感じませんでした。逆にフェロモンというSFのガジェットとして捉えてしまいました。まぁ、この程度はSFの想定範囲内ってことで。
 とにかく、ガツンとやられました。面白くて一気に読ませていただいたことを強く書いておきたいと思います。

 乱文、失礼しました。


[285] RE:「辺境ドーム1779」鳥野 新 Name:石神航 Date:2010/10/24(日) 08:35
 面白い! 爽快とはまさにこのこと。読了感がたまらなくいい。
 登場人物の実にしっかりしていること。地に足を着いているというのが妥当だろうか、きちんと情報整理された中で、暴れまくってくれた。
 BLと聞き、どのレベルだとドキドキしたが、まあ、要素? くらいで一安心。これは万人に勧めたくなる。
 設定にガジェットに、この展開。巧い。大抵どこかで「読まされている」感覚に陥るのだが、それがない。知らないうちにラストまで読んでました状態なのだ。
 リードがいいねぇ。勿論マーシャルやアルフレッド、フェス達も十分魅力的なのだが、彼なくしてはこの物語はありえないというくらいの存在感がいい。
 一部、描写がもう少しあればと思う箇所も点在したが、読み終えてみればそんなのは些細な問題だ。まだ読んでないという方は、是非お読みいただきたい。


[322] この軟禁されたようなゆるゆる感…! Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/28(木) 03:17
こんにちは。拝読しましたので感想です。
不法投棄…被害を受ける田舎なんかを思い出して嫌んなりました(笑)。ゴミの問題あたり、読ませましたねえ、この安定感と安心感と、連続していく展開。楽しく読み進んでいきました。恋ですって? いやー、たぶんこの展開だと…(SFっぽくニヤリ)、といった感じでこちらに期待させつつ。読後も、続いていたゆるゆる〜とした感覚は変わることなく。まさに楽しかった! のひと言でした。

作風であろうと思われる会話文の多さなのですが、各、言わずもがな、いい味を出しています。ただ、読みやすい入りやすいのですが時々に、人物でハテ誰が言ってるんだっけと思う所もありました。天使と人間くらいの差があれば極端でいいのですが、似たような人間が複数並んでしまうと。ちょっとしたことですが見分けが辛いですかね。しかし会話文、ここが味でもありますし、加減が非常に難しい域だろうことと思います(といいますか、自分が見分け苦手なだけなんだろうなーとも思います苦笑)。悔しかったのは、ゴミ男の話あたりです。あれ、誰がゴミ男で…なんて一瞬読みが止まり。ああ馬鹿だ自分(あ゛ー)。せっかくの面白き所を…+

それでは企画作、おつかれ様でした。
見苦しい感想で(ああホントに汗)失礼致しました。


[333] RE:「辺境ドーム1779」鳥野 新 Name:藤咲一 Date:2010/10/31(日) 14:11
お久しぶりです、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。また、感想ありがとうございました。
と、挨拶は程々に、企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

とても面白い作品でした。
辺境ドームで起こった一連の事件。そこから明かされる真実。
また、掛け合いや科学的な部分。演出にと、素晴らしいものでした。
隔離されたドームで起こりえる問題の提起と解決。それをコミカルにシリアスに見せられる力にはもう何も言えません。
純粋に楽しませていただきました。
さて、ま、ここからは余談。辛口でもないし、ただ、趣味交じりの興味本位でホワイトデストロイヤー(以下WD)についての考察です。
作中に登場し、中盤から終盤に至るまで重要なキーアニマルであったWDですが、作中にあったその説明から以下の点が挙げられます。
・単純計算、一ヶ月後には一万五千匹を越える。
・寿命は五年。
で、んじゃあこの恐るべき鼠算は、寿命までほおっておいたらどうなるのか?
と言う事で計算したところ。
4.1721×10の202乗匹。
ドブネズミの小さいのと想定し、面積にして
約1×10の194乗平方キロ。
同想定で体積、及び密度1の計算で重さ
約2×10の190立方キロ、トン。
ちなみに地球の表面積が5.1×10の8乗平方キロで体積が約1×10の12乗立方キロ……おまけで銀河系の輪っかで約7×10の41乗平方キロだとか。
いやはや、五週間少しでケリがついて良かった。作中の時点で約10万匹ですかね。若しくは約56万匹、またそれ以上。脅威です。
まあ、生物であれば計算通りに行かず、自壊点があるでしょうから、机上空論と言う事で。
下手をすれば宇宙を呑み込むであろうWD。イナゴもびっくり星をも喰らい尽くす、空想科学的に最高の自爆型ベクターですね。
WDに宇宙耐性Aがあれば、立派な破滅系SFのキーだったり。
なんて色々とアホな考察をしてしまいました。その時間も実に楽しかったです。
ご馳走様でした。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[387] 皆様、ありがとうございました。 Name:鳥野 新 Date:2010/11/11(木) 00:33
 読んでいただいた皆様、感想をくださった方々大変ありがとうございました。
 そして、企画に尽力していただいたスタッフの皆様、大変楽しんで書き、そして参加させていただきました。運営ご苦労様でした、心から感謝いたします。
 諸般の事情で、感想をいただいた方へのお礼が遅れてしまいました。大変失礼いたしました、お許しください。

栖坂月さんへ
 拙作に慈愛溢れる温かいご感想ありがとうございます。栖坂さんの感想は、他の方への感想も含め丁寧で深い考察があり、感心して読んでおりました。
 確かにご指摘のとおり、あの「娘」のくだりは、ある意味肝なのに簡単すぎたと反省しています。
 そのうち、できれば、もしネタが頭に降ってくれば……続編を書いて、今度は中心キャラの一員として描いてやりたいと思います。

美鈴さんへ
 御明察です。実は私、スタートレックの大、大、大ファンで、あのようなストーリー展開、そして仲間同士の掛け合いの雰囲気が大好きなのです。拙作が緊迫した状況にもかかわらず、展開がぬるすぎるというご指摘かもしれませんが、ご感想を読んで思わず「見抜かれている、私の嗜好……」と、ニヤニヤしてしまいました。(神読!)ご感想ありがとうございました。

尚文産商堂さんへ
 とにかく今回は、好き勝手、やりたい放題、細かいこと抜きで、のびのびと書かせていただきました。
 設定の詰めも甘く、説明も不十分でSF的に幼稚だったかもしれませんが、楽しんでいただけて幸いです。過分なご感想ありがとうございました。

じょーもんさんへ
 どうも、描写の書き込みをするということができず、文章が薄っぺらな気がしています。じょーもんさんの書き込まれていながらも、読みやすいあの文章を書けるように、つめの垢でも飲みたいくらいです。登場人物の名前はま〜〜〜ったく悩まずに、どこでもあるような名前を数秒で全員つけてしまいました。ここら辺に記憶に残らない原因があるのかもしれませんね。ご感想ありがとうございました。

招夏さんへ
 誤字のご指摘ありがとうございます。投票も終わったことですし、早速、訂正しに行きます。
 キャラを気に入っていただき大変うれしいです。とにかく、今回SF、というよりあの4人が書きたかったので……。私は、読まれる方がそれぞれの登場人物像を作っていただきたいのであまり、容姿の描写をしません。(これは私の欠点でもあると思うのですが)リードが、唐沢さんなんて、もう大過分な脳内配役で狂喜乱舞です。いや〜、奴も浮かばれます。ご感想大変ありがとうございました。

壇 敬さんへ
 主人公に『BL』なんて、なんて幸せな奴らでしょう。自分の頭の中で悶々と膨らんでいた世界が、文字になり他の方に読まれると、なんだかrebornというか、彼らに命が吹き込まれたような気がします。作者としてはたまらなくうれしい瞬間です。
 今回はSFとして通用するかどうか不安だったのですが、SFガジェットも充分と言っていただき、ちょっとほっとしました。(自分に甘いかなぁ)ご感想大変ありがとうございました。

石神航さんへ
 リードがいいと言っていただきありがとうございます。私は、自分の書く主人公が嫌いなことが多く、気を抜くと主人公よりサブキャラが活躍してしまう傾向があるのですが、今回はめずらしく主人公に思い入れていました。
 描写がもう少し……これは私も感じています。が、自分で読み返してもどうしていいか良くわからない(爆)ことが多く、今後の大きな課題だと思っています。ご感想ありがとうございました。

饅頭は空を飛ぶさんへ
 ご感想ありがとうございました。会話文を書くのが楽しくて、今回どんどん増えてしまいました。会話文だけで進むところも多々あり、でもその場合、誰がどの台詞を言ったか読者の方に理解できると言うのは最低限守らなくてはならない作法だと思うので、これは大反省です。今後は、気をつけて書きたいと思います。ご指摘ありがとうございました。

藤崎一さんへ
 計算ありがとうございます。単純計算だけで、あとは面倒くさくて(というか、私の数学の限界を超えていたので)放っていました。
 え〜、こんなに増えるんですね(←オイ!)ビックバンも真っ青って感じ……。
 早く増えてもらわないと、ドームが危機的状況にならないと思ってホワイトデストロイヤーの繁殖を設定したのですが、さすがネズミ算と言われるだけありますね〜。
 これからは、もっと設定をきちんとして創作に臨みたいと思います。ご感想ありがとうございました。


[33] 「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/03(金) 18:02 [ 返信 ]
【題名】BANZAI☆ロボット
【あらすじ】
漫才師を目指す若き者たちがいた。生方トシオと、王均道である。相談のたえないボケ担当の均道が、またもや持ち出してきた深刻な悩みとは
【名前】あゆみかん
【区分】掌編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5664n/



[41] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:招夏 Date:2010/09/04(土) 17:44
こんにちは〜、BANZAI☆ロボット拝読いたしました〜

ホラーの時も感じたことなんですが、昨年の作品と比べると、格段に書き慣れて上達してきたなぁと感じました。明らかに読み手側への配慮を見せつつ、テンポ良く仕上げていると思います。

ただ、一つ、指摘させていただけるならば、私が観客ならば、このギャグでは笑わない…かなと……(^^ゞ

[47] 笑いのツボ Name:栖坂月 Date:2010/09/06(月) 12:00
コメディは難しいと、書くたびに思います。面白いものというのは、人によってばかりか時期や状況によってすら変わってきます。その『なまもの』にも等しい代物を小説という舞台で表現しようというのですから、ある種無謀なチャレンジであるとも言えるのかもしれません。そしてだからこそ、万能はコメディもまた存在しないであろうとも思います。
この作品は本当にネタの宝庫です。これでもかってくらい詰まっている、その姿勢には感服するほどですね。多少無理やりねじ込んでる感がある箇所もありましたが、ここまで並べるのも一つの技量だと思います。正直前半はまぁ、小ネタの宝庫という以上の爆発力は感じなかったのですが、観客を笑わせるシーン、やはりここが肝でしょう。ちなみに私は笑いました。凄く負けた感じがしました(笑)
あれだけネタをちりばめておきながら、肝心要の最終局面で素のリアクション芸とか、逆に意表をつかれた格好です。ただこれは、人によって評価が分かれそうですね。おそらくみかんさんもわかった上でやっていることと思いますし、そういう意味で思い切った作品なのではないかと感じました。
ところで、SFはどこに行ったんでしょうか(笑)


[78] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:壇 敬 Date:2010/09/15(水) 19:45
 初めまして。少々引きつった笑い顔で、読ませていただきました。

 何となくですけど「オンエアバトル」を連想してしまいました。苦悩する若手芸人の有様と舞台で滑っているって雰囲気が良かったです。それが「オンバト」を連想させたのかも。
 僕自身は「背景がドンヨリして、額に縦線が入って引きつって笑っている」って感じで、それが作者様の狙いならひょっとしてやられたのかなぁ、って思っています。
 最後に一言。『笑う闇』を思い出したのは僕だけでしょうか……。

 総じて、面白く読ませていただきました。乱文、失礼しました。


[80] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:武倉悠樹 Date:2010/09/17(金) 00:12
はじめまして、読了したので感想を残させていただきます。

SFで何を描くのかと来て、コンビの漫才を描くと言う発想のユニークさは素晴らしいと思います。

最後のブラック且つ下は多少飛び道具の様な気もしましたが、それも込みで楽しい気分にさせていただきました。
合う合わないは勿論あれど、独特の空気と言うか温めの空気感を感じさせる愛嬌ある作品だったと思います。

拙い感想ですが、そんなところです。

[134] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:尚文産商堂 Date:2010/10/05(火) 13:57
尚文産商堂です。

ロボットが漫才ができるかといえば、おそらくできると思います。それも、遠くない将来に。そんな未来を感じさせてくれる作品になっていると思います。

多分、本当にこんなコンビが来たら、自分でしたら見に行くでしょう。大笑いができるかどうかは、全くの別と考えますが。
それはともあれ、作品の中にでてくる掛け合いは、なかなかなものだと思います。でも、欲を言わせていただければ、もう一捻りほしかったような気もしました。

[139] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:和泉あらた Date:2010/10/05(火) 21:15
拝読させて頂きました。

テンポが良くて読みやすくて、漫才師の話って難しいと思うのですが、それが感じられずに純粋に楽しめました!
いわゆるキャラ漫才とか外人漫才の進化系ですよね、ロボットの自虐ネタっていうのがよかったです。
すぐにキャラが掴めたので面白かったです。

[155] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:じょーもん Date:2010/10/08(金) 16:37
最後の一行の掌編SFの成分がぎゅぎゅっとつまって
笑えました。

いやいや、そうきましたか!

なぜなんでしょうね〜。やっぱり愛?

[166] サービス精神満載 Name:桂まゆ Date:2010/10/10(日) 13:36
お久しぶりです。
拝読いたしましたので、簡単な感想を綴らせて頂きます。

あゆみかんさんのサービス精神にあふれたコメディだと思いました。
「特製ベーコンサラダもっちりチーズ南国風ふわふわ仕立てホイップクリーム激辛バーガー」なんじゃそりゃとか思っていたら、味の評判が「カオス」。
どこでツボに嵌るか、解ったものではない(笑)

最後まで楽しく読めました。
ごちそうさまでした。

[199] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:ハセガワハルカ Date:2010/10/15(金) 15:23
 アメリカンコメディと小説との親和性の無さを嘆かずには居られません。ハセガワハルカです。
 生き生きと動きまわる登場人物、冒頭から読者を笑わそうとする努力。この点はとても高評価でした。しかし、狙ってやったのだろうなというギャグの悉くが滑ってしまい、後のハードルを上げ、また滑るという悪循環が、この作品を支配してしまっていたように思います。脈略のないカオスなギャグというのは、頭の中で想像する分には非常に面白いんですが、しかし小説という媒体でやろうとすると、余程うまくやらない限りきついものがあります。
 それでもストーリーには三点をつけさせていただいた最大の理由が、登場人物の魅力にあります。ここまで飛びぬけた個性をもったキャラクターは、そう見られません。「メイドインジャパン」には、流石に吹きました。
 かなりハードルの高いストーリーに、しかし敢えて挑戦するというその姿勢も、高評価です。以後も是非この題材の切磋琢磨に努めて頂けたらなと思いました。
 
 勝手に主題歌:「地上の星」(ピッチ−4〜5/林家木久蔵ver)


[241] RE:「BANZAI☆ロボット」あゆみかん Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 09:34
 文章に若干の拙さを感じましたが、十分に楽しめました。
 読後感の良い素晴らしい作品だと思います。


[384] 「BANZAI☆ロボット」後書き Name:あゆみかん Date:2010/11/10(水) 03:52
こちらご読了とご感想、ありがとうございました。一発、「素だよ!」と、返信をツッコミで済ませようとしていた目論見は、こちらの感想が増えていく度に焦りで薄れていきました(うおー2ケタ)。秋ですね。毛がよく抜けます。いつものように本来ならブログで小うるさく吠えとくべきなのですが、去年内向きだったに比べ今年は「外向きで」という傾向から、こちらで概ねを堂々暴露させて頂きます。

何となく暗かった去年に対し、明るくやろうというというのがまず。
自分の素にまた返ろうというのが、いつものこと(中編の返信参照)。
今回の作品で試してみたかったのは、笑いではなく『意外性』の追究。以上が主でした。

「笑いは?」と言われると、「こんなもんただの素です」としか答えられませんが…
笑いのツボって人それぞれでバラバラだなあと、狙いとは外れた結果に「意外」だと思いました。大変興味深い。と同時に、これで一般の方の笑いの匙加減が解り、次に生かせるなシメシメ、と手応えを感じました。滑る新人お笑い芸人2人という設定で最後まで滑ってもらい、最後は頭の所で締めず作者まで飛んで(饅頭ですけん)何処まで『意外性』とやらが通用するのかを浅ましくも引っ張ってみたのですが、やはりオチというか起承転結での『転』である『意外性』は、話一つにつき一つでいいんでしょうかね。この失敗を例に次に生かせたらと思います。


それでは、返信を個別に。続く。


[385] 「BANZAI☆ロボット」返信1 Name:あゆみかん Date:2010/11/10(水) 04:20
ご感想頂き、ありがとうございました。以下、返信です。


>招夏さん
 うおー、トップバッターでしたか。私の所に感想を入れて下さる方を密かに『猛者』とお呼びしているのですが、『猛者1号』に改めさせて頂きます。でもこっそり。
 ちなみに、私も観客の空気は解りません。

>栖坂月さん
 そして猛者2号。去年の『シュセンド』で只者じゃないと言われ、よし今年は我は只者であるということを存分に見せてやろうと思ったり思わなかったり。小ネタの宝庫というより恥の冷蔵庫じゃないですかね。素材がよく冷えてます。昆布茶で一杯やります?
 恐らく私を分析しましても何も出てこないでしょう。解剖したら餡子が…いえ。
 確かに、思い切って飛びました。この作品の前に書いたホラーがよいジャンプ台だったと思います。でも素で書いてコメディなのね。シリアス言ーてもコメなのね(ry
 これは、きっとSFを探す物語。こんてにゅー?

>壇 敬さん
 こんにちはダディ様。感想書くのも難しいですよね。饅頭相手に練習なされたらいいです。怒っても饅頭ですから。ははははは。
 オンエアバトルはたまに観ますよー。滑ってますねえ(細い目)。それより、「額に縦線が…」ってそれ、ちび○子ちゃんぢゃないですか。さくら先生、長年のファンです。何故それを…やっぱりテレパシー? 『笑う闇』を検索してみましたが上手く引っかかってくれませんでした。漫才ロボの話なのかなぁ。笑うせぇる○まんなら知ってるのに…

>武倉悠樹さん
 ほれみれ、ダディ様はじめ伊達者な方々には苦い笑いなんですよ(と、世間と自分に言ってみる)。飛び道具と聞いてタケコプターしか連想できませんでした。実現は不可能と言われた道具も、発想を変えれば可能になるかもしれません。今は饅頭が身代わりに飛びます。

>尚文産商堂さん
 できるのかぁ!? ロボットが漫才…ツッコミまくって崩れて散らかって残骸回収して終了ですかね。破壊系なんですね。素敵です。
「意外性」とか言うておきながら、じゃあ意外じゃなかったらどうするんだと。ですよね〜w


続く。


[386] 「BANZAI☆ロボット」返信2 Name:あゆみかん Date:2010/11/10(水) 04:24
ご感想ありがとうございました。以下、返信です。


>和泉あらたさん
 はて何で漫才師の話を書こうと思ったんだろ(爆)。うーむ忘れた。そうですね、いわゆるキャラ外人自虐進化系漫才(纏めちゃったw)です。いわゆるじゃねいよ、と言われたいのです。自虐が進化したらただの見苦しい暴走です。

>じょーもんさん
 短文でも単語でも言葉に力があるのです。爆発です。流石じょーもんさん、深いですね。いやいや、そうきたのですよ。わかりましたか、そうです、電車ごっこ(プレイ)だったんです(え)。あぁ私は線が有ると書いただけで拙い説明不足で、こんな←。愛であいあいと(掛け声)包んでやって下さい。よし、上手く収めた。

>桂まゆさん
 今年確信しました。笑うツボか感性が似ている。カツラ眉。言ってみただけです。漢字で表すと、「穴」って感じです。ウカンムリちょんまげ。変人の穴。…強引かなあ。『もっちりとした食感の白いパンに小倉あんを包み焼き上げホイップクリームを入れた大福みたいなホイップあんぱん』てのが実際売られているのですが、今度探してみて下さい。普通の味です。ちなみにここの部分、軽い風刺のつもりでした。お粗末で…

>ハセガワハルカさん
 ご丁寧にありがとうございました(赤字…)。実際飛ぶどころか1メートルすら走れる気がしない饅頭です。いえ、このような作品を小説と言って頂けただけで充分に嬉しいです。「メイドインジャパン」で良かったのでしょうか、「メイドイン小倉」と地域限定にしようか迷ったのですが。均道も、このままじゃただのキモ寒い奴に終わる、と危機感で絵をゴマカシで描いてみたのですが、顔が丸くなっただけでした。地上の星、みゆきさんの方は好きです。

>ロメルさん
 こんにちは。小説というより漫画ですけん。元々、漫談みたいなのが作風ですけん…とかを言いながら、悪文でもない小説を目指しますね。素晴らしいと言って頂けて嬉しいです。


以上、返信でした。猛者3号は誰にしようかなあと眺めつつ、またあれば来年です。
すっかり忘れる所だったのですが、この作品でエンタメ賞2位を頂きました。2位。私にとっては微妙に目立たない最高のポジションでした(中間発表で『変人の穴』バナーと並んだ時は「変人かよ!」とかorz)。投票して下さった皆様、ありがとうございました。こちらで厚く御礼を申し上げます。

それでは、長々とでしたが、楽しい企画祭でした。
また何処かでお会いいたしましょう☆


2010年11月 散策しまくる あゆみかん


[35] 「リターン・トゥ・マイライフ」あゆみかん Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/04(土) 14:07 [ 返信 ]
【題名】リターン・トゥ・マイライフ
【あらすじ】
何度、試合に負けたっけな。もしも勝っていたなら、違う人生を歩いていけたかな――システム開発株式会社『MAGITEC』、通称『魔界』と呼ばれたその会社内では、あるプロジェクトが進行していた。開発中仮想化ソフト『失敗修正マイライン[FCML-X](仮)』、自分の過去での『失敗』を修正するあくまでも『ゲーム』だったが、プログラムのバグを取り除くデバッガが必要だとされ、その試験(テスト)用ソフトは、ある社員によって屋外に持ち出されていたのだった――『魔女のハートでお届けします』
【名前】あゆみかん
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5812n/



[143] ちゃんとシリアスでした(笑) Name:栖坂月 Date:2010/10/06(水) 09:29
去年の例があるので警戒しながら読み進めたのですが、予想を良い意味で外された印象です。楽しませていただきました。
個人の過去に干渉するというシステムは派手に見えますが、あくまで虚構という線引きをしたところに潔さを感じますね。この部分の設定が曖昧だと切なさを表現することが難しくなると思います。安易な救いは作品のためにならないとわかっているのだろうなと感じました。
恐らくは配慮の結果だろうと思うのですが、全体としての纏まりも申し分なく、一貫した作品像を見せていただいた印象です。オマケ二つを切り分けたのも、そういったことからなのかなーと思えました。まぁ、書かずにはおれなかった部分もあろうとは思いますが(笑)
とはいえ、見方を変えれば「奇跡なんか起きないよーん」とおどけているようにも思えますから、実際のところ作者様の真意は図りかねます。むろん、そんな思惑は抜きにしても面白い作品ではありました。
でも次は、スパイシーなコメディが見たいなー(笑)


[171] RE:「リターン・トゥ・マイライフ」あゆみかん Name:石神航 Date:2010/10/11(月) 01:54
 作者の個性であるちょっとした笑いや小ネタは忘れず(と言っても、殆どスルーしてしまいそうなものばかりだったが)、しっかりとシリアスをやってのけてくれた。おまけに関しては、読むか読まないかは自由……ということで、割愛させていただいた(申し訳ない)。
 さて、自分の過去について後悔しない人はいないだろう。あの時ああしていれば、あの時の行動が原因で云々、誰しも後悔を抱いて生きている。もし、ゲームとはいえやり直しが効いたら。
 好きだった先輩の死を、自責の念に駆られながら、不器用な少女は必死に乗り越えようとする。健気だ。健気すぎる。生真面目で真っ直ぐで、彼女の視界は狭い。こんな些細なことが失敗なのか、そんなことで躓くのか、いちいち考えもしたが、思い返せば自分もトイレに閉じ込められ(以下略)という失敗を何度も蒸し返される度に、なぜあの時ドアを閉めて用を足したのかなど、くだらないことを考える。
 些細な失敗の繰り返しが人生や人格を作っていくのだと、読みながら改めて思ったが、それにしても彼女の鉄仮面的な性格に直接結びつくエピソードがどれだったか断定できなかったのは残念。彼のことを想うあまりガッチガチに? というわけではなさそうだ。彼女がいつもクールでいたい本当の理由が知りたかった。
 最後の場面、虚構だと知っていてもの辺りでは、上手い構成だなと唸った。妥当な六万字だ。


[208] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/17(日) 09:11
 本来はスルーしようと思っていた。どうしても忘れられない癖の如く、ギャグを織り交ぜないと気の済まないこの作者のこと、また途中でげんなりか、と思ったのだが、読め、という人がいる。それで読ませて頂いた。

 物語自体は「タイムマシンもの」変形の「パラドクスもの」。これと同じ題材でSSやらヒッチコック劇場やらでショートドラマがあったような気がする。非常に魅力的な題材だ。人生やり直せるならという人々はいくらでもいるはずである。
 この作者の作品、軽妙な語り口は一種癖があったが本作では意識したのだろうか、上手く押さえ込んでいる印象があった。構成自体で言えば、前半四分の一までのゲームの成り立ち・説明が少し長かったろうか。その後のテンポのよさには、作者も苦手な部分を書き終えてほっとしているな、とにやり。
 総じて苦心して仕上げた達成感を感じられた。
 いつも感じることだが、見ての通り作者はイラストが得意なので、小説というよりもコミックをノベライズした感じがする。一層の事、コミック化したら非常に面白いものが出来るのではないかと思う。


[223] RE:「リターン・トゥ・マイライフ」あゆみかん Name:尚文産商堂 Date:2010/10/19(火) 14:41
どんなことがあっても過去を変えることができない。でも、ゲームの中なら…?そんな感じで読み始めた作品でしたが、進めていくにつれて、現実とゲームの境界線がいい具合にまじりあっていったような気がします。

[264] RE:「リターン・トゥ・マイライフ」あゆみかん Name:招夏 Date:2010/10/22(金) 15:03
こんにちは〜拝読いたしました。

面白かったです。しょっぱなから、ぐっと引き込まれるものがありました。小ネタの多さと、独特の語り口は相変わらずなのに、それほど邪魔に感じない。むしろ、癖になりそうな文章になっていると感心しました。

辛いことも悲しいことも、普通ならば時間が解決してくれます。その普通に、このゲームを持ち込んだらどうなるんだろうか、やはり、こんな風に時間よりも早く昇華することができるんだろうかと、考えさせられました。折しも、今はセイタカアワダチソウの季節。バスから見たセイタカアワダチソウの形がとんがり帽子に見えて、「ホレ、これ使ってみ?」とゲームを差し出すんじゃないかと、ふとそんな妄想にとらわれてしまいました(笑)

現実は変えられない、この言葉がこの作品を姿勢の良いものに仕上げていると思います。

楽しい作品をありがとうございました。

[297] RE:「リターン・トゥ・マイライフ」あゆみかん Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:11
 泉に共感しながら、するすると一気に読んでしましました。泉という少女の描写がお見事です! 彼女達と一緒に彼女の過去を体験するうちにどんどん泉に共感していきました。そして、穂積との距離が、だんだん近づいていく様子も自然に描写され、過去を修正するうちに泉が感じる微妙な心情が手に取るように伝わってきました。
 感情移入できる作品でした。う〜ん、良い話だ〜。


[382] 「リターン・トゥ・マイライフ」返信 Name:あゆみかん Date:2010/11/10(水) 03:14
ご感想頂き、ありがとうございました。
以下、個々への返信です。


>栖坂月さん
こちらをお読み頂き、ありがとうございました…どうしましょ。とりあえず、去年のはお忘れ下さい、作者も忘れました(プイ)。今年は、結末も路線もまるで見えなかった去年と比べ、結末は最初から決まっていました。悲劇である。…悔しいですね、現実に幸せにできなかった。バッドにするのは現実を書けばいいので簡単ですが、漫画ではない幸せにするのは、困難です。また、いつかチャレンジさせて頂きますね。そして…
…ああ分けたさ、ギャグとシリアスを。書かずにはおれ…ごほ、ごほほ。…奇跡なんか起きないヨンだとう!? 思ってないやい(怒☆)そして。
>作者様の真意は図りかね
ふ、流石の月殿も私への分析は不可能と。うしゃしゃしゃしゃ。何コレ(汗)。
最後に。すぱいしー、って何ーっ!? 来年の課題です(増えた…)
以上、ツッコミで締める☆完。

>石神航さん
いやいや、トイレのドアは閉め(略)。
『ゲームで過去を振り返る』発想自体は、一昨年のさんすう扱い同様に、9年も前の自作漫画ネタから掘り起こしてきたものでした。実はゲームはファミコンだったんですが(うわ)、それじゃあまりにも古すぐるということで、現代にある仮想化をくっつけちゃったw話でした。スタッフの話はちょっと出すぎたかとは思いますが…出すぎたよなぁ(後悔)。
泉は話のなかで、象徴的な役割でもありますね。そういえば去年もそうだったような気がせんこともない。最後の締めは、作者ワンパターンやなと。啼きます。

>美鈴さん
スルー。やはり。それより、ヨメと言った方のほうが誰じゃと3分くらい気になりました。と、言いますか、どう返信してよいものかが唯一解らないのですけれども(苦笑)。ひとまず、ありがとうございますですよ。コミックをノベ…
(- -)ぴんぽーん。

>尚文産商堂さん
上手くいったみたいで良かったですよ(汗)。題材で美味しいスープを作りたいのは常なのですけれども。来年はスパイシーが入るのでしょうか、刺激はツボだけで充分です。

>招夏さん
こちらにも感想をありがとうございました。流石、感想の内容もファンタジーでいらっしゃる。読んで「これは掌編の一端か!?」と思って(笑)。ごほん、読み返してみれば、小ネタも詰めましたね…おもちゃ箱が好きだからしょうがない。大体ですが、泉は1995年ぐらいの生まれで2000年辺りまでの過去を思い出させるような感じで詰めました(おまけの方はもっと過去広いですが)。古い物が好きなのですが、おかげで楽しんで書けましたね。そして、反省の多い自分が、「このままだと悔しい〜!泣」と出来上がった作品だったり(そこはどうでもいい…)。虚構とか現実とかは、もう直接ではなく、感じとって頂ける作品に出来たらと思います。

>鳥野 新さん
去年は失礼しました(汗)。今年は共感できて良かったなぁ〜、とほっと一息。去年も今年も、気難しい性格をどう書いたらいいものかと。書き足りない面もあったのですが、また探るつもりです。本当は、本当にハッピーにしたかったんですけどね。いつかまた挑戦です。


後書きへ続く。


[383] 「リターン・トゥ・マイライフ」後書き Name:あゆみかん Date:2010/11/10(水) 03:29
後書きです。長くなりますが、失礼します。

まず指摘しなければならないのは、表面上と、実質の差異です。恐らく皆さんに思われているのとは、かけ離れていることだと思います。作品づくりへの姿勢について、素で話させて頂きます。

私自身、細かく複雑な性格や環境なので、表面的に「表現」することにより現状を確かめられる、そんな過程がこれまで書いてきた作品群にあります。悪く思われるのも承知で言うと、これまでの作品は読者様のためじゃなく、自分の為に書いている、きたと言えます。なろうに登録して投稿してから(修正は誤字前書き後書き以外特に大きくしてません)が文字相手のスタートでしたか、行き詰まると始めに戻る私は昔からの書いてきたのを読み返してみて、何度も素に返ろうと繰り返しています。洗練されたは面白くなくなる、かつて読者様から頂いた言葉でもありました。今は、深くよく理解しています。

私は、ただのバランスを取りたがる人間です。中立が好きです。
出過ぎりゃ引っ込むし、右崩れりゃ直すか左を崩します。絵画なんかだと、無駄な空間があってこそ主張である素材が生きてくる。人間にも余裕、という言い方がありますが、その他ひっくるめて私は「必要ムダ」と呼んで好んでます。
そして中立精神ではありますが、表面上もしくは見方を変えればそれは平和主義者ともとれ中途半端ともとれ甘さともとれ、落ち着いているともとれ、いい加減適当でもあります。抜きん出ることはない、2番以下ポジションが好きだったりでしょうか。これって、大人になる(人格が形成されていく)ことでもあると考えています。

私の場合、表面上ではコメディ(癖というか漫画です)が出ていますが、実際は不器用です。あんまり笑いませんし、「泉」なんていい例だと思います。作品は作品で独立し、さながら自分から赤子のように分離している反面、やはりミラーか分身だねー、なんて思います(排泄物だ、なんて某映画監督&著名人が言ってたなぁ…遠い目)。また、自分に厳しく他人に甘くは、限界がきます。それをも思った今年。きっっちりと、一昨年、昨年と続いていた失敗又は実験は、何とか決着というまだまだ不完全な形に成りました。感想等、ご意見の下さったこれまでの一人一人全員に感謝の意を嫌と言うほど聞かせて(ごほ)差し上げたいのは山々なのですが、それは尽きることなく危険シツコイので…最後に不器用な一言で纏めさせて頂きます。
また、何処かでお会い致しましょう。来年がありましたら、(まぁなくても細々と)またよろしくお願い致します。

ありがとうございました。


2010年11月 ああ少しスッキリ あゆみかん


[108] 「燕と夜叉」俊衛門 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/10/01(金) 23:23 [ 返信 ]
【題名】燕と夜叉
【あらすじ】
あたしが失ったもの、得たもの、全てがあの空にある――ある時から人類を脅かす存在となった、異星からの侵略者「仮性体」。天使と夜叉の名を冠する彼らに空を奪われ、地上に磔にされた人類。最後の手段として人は、倫理も尊厳も全てかなぐり捨てて"夜叉"たちへの牙を生み出した。希望、あるいは兵器として造られた子供たち。 その一人。燕玲と名付けられた少年を預かることになった潘金麗。かつて故郷を失い、父を憎むことで生きてきた金麗。その父が遺したものに複雑な思いを抱き、その中でまた父と、故郷に思いを馳せる。手探りの未来と顧みない過去との狭間で、戸惑いと共に奇妙な共同生活が始まった――
【名前】俊衛門
【区分】長編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n0808o/



[125] 「燕と夜叉」感想 Name:鳥野 新 Date:2010/10/05(火) 01:36
 エヴァの使徒を彷彿とさせる仮生体。と、思いましたが、作者が描く世界のオリジナルな雰囲気がそんな瑣末なことを瞬く間に凌駕してしまいました。
 これが、本で売られていても違和感のないような安定感。
 繊細な筆で金麗の少年に対するぶっきらぼうだが、必死な愛情が生々しく伝わってきます。感情表現が、抑えた筆致の中にあふれ出してくるようで感嘆しました。とくにアミヤとのクールなそれでいて絶妙の距離感がバター茶で描かれるくだりは、唸ってしまいました。
 十二章は本気で涙……。
 SFなんだけど、しっかりした人間ドラマを堪能させていただきました。
 今回読むもの読むもの皆レベルが高くてたまりません〜〜〜!


[163] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/10(日) 10:37
 所謂セカイ系である。私が真っ先に類似を思い浮かべたのは、内容は全く違うものの「最終兵器彼女」(この場合「彼」か)だった。勿論「エヴァ」や「ガンパレ」のセカイ観でもある。若い方が参加者にも読者にも多い様子なので受け入れ易いだろう。

 こう決め付けてしまうとラノベの典型と思われてしまうのだが、本作は作者の力量が遺憾なく発揮されたので、読み進めれば類似云々を置き去りにさせる。先のレビュアーの示した通りである。
 相変らず文は硬質且つ読み易い。主人公たちの掛け合いや行動、仕草が丁寧に描写されている。
 部分部分、端折った感もなくはないが、穴までは至らない。総じて上手く纏めた。
 それに、表主題ではないが金麗とアミヤの関係。これが作品に色を添えている。
 また、この手の作品は予定調和を目指す方が受け易いが、安心(?)なことにきっちりその方向へ着地する。そう、ある意味バッドエンドである。

 ひとつ気になるのは、見え隠れする作者の某国嫌い(笑)
 確かに昨今の状況から致し方がないのだろうが、まあ、未来史としては十分可能性がある展開なのでそう嫌味ではない。但し、今後、この手の作品を書く時には、一度中立の視点で書くことをお勧めする。
 なぜなら、イデオロギーの臭いがするエンターテイメント作品は、反対側から見ればプロパガンダでしかないからだ。そんなことで作品にケチが入るのは勿体無い。まあ、大したことではないので気に留めるだけでいいと思う。


[246] RE:「燕と夜叉」俊衛門 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 10:03
燕玲萌え!
萌えればいいってモノではない?
萌えないモノに何の意味があるのだ!?

燕玲萌え!大事なことなので(ry
男?
種族の壁を超えているからそんなことは関係ないのです。


[262] RE:「燕と夜叉」俊衛門 Name:壇 敬 Date:2010/10/22(金) 01:32
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 御見逸れ致しました。
 序盤から引き込まれ、気が付いたらページを重ねている始末。そして、読み進めることすらもどかしい程にストーリーの行き着く先を求めて、一気に読んでしまいました。読み終えた今は、ただただ賞賛するしかないという心境です。
 背景や風景の緻密な描写、軽妙だけど計算された会話の数々、それぞれを描写する表現、そして、地の文に脈々と流れる金麗の心理描写にはボディブローを食らいました。更に、ゆっくりとだが確実なストーリーの構成と話の骨格を成す伏線の絶妙な配置にも脱帽です。切り捨てられた月に移民した人達。読み進めている時にふっと思っていた部分が、後で如実に明かされる事実につながったことに気付かされた時、僕はノックアウトでした。この伏線だけで、僕は十分勉強になりました。
 ホントに、良いストーリーを読めたことを幸せに思います。ありがとうございました。

 乱文、失礼しました。


[263] RE:「燕と夜叉」俊衛門 Name:じょーもん Date:2010/10/22(金) 14:32
 美鈴さんも書かれていますが、アミヤと金麗の微妙な距離感と、それから引き篭もる家族とも言えない二人の距離感を、直接表現するのではなく、丁寧な描写でかもしだしていく手法が絶妙でした。

 もうちょっと、燕玲自体の心の動きが絡んだものを見たかった気もしたが、それでは時間も文字数も足りないだろう。イベントに参加するということの功罪を両方感じた作品だった。
 もうすこし、じっくりと心に踏み込んで表現するに足るテーマだと思った。

 幸せな子供だったことがなく、なりたかったわけでもない母親のような役割と、成長する子供と距離感が保てずに、不安と鬱屈をそのままぶつけてしまう、あらゆる意味で不安定で中途半端で、ついでに自分の感覚の延長でしか世界を捉えることができない金麗を中心に、壮大なテーマを切り取るという描き方は上手いなぁ…。

[270] うまー Name:栖坂月 Date:2010/10/22(金) 21:51
上手い、上手いですよ、これは。
正直非の打ちどころがなくて気に入らないくらいです(笑)
好き嫌いという個人的要素を排したとするなら、最も評価される作品の一つであろうことは間違いありません。文章、描写、展開の速度と妙、いずれもが高レベルにあります。特に心情描写、滑らかで凹凸の少ない表現が並んでいるにも関わらず、転換期における説得力と爽快感を表現しているのは見事でした。この辺が強引だと、どうしていきなりそんな風に考えるんだと、読者を置いていくことになりかねませんからね。
それは私の作品でした。ごめんなさい。
その中で一つ、実に些細なことなんですが違和感があったのは父親の真意でしたね。何を思って預けるなんて思ったのかと、色々な理由が考えられはするんですが今一つ納得しきれなかったという感じがします。新しい弟としてならまだわかるかなと感じたのですが、そんな意図って感じでもなかったように見えましたし、本当に遺す気があるなら何かあったんじゃ、とか考えてしまいました。あんな気味の悪い(失礼)赤子を託したら、そりゃ反発するだろうし、その程度はわかっていただろうにと。まぁそれでも尚って感情は理解の範囲内ですし、特に男親ってのはとかく子供の欲しがっているものを理解してないもん(笑)ですから、そういう父親だったのだろうと思ってはいますが。
ちょい難癖つけちゃいましたけど、面白かったことは掛け値なく事実です。こういうビリビリと迫ってくる小説、私も書かないといかんのでしょーなぁ。
楽しませていただきました。


[278] ウルウルウル……感動…… Name:招夏 Date:2010/10/23(土) 18:09
こんにちは、拝読しました。

…………
言葉が出ません。すっかり作品世界に呑み込まれて……感動してます。

健気で強い燕玲と、心に硬い鎧を纏った脆い金麗、そしてすべての感情を鋼の仮面で覆うアミヤ、この三つのキャラが実によく立っていて、あっという間に物語の中に引き込まれていました。あ、勾玉のネックレスをくれた兵隊さんも良い味わいの輝きを添えていたと思います。

少しずつ歪な人間が集まって(金麗の両親然り、夜叉然り、その他のメインキャラ然り)、この物語の世界を完璧なものにしているようで、ピースの多いパズルが完成して、ほれぼれと見つめているような、そんな後読感を堪能しています。面白かったです。お見事!

ちなみに、去年はギリギリアウトだった俊衛門さんへの感想付け、今年は間に合ったぞ〜(やったね!自己満足です。すみません(汗))

誤字発見

56ページ
>駐車器を燕玲の首に押しつ
け、引き金を引き、同時に

注射器ですよね。

[316] RE:「燕と夜叉」俊衛門 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/27(水) 12:48
どのような生物にも進化はありますが、それが、同種のものであろうとも突如として的となるということもありうるという作品でした。

生物が進化をするというのは自然の摂理ではありますが、その方向は、時として世界を滅ぼす方向へ進むこともあります。その時の人類の動き方というのを、考えさせられる作品に仕上がっていると思いました。

[324] ちゅどーん… Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/29(金) 06:10
自分、最後読み間違えてないだろうかと一抹の不安を抱えつつ。拝読しましたので感想です。失礼します。

背景描写と、雰囲気を壊さない安定した文章。冒頭からの引き。出だしから、お見事でした。分かり易い設定にも申し分ないですね。いやしかし、何だか丸くなりましたか(笑)? 今年はキッチリ書いてきたー! と思いながらの反面。世界観は硬質…だろうけれど、主眼が女性人物、時折入る自然風景のおかげか、上手く緩和されて心地よいものに仕上がっていると思いました。時間に追われながらも(重複等誤字が多い苦笑)ご自分の好きなものを書き切ったんでしょうかね、そんなことをも、ふと思いながらの読了でもありました。最後まで一気で面白かったです。いいなあ、どの人物にも魅力があって。燕玲、名前にも最後で魅かれましたよ。儚さがツボでしたかも。
しかし最後って…バッド…えんどで…(解釈に自信なし)。まあいいか? いいのかな? 微妙な余韻だったのですが、まあ気にしない方向で(笑)。

さてそれでは、ここいらで失礼します(夜が明けたっうお汗)。
企画作おつかれ様でした。面白かったです。


[327] RE:「燕と夜叉」俊衛門 Name:石神航 Date:2010/10/30(土) 21:57
 自分が本当に金麗になってしまったのではと錯覚してしまうほどに、感情の流れや葛藤が痛いくらい伝わってくる。ひしひしと棘のように刺さる生の感触は、とても辛いのだけれど心地いい。
 彼女の苦しみというのは、現実味がないのに与えられた使命と、目の前で起きていることをまともな事象として捉えきれない自分との葛藤なのでは。子供を育てたことのある人なら、なんとなくわからないでもないだろう、「いつの間にこんなに大きくなって」を、時差をもって感じる。あの感覚というのは、確かにどこかSFめいている。
 金麗とアミヤの、互いにギリギリのところで保っている関係というのは、ある種素晴らしいと思う。互いにストイックでいる、決して自分の口からは、本音は言わない。そして燕玲も、ほんの短い命の中で、自分の存在価値や愛について考え始める。巧い。このバランスというか、雰囲気というか。憂い、ノスタルジックで力強く、自分の主張をずっと隠していて、誰かに本質を見極めて欲しくて、そんな作者の信念が見え隠れする。
 確かに、金麗の途中の行動については、首を傾げる人もいるだろうが、私には多少覚えがある。それは、全くの疎外感をどうして払拭していけばいいのかと、一度なりとも悩んだ人間なら、共感を覚えるだろう。燕玲の奇妙な成長や自分の秘密等々、彼女の蟠りも、ちくちくと伝わってきた。
 勿論、ああいう結末しか浮かばない内容であるのだし、多少なりともそれを臭わせていた分、唐突に違う展開になっていくとは全く考えも及ばないわけで、それについては文句はない。
 注文を付けよと言うならば、彼女の両親という存在の大きさが、読者に多少伝わりにくい部分があったと言うこと。恐らくは、母親に関しては、子供にとっては常に母親でいて欲しいという子供の心情であるのだろうし、女の部分を強調されてしまうと興醒めしてしまう、否、母親でなくなってしまうのではないかということなのだろう。その気持ちを、やはりもっと強調してみれば、金麗の身の置き方について更に掘り下げることが出来たのではないだろうかと、思うのである。


[381] RE:「燕と夜叉」俊衛門 Name:俊衛門 Date:2010/11/09(火) 22:34
セカイ系って、そういえばロクな終り方しないんだよなー……「おめでとう」だの「気持ち悪い」だのって。

それはともかく、感想御礼。

>鳥野新さん
言われて気づきました、確かに使徒っぽい(笑)

あの辺、バター茶のくだりはそれほど意識していたわけでもないんですが、うまい具合に合致したようで。それはそれで良かったです。バター茶って飲んだことないけど。外観も「セブン・イヤーズ・イン・チベット」ぐらいでしか見た事もないから良く分からないけど。なんか白っぽいお茶ってだけで(何
まあともあれ、ありがとうございます。しかし、涙は大事な時までとっておきましょう、拙作ごときに安売りしては(笑)

>美鈴さん
某国嫌いというご指摘に少々面食らっているんですが。こんなにもっ! かの国への愛にっ! 溢れているというのにっ!

冗談はさておき、今作は殆どあなたへ挑戦するために書いたような物でして。だからまあ、どんだけメッタ斬りに鱠にされるか戦々恐々としていたわけですが、意外にもお優しいのですねw 
まあ、去年あなたに発破をかけられたお陰で、少しだけ自分の持てる武器が広がったような気がします。しかし、まだ完全にあなたからの宿題を消化し切れたとも言えないのでもうちょい踏み込んだものが書けるようになりたいものです。
感想ありがとうございました。ちなみに、某共産党を除けば比較的自分は親中です(笑)

>ロメルさん
あれに萌えるとは、あなたもなかなか奇特な(ry
あいや、ありがとうございますw

>壇 敬さん
分不相応すぎる感想に、これは果たして誰宛の感想なのだろうかと、ああそう言えば一番上に私の名があるしひょっとして拙作への感想!? と、これが悩み悩んだ「小一時間」の顛末です。
過分な感想、痛み入ります。でも、SF分はあなたには敵いません(笑)

>じょーもんさん
メッセで誤字報告、ありがとうございました。
じゃなくて、感想ありがとうございました。そう、確かに燕玲の描写は甘かった。そこは今作、一番悔いの残るところです。手を抜いたつもりは無いのですが、それでも気が抜けている証拠だな、なんて思いつつ、じょーもんさんのご指摘、肝に銘じて精進してまいります。次も同じような感じでやるか、分からないけども。

>栖坂月さん
いやいや、おだてても何も出てきませんよー。まあ、栖坂さんにそのように言われれば、少しは自信につながりそうな勢いです。
で、まあ父親のことですがそれは何と言うか描写不足というよりも描写そのものが見当たらないという、物書きとしてはあるまじき行為。嗚呼、何と言う……。
まあ、阿呆な父親だったんです。そういうことにしてください(笑)
感想ありがとうございました。

>招夏さん
あら、なんだか感想を急がせてしまったようで申し訳ありません。ええ、お陰さまでしっかりポイントに(殴
感動した、とはもったいなきお言葉。その言葉を聞いただけで、苦労した甲斐があったというものです。ありがとうございます。

>尚文産商堂さん
すげー尚文さんの感想だけ見ると、まるで拙作がSFであるかのようだ!

いや、そこまで遠大なテーマがあったわけではないんですがねw ややSFっぽい(神のたまわくセカイ系)舞台とガジェットを揃えて、でもその世界を使って哲学的な論理を展開するという、そういう本格的なものは自分には書ける気がしないので。そういうのは尚文さんに任せますよ(笑)
ありがとうございます。

>饅頭は空を飛ぶさん
まあ、バッドエンドで。基本、ハッピーエンドかバッドエンドか、と明確に色分けできるほどの器量は持ち合わせておりません故。作者が。そして作者、別に丸くなったというわけでもなく、たまたま書いてみたらこういう形になったという感じなので多分また元に戻ります(笑) その時は、まあ下手に構わずそっとしておいてやって下さい。
感想ありがとうございました。

>石神航さん
何と言うか、さすがというか目の付け所が違うというか、先の神レビュアー様と言い、本当誤魔化しが効かないから恐れ入る。次々指摘された部分は、自分でも少し手を抜いたというかちょっと力の入れ方を加減してしまった所です。素人風情が、何を「加減」などする必要があるか、そんな「加減」が作品の質を落とす。分かっていても、作者が根性無しなものだからつい手を抜いてしまうんだよなー、なんて。
しかし「金麗になったような錯覚」とは、これまた嬉しい限りです。一人称は殆ど書いたことがないのですが、そこまで感情移入していただけるとはまさに無上の喜びであります。ありがとうございました。


[104] 「変人の穴」栖坂月 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/30(木) 18:16 [ 返信 ]
【題名】変人の穴
【あらすじ】
行き詰った時、現実から逃れたいと思った時、人には見えるものがあります。彼に見えたのは絶望? それとも希望? いいえ穴でした。
【名前】栖坂月
【区分】掌編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n0594o/



[106] ぐうの音も出ない Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/01(金) 03:34
こんにちは、拝読させて頂きました。簡単ながら感想です。

読んだ後で言葉が浮かばない作品というのは、評価や感想が難しいと日々感じています。悪く言えば突出したものがない、良く言えば万有に万能(←大規模すぎますが笑)。はっきりと『良い』とも悪いとも言えずかな、それが読後でした。
坦々と「俺」から物事を見ているさまで、非常に捉え方がお上手で、そこの技術面は自分も習うべき所なのですが、落ち着き過ぎてしまって物足りなさは微妙ですがあるかな、とも思いました、でもまぁいいかな、というのも(結局どっちなんだ)。決められませんのでやはり良い悪い判断ではないですね。
何となくですが、藤子不二雄A氏作品のような感覚が残りました。不思議というより貫禄や現実感からの闇、奇妙の方の感覚です。

それでは拙い感想ですが、失礼致しました。
企画作、おつかれさまです。


[119] RE:「変人の穴」栖坂月 Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/03(日) 21:46
 こんばんは! 作品を読ませていただいたので、感想を書きにきました〜。

 SFって実はあまりよく解ってない僕でして、『SF=少し不思議』という捉え方があるのを、この企画を通して知りました。
 作品を読み終えて、「なるほど、こういうのを『SF=少し不思議』って言うのかな」と思いました。とても面白かったです!
 主人公の憂鬱な心境とか生活環境、そして穴で戯れる様子。それらが分かり易く、そして丁寧に書かれているなと思いました。
 なんだか主人公の存在をすごくイメージしやすく、実際に作中にあるような穴に遭遇したら自分も主人公のような行動に出るかも、と思うくらいリアルに感じられました。
 そんな書き方を是非とも見習いたいです。

 ラストが、「あれ、終わっちゃった……」ってくらいにあっさりとしていたので、何か落ち着きたいなという感じはしました。
 でも、一瞬の不思議体験があっさり終わる気持ち、上手く言えないですけど現実でも味わうことの多いもののような気がして、そこが逆にリアルに感じるな、と。

 最後となりますが、タイトルが素敵でした!
 『変人の穴』。何が変人なんだ? って思いましたが、読み終えてから納得しました。
 『“変”わりたい“人”のための穴』って考えるとピッタリの名前だと感心したのですが、いかがでしょうか?


[129] RE:「変人の穴」栖坂月 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/05(火) 12:59
尚文産商堂です。

パラレルワールドというSFでは定番の設定でしたが、向こうの世界とこちらの世界で変わった人生を味わうというのも楽しいのではないかと勝手に思わせてもらいました。

公務員をしている向こうの俺と、売れない小説家をしているこちらの俺。結婚した向こうの俺と、未婚のこちらの俺。
想像は膨らんでいくばかりで、とても楽しませていただきました。

[137] RE:「変人の穴」栖坂月 Name:和泉あらた Date:2010/10/05(火) 20:09
拝読させて頂きました。とても面白かったです。

不思議な世界に入り込む感覚が自然で。
よくあるような向こう側の人は全てを知っているという設定でなく、自分と同じく探り探りに対話をしているというのが、私にとっては斬新でしたし好きな感じがします。
奥さんの容姿を気にするこちら側の自分と、俺の嫁だぞ察しろと突っぱねる向こう側の自分の、どっちもどっちなやり取りに笑ってしまいました。

[145] ああ!だから変人なんだ〜 Name:招夏 Date:2010/10/07(木) 12:28
こんにちは、拝読させていただきました。

どんな変人が……と思っていたら、なるほどナルホド。このタイトルだからこそ、話の内容が生きてくるんだと感心しました。

日常的な小道具や穴の描写が秀逸で、まるで主人公の部屋に居て傍で見ているような臨場感がありました。とても読みやすくかったです。強いて難を言えば、サラリと読みやすかっただけに、読後の印象が薄かったと言ったところでしょうか。まぁ、そんなの問題ないくらい完成度が高く、とても面白かったです。

[156] RE:「変人の穴」栖坂月 Name:84g HOME Date:2010/10/08(金) 16:50
今大会の掌編では感性的に一番ハマった作品。
漂う生活感、舞台劇を思わせるような構成…なんか落語で見たいな、コレ。
よく始まり、よくまとまり、よく終る。 読後感もバッチリ。

アイデアとしては凡庸、標準的テーマ。
しかし、普通のテーマだろうとなんだろうと、面白ければ良い訳で。
『読者に考えさせる』というのは良い作品の条件ですし、
途中からこの穴の正体が何かを読者に推理させていく技量が見事としかいえない。

[283] RE:「変人の穴」栖坂月 Name:一二三四 Date:2010/10/23(土) 22:52
 もし○○したならば。歴史にifを持ち込むのではなく、平凡な人生の分岐を描いた本作は、傍目から見ると間の抜けた邂逅を果たします。
 まず穴を調べてみるために箸を突っ込んでみる。ここからして読者に期待させます。物語の妙は予告にあると思っているのでこれにはやられました。
 作家として暮す私は夢を叶えたけれども生活が苦しい。そんな時に見える奥さんもいて公務員をしている向こうの自分。
 わずか五千字と少しの間に醸し出された雰囲気が絶妙でした。


[284] RE:「変人の穴」栖坂月 Name:石神航 Date:2010/10/23(土) 23:14
 実はとんでもないことが日常に紛れ込んでいて、それに気がついたときには全くどうしようもないことになっている。あの時なぜあんなことを、というのは、誰にでもあること。穴の正体を考えると、なかなか面白い。
 前回同様、三作の投稿となったようだが、やはりおすすめはこの作品だろう。他の二つに関しては、どうも描写に難があったように思えたが、このサイズなら多少設定に穴があっても気にならないというもの。実際、この作者は短い話を巧く纏める能力には長けているように思える。
 一つのアイディアを深く掘り下げようとすると、どうしても粗は見えてしまう。ならば、粗が見える前に撤収してしまえばいいのだ。
 読者の想像をかき立てるところで終わる。物足りなさはあったものの、確かな腕前だと感心した。


[347] RE:「変人の穴」栖坂月 Name:武倉悠樹 Date:2010/10/31(日) 19:07
まるで、夏休み最終日の宿題のような駆け込みで感想を残させてもらいます。

他の感想人の方々も仰ってる事ですが、SukoshiFushigiを十分に堪能させてもらいました。

世界観や雰囲気、と言うのを十二分に表現するのは非常に高い筆力を求められるのだなぁ、と拙作を認める度に痛感させられるのですが、この作品に関しては見事の一言だと思います。

怖さと、面白さと、奇妙さとを併せ持ち、どうなるんだと、展開に引き込まれるそのバランス感覚は是非とも手ほどきを受けたいほどだと感じました。偏に作者の方の実力ゆえでしょう。

そして読後に残り香のように頭を占める「ifの自分」が……という感情移入。

非常に魅力的な作品でした。

面白かったです。

[380] 変人と書いてあとがき(えっ) Name:栖坂月 Date:2010/11/09(火) 13:34
たくさんのご感想、誠にありがとうございました。この作品が掌編で賞をいただいたのは、間違いなく読んでいただいた方々の良心的かつ好意的な配慮の賜物だと受け取っております。面白いと言っていただけることを至上とする私の思惑が、良い方向へ傾いてくれた結果なのかもしれません。
この「変人の穴」という作品は、本当に優等生でした。構想自体はかなり以前から抱えておりまして、それを使わずに温めておいたものを再構築した、というものなのですが、三作目ということであまり時間も残されておらず、本来ならば焦りがあっても不思議ではない状況でありながら不思議なほど余裕をもって完成した作品です。既に二作を書き上げていたことももちろん大きかったのですが、仮にそうでなかったとしても、この作品が仕上がった経緯に大きな差異はなかったと思います。それくらい、すんなりと転がり出た作品でした。
読みやすさと自然さは、その辺りも大きく影響しているのではないかとも思います。ただ、基本的な方向性としてリアルな描写を心掛けたのは間違いありません。自分の部屋、置いてあるもの、構図や背景といったものを、理解が入ってきやすいような言葉へと変換したつもりです。結果として饅頭(略)さんが感じたような大人しさ、あるいは物足りなさがあったとも言えると思います。
ただ逆に、だからこそ読者様の入り込む余地があったのかもしれないと思えば、良かったのかもしれません。何が功を奏するのか、やはり小説は難しいですね。
いずれにせよ、この作品が私の思惑以上に評価をされたことは間違いありませんでした。この先、運が良かっただけとは言われないよう、更なる作品作りへと邁進したいと思います。
多大なる評価、本当にありがとうございました。


[62] 「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/11(土) 18:02 [ 返信 ]
【題名】凍った死体をのせて
【あらすじ】
死体は最初から乗っていた。二週間の同行研修を終え、僕専用のトラックとして渡された時に、既に荷台にいたのだ。それから一年、僕は凍った死体を乗せて走り続けている。
【名前】和泉あらた
【区分】掌編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n7123n/



[68] RE:「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:和泉あらた Date:2010/09/13(月) 00:00
すみません、ありがとうございます。
迷い迷って、ホラーともSFともどっちつかずに……。
肝心の展開の部分が抜けた作品になってしまいました。
ただこの企画により、SFに興味が湧きまして、リベンジしたいと思います。
この「凍った死体」は後日「完全なホラー小説」として描き直し再度UPもしたいとは思います。
御批評ありがとうございました。

[71] 因果の行方 Name:栖坂月 Date:2010/09/13(月) 15:02
作品によって読み終えた最初の印象というのは幾つかの類型に分かれます。それらが中途半端であったり、複数持ち合わせることも珍しくはありませんが、この作品に限ってはただ一点、気味が悪いに行き着くことと思います。この部分かやはり、先のレビューにも見られるようにホラーという印象ばかりを残す結果になるのだろうと思います。実際私も、作品としては良く書けているなーと感じながら、そういえばSFだっけと思い出してしまいました。
SFというのは、何かしらの仮定に基づいた因果を記すものだと思っています。対してホラーというのは、その因果から外れることに価値を見出すジャンルであるように感じます。もちろん折り合いのつけようはありますし、因果の明確でないSFも因果の整ったホラーもあるでしょう。でも基本的に、この二つはどこか相性が悪く感じられます。
例えばこの作品、それがシステムであれサービスであれ時空の歪であれ、死体と良く似た肉塊が自動的に補充されるという仕様に明確な説明をされていたら、案外怖くもないように思います。そこが抜けているからこそ、余計に怖いと感じられるんだと思うんですよ。作者様はやはりホラー畑の人なのだろうと、改めて思う次第です。
とはいえ、SFとしてどうなんだという論点さえ除けば、纏まりのある綺麗な作品という印象を持ちます。小説としての不備は何も感じませんでしたね。
楽しませていただきました。
あ、そうそう、去年もそうだったのでお伝えしておきますが、この感想板は後で纏めて返信をするのが基本仕様です。開催期間が終わった後に、一つの本文で返してあげてください。どんな感じなのかは、去年の感想板を見ればわかると思いますので。ちなみに上の一つはそのままで良いと思いますよ。丁寧な人柄も伝わってきますし。
リベンジ、期待しています。


[98] RE:「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:壇 敬 Date:2010/09/27(月) 22:54
 初めまして。ワクワクしながら読ませていただきました。僭越ながら感想を書かせていただきます。

 日常の中の非日常を最初から背負い込んだ主人公がどうなるのか、大変にワクワクしながら読みました。文体というか文章の運びはとても読み易くて、僕の波長に合っていたようで良い印象でした。
 しかし、最後まで種明かしが無いまま終わってしまったという感じで、ちょっと消化不良でした。「トンデモ」でもいいので科学的オチが欲しかったなぁと。既出ですけど、たぶん、ここら辺りが皆さんの言われている「分かれ目」なんだと思います。
 しかしながら、非日常的なことを日常の中に埋没させて、サラッと読ませているところは好印象でした。僕は、ホラーのジャンルはダメなのですが、最後まで読まさせられてしまいましたから。(日本語が変?)
 最後に一言。おばあちゃんの「この子」はその後、どうなったのかが知りたいです。

 乱文、失礼しました。


[120] RE:「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/03(日) 22:14
 こんばんは! 作品読ませていただきました〜。

 こわ〜い>д<
 怖い話は苦手なくせについつい読んでしまう虹鮫です。案の定、読後に鳥肌が……。
 自分だったら主人公のような心境にはなれません。ソッコーで勤め先に辞表出しそうです。
 おばあちゃんの人柄が最後まで変わらないのも逆に不気味に感じました。絶対配達したくねえっす。

 でも、そう感じるだけ良く出来上がったお話だと思いました。
 得体の知れない物や人が、作中で登場した瞬間から読後までずっと頭の中から消えることがなくて、これらがこの先どのような展開を迎えるんだろうと、作品本文から目が離せませんでした。
 読者さんを引き込む力がすごく強かったです。

 先にも書かれている通り、SF的見解、またはそれを思わせるような何かが一つあるだけでも、これはSFなんだなと思えました。
 いや、待てよ。つまりこういうことか。
 『SF=背筋、震える』なら全然問題なしですね!


[132] RE:「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:尚文産商堂 Date:2010/10/05(火) 13:31
尚文産商堂です。

SFというのは、ある種ホラーの要素も含まれているのかもしれません。この作品を読んで、最初にそう思いました。
凍った死体を乗せ、配達をする毎日。しかし、その死体にいつの間にか伝票が付いていた。そして、佐藤さんが最後に言ったセリフ。そのことを全部考えてみると、どちらかといえばホラーの要素もあり、なんとはなしにSFのような感覚もある、不思議な読了感でした。

[146] RE:「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:招夏 Date:2010/10/07(木) 13:32
こんにちは、初めまして〜

むぅ、なんとも不思議な後読感です。結局あの死体は何だったんでしょうね。私はてっきり、それが年金稼ぎの為のミイラかと思ったんですが(苦笑)、次の一文で、ひっくり返りました。

>後はこの子が運んでくれるからね」

それって何?何?何?と引っ張られるまま、読み終えて……結局ワカランカッタ……ひゅ〜(木枯らし)といった状態で終わりました^^;

ホラーとして読めば、それはそれで、不気味な後読感で終わるのでしょうが、どうしてもSFというポジションで読んでしまうので、消化不良!という不満が出てくるのだと思います。それを除けば、とても読みやすく面白い作品だったと思います。

ちなみに、SFかファンタジーかという境界をぎりぎりつめる論争というのは、よく聞くことですが、SFかホラーかと考えることがあるとは思っていなかったので、なんだか、それが新鮮でした。

[210] RE:「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:ハセガワハルカ Date:2010/10/17(日) 14:26
 SF? そうさ、少し不思議さ。ハセガワハルカです。
 ストーリーを意図的に曲解して湾曲して逆さまに読むくらいのことをすれば、確かにSFでした。ですが今回は敢えてそのような見方をせずに、純粋に物語を楽しませてもらいました。ごめんなさい。
 "死体"という、普通に使えば生理的嫌悪を催さずにはいられない題材を、こうも綺麗に、ただ背徳的に使うことのできるその技術力は、なかなか計り知れないものがあります。読んでいて、気持ち悪くならない、しかしなんだか得体の知れない恐怖に冒されました。ホラー作品としては素晴らしい完成度だと思います。
 花の香り、配達時間と、張り巡らせた伏線を見事に回収しながら、しかし真相らしい真相は明かさず、読者の想像にお任せするという手法も巧い。考えれば考えるほど恐ろしいものになっていきます。読者が勝手に怖がってくれるというような土台が出来上がっているような気もします。いやはやレベル高ぇ……。
 掌編というメリットを限りなく引き出した良作だったと思いました。
 あ、最後に一つだけ。"いつも"のカフェオレを買ったにもかかわらず、飲んでみたら甘かったから明日からは違うコーヒーにしようという描写は、やはりなにか重要な意味があったのでしょうか?

 勝手に主題歌:「胡散の香り」(「うみねこのなく頃にBGM」ラック眼力)


[379] 【感想返信】RE:「凍った死体をのせて」和泉あらた Name:和泉あらた Date:2010/11/08(月) 22:41
たくさんのご指摘ご感想ありがとうございました!

初めに、まとめての返信になることと、企画趣旨から大きく外れた小説なってしまったことをお詫び致します。

もともと「あ!参加してみよう!」→「プロローグ・エピローグ・骨組みは出きた。後はSFっぽさをだす内容を中盤に盛り込むだけ」→「うわ、全然かけない」→「やばい、このままだと未投稿になってしまう」→「それだけは嫌だ、なんとか書き上げる」みたいな流れで自分としても納得いかないものでした。
今思うと時間は充分にあったわけで、皆さんの作品を読みながら趣旨を汲み取りゆっくり投稿すれば良かったと反省しております。

しかしながら、企画に参加したことで普段読まないジャンルの小説を読んだり、たくさんのご指摘ご感想を頂ける機会となり、とても嬉しかったです。

またSFどうこうの前に、一つの小説としての暖かいご感想もたくさん頂けましたので、今後の参考にさせてもらいたいと思います。

途中、感想読むのが恐いななんて思ってもいましたが、今読んでテンション上がりました(笑)本当にありがとうございました。

[59] 「キッチンドランカーvs冷蔵庫」栖坂月 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/09(木) 17:50 [ 返信 ]
【題名】キッチンドランカーvs冷蔵庫
【あらすじ】
夫婦は幸せだった。半年前、当時三歳だった我が子を失うまでは。夫は仕事に没頭し、妻は酒に溺れた。これは、そんな夫婦の今とこれからに敢然と立ち向かった冷蔵庫の物語である。
【名前】栖坂月
【区分】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n6643n/



[76] RE:「キッチンドランカーvs冷蔵庫」栖坂月 Name:壇 敬 Date:2010/09/15(水) 17:26
 初めて、他の方の作品に感想を書かせていただくので、支離滅裂かもしれませんがご容赦を。
 全体的に「とても良かった」というのが感想です。最初の陰鬱な導入部が僕にはちょっと苦痛でしたが、冷蔵庫が喋り始めた部分からは一気に最後まで読み切りました。もちろん、声を出して「グフフ」と笑った部分もあります。
 僕は全然コメディとは思わなくて、しっかりとしたSFだと感じました。現代に喋る冷蔵庫はあるにせよ、説教を垂れたり、芝居をしたりはしませんから、そこがポイントですよね。そんな冷蔵庫の擬人化表現はとても素晴らしいです。そして、軽妙だけど心に染みる奥さんと冷蔵庫の会話も素晴らしくて勉強になりました。ただ、奥さんと冷蔵庫の会話に、僕は既視感があって『電脳巡警』というコミックの「古頼 寒とバル」を彷彿とさせてくれました。だからといって悪い訳じゃなく、いい意味でそこに何かしらの共通するSF観を感じただけです。
 最後に、この奥さんが、普通の主婦風なのか、ヤンママ風なのか、イメージが固定できなかったことと、エンディングにもう少し余裕があるとよかったのではないかということを書き添えておきます。
 楽しく読ませていただきました。乱文、失礼しました。


[91] 最後よかったと思った。 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/23(木) 21:28
こんにちは。拝読しましたので感想です。

失礼ながら。随分と口の悪い(おっと)奥さんでした(笑)。冷蔵庫、あんたに目はあるのかいとか、突っ込まされて憎いなあと思う所がありました。一番は電化に例える所。笑いました、面白かったです。
最後まで読んでみてこりゃ評価が分かれるだろうなあとも思います。そこは触れませんが、6から7話に進む時に、「これからどうなっちゃうのだろう?」と気になってしまったのは確かです。それまで奥さんには辛いこと続きでどこも笑えないもしくは笑っちゃいかんなあと思ったんですが、最後に多少強引でも話を持っていって下さったあたり癒された感がありましたね。あ、でもこの話は癒し系SFでしたっけ、なら全然OKだったんですね(笑)。

最初の1話冒頭から冷蔵庫がやって来るあたりまで。どこがコメディでどこが癒し系だと疑問かもしれません。話の方向性を決め読者が読むか終わるかを選ぶ始めが肝心ですから、例えばここで奥さんの性格でも何でも面白みが見えてこないと後に響くのではないかなと思います。たぶんですが。

そんな感じで、面白く楽しませて頂きました。
ありがとうございました。乱文失礼します。


[177] RE:「キッチンドランカーvs冷蔵庫」栖坂月 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 13:29
尚文産商堂です。

冷蔵庫萌えという新ジャンルの誕生を、我々は目撃したのだ!(笑)

こんな冷蔵庫、自分の家にもほしいというのが、率直な感想です。
話す冷蔵庫というのは、本当に作られているそうで、今日の献立とかを冷蔵庫の中にある食材から選んでくれるような代物らしいです。しかし、この冷蔵庫は、そんなレベルではなく、どちらかといえば、深夜のバーのママさんのような方でした。ですから、男という設定に、逆に驚いたぐらいです。

[245] RE:「キッチンドランカーvs冷蔵庫」栖坂月 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 09:55
冷蔵庫萌え!なんとコミカルな冷蔵庫!
違法行為も何のその。こんなヤバイ冷蔵庫はない(笑)

非常に楽しく読ませて頂きました。読後感の良い名作!


[250] RE:「キッチンドランカーvs冷蔵庫」栖坂月 Name:じょーもん Date:2010/10/20(水) 16:28
 軽妙な会話がなるほどと頷かせる楽しい作品。たしかに最近の家電はようしゃべる。この延長線上にみんながしゃべりはじめれば、家事なんかはかどりませんよこれ。

 一介の主婦にしてみれば、冷蔵庫になんぞお説教されたくはないですが、冷蔵庫の言い分には座布団をさしあげたくなった。(必要ないと言われるに決まっているが…)

 夫の人間としての魅力が全然ないのも作戦のうちでしょうかね…。とにかく、こういう作品は好きです。楽しみました。

[345] RE:「キッチンドランカーvs冷蔵庫」栖坂月 Name:鳥野 新 Date:2010/10/31(日) 18:15
 面白すぎ。欲しい〜こんな熱い冷蔵庫。冷蔵庫の台詞の心地よいベタさが、いつしか中毒のようにはまってしまう、奥さんの気持ちがわかる。自分だったら、好みの冷蔵庫だったら仕事に行かなくなるかも〜。
 途中からどうなるかハラハラ。最後の邂逅の場面では、うるうると感動してしまった。


[378] 返信と書いてあとがき Name:栖坂月 Date:2010/11/08(月) 10:35
この度はSFの名を騙ったコメディを読んで下さいまして、誠にありがとうございました。
面白い、とは自分でも思うところなのですが、SFとして、あるいは一つの物語としてどーよと聞き返された時、即答の難しい作品であったことも事実です。この作品の問題点、終盤の展開に対する納得感に関しては辛口の方でお答えするとして、こちらでは、どんな意図からこんな作品を書こうと思ったのか、その経緯についてお話しさせていただこうと思います。それが恐らく、気に入っていただけた方への返信にもなろうかと思いますので。
実はこの作品、キャラ萌え賞……じゃなくてベストキャラクター賞を狙っていました。まぁ見たままと言いますか、結構ミエミエなんですけど、そこが始まりとなっています。そして私は「なろう」への投稿初期に「トイレのハナコさん」というトイレが喋る話を投稿してまして、その発展系、あるいは類型と呼べる作品となっています。なのでまずはコメディというベースの上にSF的な味付けを加え、それだけでは話として締まらないと判断し経緯や素性を追加投入しています。なので、この作品をコメディとして楽しんでいただけた方ほど、無理なく受け入れられたのかなーと思っている次第です。
実際、コメディとしての部分は自分で言うのも何ですが、かなり頑張りました。渾身に近い出来だったと思います。他の要素と整合性を取るために調整こそされていますが、何度も推敲を重ねて可能な限りの笑いを詰め込んでいると自負しています。
まぁつまりですね、ちゃんとSF書けよって話ですよ(笑)
この辺りのこだわりが、全体としてのバランスを崩し、結果として笑えるけど何だかしっくりこないという、ちぐはぐな作品に仕上がっている結果であろうと思います。それでも気を遣った部分、キャラと会話と笑いが前面でしっかりと仕事を果たしてくれたからこそ、ベストキャラクター賞に手が届いたものと受け取っております。
投票いただいた皆様、感想を残して下さった皆様、そしてお読みいただいた本当にたくさんの皆様、改めましてありがとうございました。つぎはぎのような本作ですが、少しでも笑えて楽しんでいただけたのであれば幸いです。
来年はまた、お笑いに走りたいです(こらっ)


[6] 「セイギのミカタ」藤咲一 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 05:07 [ 返信 ]
【題名】セイギのミカタ
【あらすじ】
 ある日突然、人生の迷える子羊――つまり俺のところに、白い美女が訪ねてきた。
 彼女の上目づかいは凶器――「お時間、ありますか?」
 彼女のおねだりは凶器――「わたしを助けて……」
 彼女の言葉は凶器――「無理矢理……、だったわ……」
 そんな彼女に手を引かれ、俺が辿りついた先にあったモノとは……?
 オマージュに塗れて純SFとは言い難いおっさんホイホイ。
 さぁて、あなたはいくつわかるかな?
 って、若い人も普通に楽しんで行って下さい。たぶん楽しめます(当人非)。
 ※注意:過分にオマージュが含まれています。お読みになる際は、用法用量をお間違えのないようにお気を付け下さい。
【名前】藤咲一
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5262n/



[48] 卑怯な楽しさ Name:栖坂月 Date:2010/09/06(月) 12:46
終始楽しい作品でした。
後書きにもありますが、書いている時の楽しさが文章からヒシヒシと伝わってきます。こういう形の共感というのは、技術だけではどうにもならないんですよね。実際に楽しく書けなければ絶対に表現できない楽しさです。
数あるパロディに関しては、そのほぼ全てが分かってしまった身からすると、評価の難しいところではあります。わかってしまうと、やはり笑ってしまうんですよ。だからこそパロディというのはコメディの正道ではないと思うわけで、この部分に関しての明言は避けようと思います。そもそも冒頭、主人公の名前は間違いなく卑怯ですね。とりあえず笑わせてはいただきましたけど(笑)
いつもらしい硬さが薄いながらも安定感のある文章力は相変わらずで、笑わせるところはキッチリ笑わせる心配りはお見事です。終盤、事実の発覚と共にシリアス化していくことなりますが、贅沢を言えばこの辺りにもう少し濃厚な笑いを配置してくれれば満腹でしたね。あ、コメディというジャンルだったらの話ですけど(笑)
いや〜、実に面白かったです。


[158] 茶色い竜巻… Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/09(土) 14:09
こんにちは、拝読しました。感想です。
面白かったです。最後にそう思えてこそですね。なので、こちら通常板の方に感想を書かせて頂いています。パロだろうがオマージュであろうが、それは読む時は一旦は蚊帳の外、それはそれって感じでいつも読んでいます。大事なのは、作品が何を言いたいのかですからね。では感想です。

個人的には、カラー戦隊が気に入りました。時々に自分もセンジャーで遊ぶんですけれども、「あーw」といった感じで楽しく世界を堪能させて頂きました。これもあり、話の中では、主人公がトーナメントをどう勝ち上がっていくのかを面白くリズムよく読んでいった感じです。リズムよいのは安定した筆力ですから、そこは良い点ですね。
ただ、他で。善悪論が話の中でありましたが、自分に言わせればそれを無くしても純に格闘ものとして話を作ってもよかったのではないかと思います。下手に善悪論を持ち出すと、話全体がぼやけてしまって最後に何が言いたかったんだろーという感覚がします。もし持ち出すなら、最初からそこはきっちりと。そうでなければ、コメディ全開で爆発して下さい…っていうと辛口になってしまうのでしょうか(苦笑)。まあ、ただの要望というか自分の我が侭ということで(逃)。

それでは、面白く時間を過ごすことができました。ありがとうございました。


[189] RE:「セイギのミカタ」藤咲一 Name:招夏 Date:2010/10/13(水) 18:08
こんにちは、拝読させていただきました。

ハイテンション、ハイスピード、最後まで一気に読ませていただきした。時折吹き出しながら(笑)。中編小説を上下に分けて一気に読ませるっていうのも、潔くて良いですねぇ。

どう考えても、まともなセイギノミカタにはなれねーなと思いつつも、笑いながら読み進めていると、なるほど、そう言うことですか。正義とは何か。笑いの中にも、考えさせられるお話だったと思います。

非常に楽しく読ませていただきました。ただ一つだけ、○ーランが何度も悪側の結社として連呼されていたので、ハラハラさせられました。君子は危うきに近寄らず…ですよ?

[211] RE:「セイギのミカタ」藤咲一 Name:石神航 Date:2010/10/17(日) 14:38
 一文目で自己紹介されたときは、さてどうしようかなと読み進めるのを迷ったが、気がつけば最後まで読んでしまった。この描写が微妙に不足しているような一人称、テンポはよく、読みやすい。
 読んで貰おう、読ませようという心意気が全体に感じる。いわゆる少年マンガのノリだ。少年ジャンプやサンデーではなく、いいところコロコロコミックみたいな展開だなと、これは悪い意味ではないのであしからず。
 後半、バトルになってから、さてどうやって進めるつもりかとハラハラしたが、戦闘シーンが好きなのだろう、そつなくこなしていく。コメディだし何でもありだなというめちゃくちゃな勝ち進み方ではあったが、面白かった。
 最後の最後、理屈を言い合う場面は確かに見苦しい。正直、どっちでもええやん、というのが読者としての感想。回りくどい設定だが、こういう話は万人受けするのだろう。
 ……SF? 改造人間な時点でSFでいいよ。もう。でも、出来るならもっと似非科学的なくだらない機能を追加して欲しかったが、我が儘だろうか。


[265] RE:「セイギのミカタ」藤咲一 Name:壇 敬 Date:2010/10/22(金) 17:32
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 面白かったです。
 オマージュが多すぎて、どこがどうなっているやら。完全に用法用量を間違えた感じでした。それでも、やっぱり「お約束」はいいですねぇ。好きです。一種の心地良さがあります。それから「白」に対するこだわりが全編にちりばめられていて、それすらもオマージュなら参りましたという感じです。
 読み終わった後に「何が正義で何が悪なんだろうか」としばし悩みました。その点がちょっとくどいかなぁという印象がありました。がしかし、そのこだわりこそがエンディングに向けての伏線かもしれないと考えると納得かなという感じです。
 楽しませていただきました。

 乱文、失礼しました。


[280] RE:「セイギのミカタ」藤咲一 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/23(土) 20:06
正義の反対語は不義だそうです。かといって、正義と善、不義と悪の差といえば、たんに立ち位置の問題という感覚の作品でした。

どんな結論に至ろうとも、それが正義であり、それが善であると思わせるような作品に仕上がっていました。哲学的問答である善と悪、正義と不義のことを、SF風に解釈をし、独自のエッセンスを加えた、興味深い作品でした。

[291] RE:「セイギのミカタ」藤咲一 Name:海星 Date:2010/10/25(月) 16:25
 主人公の一般人的なつっこみや、のりのりなところ、卑怯な手を使って次々と敵を倒しているところ、全部が魅力的で、すぐに物語に引き込まれました。
 特におっさんが実は…というところが、意外性もあり、また「正義」と「悪」の対比でわかりやすくあったりと。とても笑えました。
 非常にわかりやすく、テンポよく話が進み、とても読みやすい面白い作品でした。


[306] RE:「セイギのミカタ」藤咲一 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:42
 え〜ん、冒頭から「ハヤタ」! 初代ウルトラマンのなんとも古風な感じが大好きな私としては、キタキタ感一杯です。そのほかにも沢山のオマージュがあって始終にやにやしっぱなしでした。
 技もセコクてみょーに知的で超ステキ。「神の見えざる手」は大笑いしました〜。アダム・スミスかよ〜っ!!!
 面白かったですよ〜。


[377] RE:「セイギのミカタ」藤咲一 Name:藤咲一 Date:2010/11/07(日) 03:00
読んでいただき、また、感想まで皆様ありがとうございました。藤咲一です。
それでは変身、ではなく、返信を……

>栖坂月様
楽しんでいただけたようで、嬉しいです。
ある種、テーマは「卑怯と好き勝手」だったわけで、書きあげて、あちゃあ、こりゃあダメだわぁ。とニヤッと笑った私自身が居た事は、ちょっとした秘密です。
わかる人にはわかる。その線引きは難しいですね。できればわからない人へも面白さを楽しんでもらいたい。って、幅を広げてしまったのが、コメディでなく、シリアス部を入れた辺り、他の方からいただいた感想では、見苦しいともありました。
たぶんそれは、コメディでぶち抜けなかった私の弱さであると思います。統一性。勢い。まだまだバランスがうまくとれません。頑張ろうと思います。

>饅頭は空を飛ぶ様
面白いと言っていただけ、嬉しいです。
トーナメント部分は自分でも上手くかけたかなぁと自画自賛的な思いはありました。
筆が進む、進む。それが楽しかったりも。
で、まあ、善悪論を持ち出した訳ですが、草稿の段階ではもっと省略されて無いに等しい物でした。これじゃあダメだろうとふくらみを持たせようとしたのですが、どうやらそれへの誘導が滅茶苦茶だったようです。推敲の甘さを痛感です。
もう少し他にもやりようがあったのではないか。今となって色々と思いますが、今の私ではこれが限界。次、頑張ります。

>招夏様
時折吹きだしただなんて、とっても嬉しいお言葉、涙が出そうです。
上下一気にと言うのは最初からネタありきで考えた事でした。書き出しの一文が、まあ、その、ネタだった訳です。それをやりたいがため、上下に分けた。ってここだけの秘密ですよ。
しかし、せめて一気に読んでもらえるようにハイスピードと言うのは工夫した点かもしれません。
正義とは、と考えていただけ、それも嬉しい。タイトルをカタカナにした部分も見ていただけ不器用に詰めこんだ部分も報われております。
>君子危うきに
 他意はないんです。でも、以後気をつけようと思います。

>石神航様
面白かったと言っていただき嬉しいです。
>一文目で自己紹介
 読み進めるのを迷われた。とのこと。その理由はわかりませんが、何か思われる事があるのでしょうね。そう言った意見があると言う事。参考になります。
>少年漫画のノリ
 ターゲットとしたのは中高生からおっさんまで。実年齢と言うよりは精神年齢ですが。そこら辺りの読者が純粋に楽しんでくれるのはこういった展開かなぁと、って言い訳はしません。私の好きな展開がこんな感じだったのです。
 懐かしんだり、ニヤケる展開。それにもうひと押しできれば良かったのですが、その部分に関しては上手く書くことができず、残念でした。
 次回頑張ろうと思います。
>SF?
 改造人間ということで、なにとぞひとつ。非科学的なもっとくだらない何かは。そうですねぇ。ネタとしては沢山あります。後は、それを組み込むだけの私の力があるかどうかですね。努力します。

>壇敬様
面白かったと言っていただき嬉しいです。
白へのこだわりは確かにあります。私の大好きなガンダムから派生し、七海のパンツ……、ゴフンゲフン。
白は良い物です。青春の色です。少し古いかもしれませんけど。
善悪論に関しては、正直、基準の違いでしかないと思う訳です。モラルや法律をよそへ置いた場合ですけれど。しかし、どうしても二極化してしまうとわからない物です。
善とは何ぞ? 悪とは? 憎めない悪。憎むべき善。様々な物があるわけで、言葉でくくる事ができる時、世界は平和になるような気がします。
ま、理想論ですけどね。

>尚文産商堂様
色々と考えていただき、嬉しいです。
独自のエッセンスは、少しばかり灰汁の強いもので、たくさんの依存によって成り立っていると言っても過言でない気もしますが、まあ、次こそはオリジナリティで攻めていきたいです。
正義の味方、正義の見方。このふたつの意味を込めたタイトル、セイギのミカタ。
両方を覗いていただいたようで、ありがとうございました。

>海星様
面白いと笑っていただき嬉しいです。
それ以外にも過分なお言葉、もったいない。
嬉しさで、小躍りします。
え? いらない?
では、もだえながら転がります。
え? 気持悪い?
ご、ごめんなさい。

>鳥野新様
面白かったと言っていただき嬉しいです。
古風な感じは良いですねぇ。私も好きです。今よりも一昔前二昔前四半世紀前……、ヒーローの王道として君臨したウルトラマン、仮面ライダー。それからガンダム、マクロスなどのロボット。セイントや筋肉、北斗の必殺技の響き。叫び。ニヤリとしてしまいますよね。
神の見得ざる手は、会心の一撃。
最後の余韻としても、一役買ってくれたので良くできたと思ってます。


さて、以上でこちらの感想板への返信を終わります。
感想を書いて下さった皆様。書くに至らずとも読んで下さった皆様。この度は本当にありがとうございました。
作中でニヤリを共有された方々には私の一方的な愛を送り、閉めの言葉とさせていただきます。
藤咲一でした。


[17] 「ウンディーネ」招夏 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 17:44 [ 返信 ]
【題名】ウンディーネ
【あらすじ】
ある日、そいつは俺の生活にスルリと入り込んできた。あんまりスルリと入り込んで来たもんだから、気づかなかったんだ。そいつが、そんな厄介事になるなんて……。ちょっと不思議で、お気楽なソータと金ちゃんのマッタリライフ。
【名前】招夏
【区分】短編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5315n/



[107] カワイイ! Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/01(金) 15:39
 はじめまして。
 自分の作品投稿が終わったので、今度は読み手になって空科祭を楽しんでおります虹鮫です。

 金ちゃんの設定が気に入っています。
 第一話冒頭から、ただの人では無いような雰囲気をずっと感じていましたが、その正体にはちょっと驚かされました。
 正体が判明してからは、全話通して金ちゃんの行動が可愛らしく思え、ディスプレイ前で顔がにやけっ放しでした。
 人になってから初めて見聞きするものに対して感動したり驚いたりする金ちゃんは、世話が焼けるけどいつまでも構ってあげたい気になりますね。
 八百屋のおじさんとのやりとりにも笑わせていただきました。
 あと、金ちゃんが自分のことを踊り子だと言う部分が個人的に好きです。
 なるほど、ヒレはドレスですか。人型金ちゃんには、是非とも赤いドレスを着て踊ってもらえたらなんて考えてしまいます。似合うんだろうな〜、と。
 
 終わり方についてですが、『第一話』など各エピソードに番号がふってあると、私はどうしても完結時の終末的展開を期待してしまうのです。
 緩やかな日常話の短編集とするならば、いっそのことエピソード番号無しにしてみるとかどうでしょうか?
 本文中の随所から読み取れる設定などから、物語の更なる広がりに期待出来ただけに、やはり全四話は短かったです。もっと読みたかった〜!
 ただ、マッタリライフの結末が絶対欲しいというわけではなかったので、終始マッタリライフに徹した物語として、これはこれで一つの終わり方だと思っています。
 読了までずっと和ませていただきました。面白かったです! 


[181] RE:「ウンディーネ」招夏 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 14:05
尚文産商堂です。

金魚が人になり、そして、人として生活を始める。考えたら、人と金魚を隔てているのはDNAの差だけなので、そこさえ弄ることができれば、確かに、このようなことは可能なんだと思いました。
日々進歩をしている科学の世界において、このような技術が生まれれば、どのようなことができるのか、世界は大きく変わり、人と人以外の生物との差というのがなくなるでしょう。そして、この作品のようなことになるかもしれません。未来というのは、無数に広がっている、そのことを確信させてくれる作品になっていると思います。

[202] RE:「ウンディーネ」招夏 Name:壇 敬 Date:2010/10/15(金) 17:30
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 これは僕の勝手な想像なのですが、ホントは日本の地方都市の想定でしょうけど、近くに森がある東ヨーロッパの片田舎を想像しつつ、幻想的なイメージで読ませていただきました。それが1番しっくり来るかなと思いましたので。東独辺りで、金魚を人間に変貌させるような研究をしてそうだったし。
 微妙に整合性が取れていない感じがしましたが、それが逆に「ふんわり感」を出しているような気がします。僕自身はこんな風に描けないと思うので羨ましいです。
 「バイオ」という立派なSFのガジェットを使っているのでSFとしては十分なので、もっと街の人々とのエピソードがあってもよかったかなと。八百屋のおじさんが良かったです。「スイソウ」を「スイス」と頭から勘違いする辺りとか、「八百屋のおじさんは美人に弱い」という風情での「おせっかい加減」が素敵です。パン屋のオーナーとか、スーパーの店長だったら、金ちゃんにどんな風に接するのだろうと想像しちゃいました。バイオの説明に始まり名前を付けることで一つの区切りになっていますが、そういう意味でソータと金ちゃんの生活をもう少し垣間見たかったなぁと思いました。

 乱文、失礼しました。


[214] RE:「ウンディーネ」招夏 Name:84g HOME Date:2010/10/18(月) 19:25
企画で何が面白いかと言えば、普段ならば出会わないような作品との遭遇。
少女趣味というか、ほのぼのというか、見事に普段は読まないジャンル。
読んでみればジャンルなんてのはどうでもいいのが俺という人間で、楽しませてもらいました。
特段語るポイントがないほどに整理された展開、お見事。一期一会。

なんというか、マンガ雑誌の新人賞のノリ。
読み切りとして投稿されるものの、そのあとに人気が高ければ続きが作られる類。
だから、最近のマンガ入門書では読み切りであっても、続きが読みたくなるように作るのがベターだとかなんとか。
だがしかし、WEB小説でそれをやらないでもいいんじゃないでしょうか。
終っているとは言い難いストーリー、まだまだ続きが見えるような世界観。
そんな風に残念に思うぐらい楽しく読ませていただきました。

[341] RE:「ウンディーネ」招夏 Name:鳥野 新 Date:2010/10/31(日) 18:02
 とても可愛くて心地よいお話でした。
 文章もユーモアーに溢れており、軽やか。二人の寄り添うような淡々とした日常がパステルカラーの絵で浮かびます。
 金ちゃんが、感動的に魅力的。ああ、二人の関係がとても羨ましい。(でも、金ちゃんのご主人が、帰って来て返却を求めてこないか、他人事ながら不安になりました……それだけ感情移入したのかな)


[376] RE:「ウンディーネ」招夏 Name:招夏 Date:2010/11/07(日) 01:04
こんにちは〜招夏です。

この度は、拙い私の小説を読んでくださり、更に、サラニ、甘口の感想を付けてくださった皆さまに、ただただ感謝でございますよ〜

虹鮫連牙さまへ

金ちゃんをカワイイと言っていただいてありがとうございました。金ちゃんは白いリュウキンという設定だったのですが、そうですね、赤いドレスを着て喜び踊る金ちゃんが目に浮かぶようです(笑)

>緩やかな日常話の短編集とするならば、いっそのことエピソード番号無しにしてみるとかどうでしょうか?

なーるほど、そういうやり方があるのですね〜。どうも番号を振ってしまうのがデフォルトになっていたようで…(^^ゞ。次回リメイクした時には、そんな感じで進めようと思います。
 素敵な感想をありがとうございました。

尚文産商堂さまへ

>このような技術が生まれれば、どのようなことができるのか、世界は大きく変わり、人と人以外の生物との差というのがなくなるでしょう。

むむむ、尚文産商堂さまが語ると、私の作品がSFだったような気がしますね〜(おい、SFじゃなかったのかよ〜(^^ゞ)
技術がそんな風に進むなんて、実は自分が一番信じていない、そこが私の問題なのかもしれないな〜と気づかされたコメントでした。
はっとさせられる感想をありがとうございました。

壇 敬さまへ

へぇー、東欧ですかぁ。なんだかロマンチックな雰囲気だなぁ。壇敬さまの頭ん中を覗きたい気分です。私の貧困な頭ん中は、都内の下町のごちゃごちゃした商店街の八百屋のおやじだったのですが…(^^ゞ。

>ソータと金ちゃんの生活をもう少し垣間見たかったなぁ

こんな言葉をいただけるなんて感激です。素敵なインプレッションをありがとうございました。

84gさまへ

>見事に普段は読まないジャンル
84gさまの作品を拝読した時に、きっと私とは異なった世界に住んでいる方だろうと思っていたので、読んでいただけるとは思っておらず、更に感想までいただけたことに、正直びっくりしています。本当に一期一会ですねぇ(笑)。

>マンガ雑誌の新人賞のノリ
へぇぇ、そうだったんですか〜。そんなテクニックが……知らなかった。
すみません。言い訳をさせてもらえるなら、この場が、SFジャンルじゃなければ、この話はもっと続いていたと思います。この先は、どう考えてもファンタジーもしくは恋愛にしかならなさそうだったので…(^^ゞ(中途半端にしか書けないなら参加するなと言われそうだ〜^^;)
 素敵な感想をありがとうございました。

鳥野 新さまへ

>金ちゃんのご主人が、帰って来て返却を求めてこないか

金ちゃんの本来の飼い主が帰ってくるという場面は、やはり考えました。その辺りを考えれば考えるほど、SFからは遠ざかりそうで……すみません、批判が怖くて逃げました^^;。反省しております。

素敵な感想をありがとうございました。

[60] 「時をかけるミス助手」狩人二乗 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/10(金) 05:00 [ 返信 ]
【題名】時をかけるミス助手
【あらすじ】
未来にも過去にも行けるタイムマシーンを開発した博士が私に課した命令は、『博士が患っている不治の病を治す方法を探し出す』こと。色々ともやもやした状態で、それでも私が先生の命令通りに未来へ行くと、そこは私の想像した輝かしい場所ではありませんでした。
【名前】狩人二乗
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n6846n/



[70] 一人称の妙 Name:栖坂月 Date:2010/09/13(月) 14:26
いやー、実に面白かったです。特にコメディ好きならば、この作品を読まない理由がないでしょう。というか、ぜひ読んでいただきたい逸品です。
物語の筋としては、タイムマシンを使って現状の不備を取り除こうというものでしかなく、それほど珍しくも目新しくもありません。多少の勘違いとドジがスパイスとなっていますが、発想の飛躍をしなければならないほど突飛でもありませんでした。
しかしこれは、そういったタイムスリップを題材とした作品にはない凄みがあります。基本的には二人の人物が正対して、そのやり取りを描いただけのものですが、とてもそうは思えないほど濃密な情報とネタが飛び交います。そしてその大半を、主人公であるエンジェル(笑)一人が担っているのです。
この味は一人称でしか出せません。それをしっかりとわかった上で、その状況を利用していると感じます。そういえば『HAPPY』の方も一人称でしたから、あるいは作者様得意のスタイルなのかもしれません。
パロディに近い小ネタも色々と詰まっていますが、なかなか分かりにくいものも多く、分かる人がいたら笑ってくださいという、ある種ストイックさが潔く思えました。悪く言えばワガママなんですが、無理矢理笑いを押し付ける不快感がないというのは、一方で嬉しいところなんですよね。
正直勉強になりました。
ありがとうございました(笑)


[95] RE:「時をかけるミス助手」狩人二乗 Name:石神航 Date:2010/09/26(日) 00:44
 狡いと始終思った。こちらから突っ込もうと思ったことは全て一人称の妙な女が言い訳をしてしまうからだ。こういう書き方は嫌いじゃないが、やはり好みの問題で、これが堪らなく好きだという人と、ウザイからやめろという人に分かれてしまうのは否めないし、作者もそれを念頭に書いていたのだと思う。
 タイムパラドックスの結果どうなるか、展開がわかっていつつも読めたのは、彼女のクドい語りのなせるわざだと言っても過言ではない。それにしても一体この作者、どこまでコアなネタ並べれば気が済むのだと、ネタの半分ぐらいしか理解できない自分にとっては一種の弊害になった。一人ツッコミと物語が同時並行する中で、一人ツッコミの方が比重を多く占めるので、気になる人は気になるだろうと、未読の方のために書いておく。
 全体的に急ぎ書いたのが窺え、所々大きな間違いがあったので、至急直されたし。
>2
・未来から来たとは言わず→過去から
・十代前半ってお姉さんそれだと僕より年上に→意味不明。もう一度前後の文章を読み直して欲しい。
 最後に、なぜ黒髪の博士は彼女に対し、疑問を持たなかったのか。耄碌するような年には思えないのだが、どうだろう。そして彼女自身、どこから来たのか。細かいところだが、その辺突き詰めないと、どうもただのご都合主義に見えてしまうのだ。


[179] 一行も飛ばせない最強コメディ。 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/11(月) 13:52
こんにちは。クドイ、ご都合主義、でも潔い、気持ちいいくらいだ…という、読者も作者も企画をも巻き込んでの、一直線を貫いた最強といえば最強の暴走コメディをきっっちりと見させて頂きました。感想です。

いや、本当に気持ちがいいくらいに非常に面白かったです。マニアックな一人称のドジっ子ボンバー炸裂でした。科学的要素やストーリーの面からみると穴だらけツッコミだらけなのですが、それを余裕で突破できる勢いに感服致しました(まあ、反則な…ってのもあるのですが笑)。人によっては、涙が出るほど笑うかもしれませんね。これだけ文字がびっしりと並んでいるのにちっとも苦痛でないし一行も飛ばせない。小ネタでは、ニュ博士、キッタネさん、それからガクトさんの名曲あたりで「うあー、やめてー(笑)」と思いました。何処で読む側が反応するかは全然わかりませんが、パロでもほどほどに一般的なものばかりですし、わからなくても構わないくらいだろうと思います。出来すぎたストーリー感はありましたが、強烈な助手に負けた…っていう感じです。
そして9割がた小ネタが解ってしまった自分て何。自問自答です。

それでは、充分に楽しませて頂きました。
企画作、おつかれ様でした。失礼します。


[244] RE:「時をかけるミス助手」狩人二乗 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 09:48
 なんという天然。気をつけても意味が無いのがミス助手クオリティ(笑)
 コミカルで、読後感の良い作品でした。


[277] RE:「時をかけるミス助手」狩人二乗 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/23(土) 18:06
いろんなもののパロディがまじりあって、一つの素敵な作品に仕上がっていると思います。

タイムマシンに乗り込んで、未来に行ったと思いきや実は過去でしたという感じの落ちでしたが、読んでいる間はそんなことを気にせずに、ばしばし読み進められました。

[304] RE:「時をかけるミス助手」狩人二乗 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:37
 暑苦しいくらい書き込まれたミス助手の心の中の奔流に直撃されて、一気に読んでしまいました。独白がいちいち面白くて彼女のユニークなキャラが引き立っていました。

[375] 感想&評価ありがとうございました。 Name:狩人二乗 Date:2010/11/07(日) 00:29
改めて初めまして。狩人二乗というものです。「空想科学祭2010」にて初めてなろうサイトでの企画に参加させてもらいました。
他作の感想返信を個別返信にしなかったので、この作品では辛口感想板の方には個別返信しようと思います。なので簡潔に感謝の気持ちとそれから謝辞を。
このような暴走作品を読んでいただき、ありがとうございました。前作にてナイーブになっていた自分をぶちのめす為、ストーリーも簡単なものを用意してとりあえず馬鹿なコメディーを書こうと奮起したのがこの作品です。
まあそれでも終わらせ方については結構頑張って考えました。一応どんでん返しっぽくしたんですが、まあ拍子抜けですよねこんな終わらせ方。すいません。
ミス助手さんのキャラは個人的に気に入ってます。なのでキャラクター賞とかそういうのにひっかかったら感無量だなとか思っていました。ええ、身の程知らずでした(笑) 結果、この作品はどの賞にもひっかからず。やっぱり暴走するだけでは駄目なんだ、という結論に結び付きました。
次回。もし参加することになったら、暴走しつつもこねにこったストーリーを書いてみたいな、とかなんとかかんとか思っています。改めて、拙作を読んでくださり、そして心温まる感想をかいてくださり、ありがとうございました。

P.S.
最後にちょっとした愚痴を。今作のタイトル……「時をかけるミス助手」ということでここでもパロディってる訳なんですが、「ミス時をかける助手」にしようかどうしようか本気で悩みました。理由はラストのオチの先読みのしやすさのレベルが格段にかわるから。それと、タイトルのミスのところに仕掛けがあったから。皆さん気づいてくれてましたよね、気付いてくれていた上で流してくれたんですよね(涙) 最後の最後でネガティブになってしまいすいません。

[34] 「HAPPY」狩人二乗 Name:空想科学祭実行委員会 HOME Date:2010/09/04(土) 08:52 [ 返信 ]
【題名】HAPPY
【あらすじ】私は砂漠に居る。私は旅人である。太陽の陽射しが照る中、私は私の足で歩く。目的などはない。目的を持ってしまったら、その時点で旅人ではなくなるからだ。そんな私はある時、砂漠の中で佇む女性を見つけた。
【名前】狩人二乗
【区分】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5767n/



[42] UNHAPPYですねぇ Name:招夏 Date:2010/09/04(土) 20:04
こんにちは〜、初めまして。拝読させていただきました。

目的が分かった途端、旅が終わる……哀しいですねぇ。でも、たった一人を待ち続ける必要があったんでしょうかね?私だったら、一人くらい見逃してやりますが…。いや、そもそも、そのような理由で他の星に乗り込んだりはしないと思います。どうするかな…何かほかに溜飲を下げる方法はあるような気がしますよ。報復には報復がある…むなしいだけな気がします。

以下、誤字を発見致しましたので、ご報告まで

>機会人形
機械人形

[50] タイミングの妙 Name:栖坂月 Date:2010/09/07(火) 13:43
びっくり箱のような作品でした。
自分は旅人発言から、情報の整理がつかないままに砂漠へと放り込まれ、何だか分からない内に不自然な白を纏う女性と巡りあいます。この辺りの引き込み方は良かったですね。何だろうと思っている間に話へと巻き込まれてしまいました。
その後の見えてくる事実によって事態が引っ繰り返されることとなるのですが、その筋自体はとても良かったと思います。思い切った形ではありましたが、納得できないというほどでもありませんでした。ただ、あまりにもタイミングが終盤に集中しすぎたこと、ここは気になりました。
正直、彼女の正体に関しての考察と発覚はもう少し前に持ってきて良かったように思います。肝の一つではありますが、最終的な驚きが大きいせいもあって、せっかくのミスリードが霞んでいるような気がします。もっとも掌編というボリュームを考えると、なかなか難しい注文であろうとは思うんですけどね(笑)
意外性も含め、短い作品としてまとまっていると思います。楽しませていただきました。


[133] RE:「HAPPY」狩人二乗 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/05(火) 13:49
尚文産商堂です。

人というのは空を見上げ、その向こうにいるかもしれない人類とは違う人類を探し続けています。しかし、その宇宙人が、この作品に出てくるようなものでしたら、どうなるんでしょうか。
そんなことを考えながら、じっくりと読ませていただきました。すっきりとまとまっていながらも、その読みやすさはとてもいいものだと思います。

[204] 秀逸な結末部 Name:骨 Date:2010/10/16(土) 00:19
 空想科学祭2010において掌編とはかくあるべきという手本を見せた作品だ。とはいっても他のレビュアーが述べるように瑕疵がないわけではない。
 本作は一人称形式である。そして冒頭部分から何の説明も加えられないまま物語は展開される。旅人とは何か。謎は謎のまま先へ進む。
 待ち人を待ち続ける女性の出現により事態はようやく輪郭を表す。どうやら宇宙人が暴虐の限りを尽くしたらしい。
 そして結末である。
 主人公のセリフにカギ括弧のない理由が、ボディブローのように効いてくる。
 決してハッピーな話ではないが、タイトルはHAPPYという皮肉。
 十分に楽しめる作品だ。


[349] RE:「HAPPY」狩人二乗 Name:武倉悠樹 Date:2010/10/31(日) 20:23
始めまして、武倉と言います。

読了に際して拙いながらも感想を。

とかく謎に引っ張られ、最後まで読み進んだところでガツンと横から殴られたような意外性のある作品でした。
掌編と言う組みしやすくありながらも、活かすのは難しいという形にありながらしっかりと落ちのついた良い作品であると思います。

すこし意外性が意外すぎて脈絡の無さに感じてしまう点が無くは無かったように感じましたが、その辺は個々人の好みによるかもしれません。

それでは。

[374] 感想&指摘ありがとうございました。 Name:狩人二乗 Date:2010/11/07(日) 00:04
今更ですが、初めまして。狩人二乗というものです。「空想科学祭2010」のにて初めてなろうサイトでの企画に参加させてもらいました。
えー、本当は個別返信とかしたかったのですがちょと……というよりもかなりこの作品の粗が目立ってしまったようなので、控えさせてもらいます(汗)

なので少し裏話というか愚痴というかそんなような感じの文章をつらつらと。

この作品は、本来ならば生まれなかった作品でした。
本来ならば、自分は『直進直結直列直路』という作品を空想科学祭にて発表しようと思っていたのです。ですが、色々あって発表出来なくなってしまいまして。完全に自分のせいなんですがなんか知らないけれどムカついてしまいまいして。「おっしゃやってやるよ空想科学祭ふざけんじゃねえ!」というネガティブな感情のままババッと書いてしまった作品なのです。
実はこの作品、アンドロイドと主人公が抱き合うシーンで終わる予定でした。ミスリードを回収して終わらせる予定だったんです。しかし何故だかここで自分はぶち壊したくなった、ハッピーエンドを粉々にぶち壊したくなったんです。
そうして生まれたこの作品。
こうしてこの作品には矛盾点ばっかりになってしまいました。
いや、書き終わったときには「なんやかんやで画期的だこの終わらせ方!」とか思ったんですが、結局色々叩かれてしまいました。掌編部門の賞とかでかすりもしなかったのがそのいい例だと思います。
次回。もし参加出来たらもっと丹精こめて書きますので、またその時にはよろしくお願いします。

P.S.
指摘された部分は時間のあき次第ちょくちょく直していこうと思っています。指摘してくださり、本当にありがとうございました。

[58] 「TP−TC ZERO」小田中 慎 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/09(木) 17:48 [ 返信 ]
【題名】TP−TC ZERO
【あらすじ】
タイムマシンが発明され、過去への時空間移動が可能となった二十四世紀。許されざる時間犯罪を取り締まるTP(タフィ)――国際協約時空保安庁が成立して二十五年目のある日のこと。『歴史の番人』として順調な活動を続けていた組織に最大の危機が迫る。非合法にて過去を侵害する時空犯罪者TC(タスィ)の活動が活発となり、過去に常駐するTPの支部も襲われ始めたのだ。TP上層部はプロジェクトチームを組織してこの危機に立ち向かう。少壮の青年隊長、ジョージを始め、組織の問題児を中心としたチームはやがて闇に潜む不気味な敵と対峙する。果たして彼らは、TCの標的とされた英雄たちを守り切れるのか?犯人の目的は一体何か?
前作「TP−TC」で言及されていたあの「エリザベス事件」の真相が今ここに明かされる。
【名前】小田中 慎
【区分】長編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n6696n/



[121] 「TP−TC ZERO」感想 Name:鳥野 新 Date:2010/10/04(月) 23:26
 徹頭徹尾、途切れない迫力ある筆致でぐいぐい引き込まれます。これでもかと言うくらい、書き込まれた数々の歴史的名シーン。まるで目の前でスルタンの軍勢が戦っているようでした。自分がタイムパトロールになって現地に舞い降りたかのような錯覚さえ覚えます。
 いや、本当に面白かったです。
 TP達も個性豊かで最初は誰が誰か良く分からないまま、読み進めても最後にはなんとなく一人ひとりの個性が頭に焼き付けられていました。お見事! でも、それ以上にこの作品の魅力になっているのはエリザベスの悪玉としてのど迫力。薄幸でいて、やることなすこと半端なく残虐で強い、TP達もきりきり舞。やっぱり悪役はこうでなくっちゃ〜、おもわず顔がほころんでしまいます。悪役がおどろおどろしく鮮やかだと話が締まりますね。
 字数を感じさせない、魅力的な作品でした、しつこいですが、面白かったです。
 それにしても〜、この作品の裏にある作者の努力に頭が下がります。一体どのくらいの資料をつぎ込まれたのでしょうか……。


[144] 硬くて巧くて物凄い Name:栖坂月 Date:2010/10/06(水) 10:03
何だかいやらしいタイトルになってしまいましたが、印象だけを並べたらそんな感じでした。
この作者様の作品は良い意味で硬いんですよね。重みがあるというか、見えない部分にも厚みがあるという印象です。作品に張りぼて感が全くないんですよ。普通これだけの設定を組み上げると、どこかしら不自然な、ご都合主義的な設定が見え隠れするものだと思うのですが、とりあえず私の目には見えませんでした。もっとも私はあまり歴史には詳しくないもので、だからこそ簡単に受け入れられたのかもしれませんが。
作風全体は前回と変わっていない印象ですが、若干読みやすく感じられたのは私が慣れたせいなのか、文体に変化があるせいなのかは、少しわかりませんでした。また文章は長いですが、エピソードを掘り下げている形なので、濃密な印象を強く受けますが長編というイメージはありません。
ただ一つ、よく出来た作品であることは事実ですが、前作を知らない者にとっては愛着のない始まりですので、関連作というだけで敬遠する人もいるかもしれません。前作よりエピソード的には前のものですし、その辺りには気を配っていることと思いますので不備はないと感じるのですが、少し気になりました。
読者としては、ファンになるような作品でもない限り、過去に読んだ作品は結構忘れちゃうものなんですよね。
あ、もちろん今作に対する不満じゃないですよ。この作品はとても面白かったです。


[164] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/10(日) 11:32
 この作者は悪文が多い。決して読み易いとは言えないのだが、読み進めさせる勢いは確かにある。
 長編を得意とする様だが、結構脱線もあり、読者が完読するには何かが足りない気がしていた。

 この作品は、その修正回答のようである。
 今までの作品と違うのは、センテンスの切り方。名詞または動詞で句読点、それを多用している。
 この良さはスピード感である。特に顕著だったのは、悪役エリザベス某が博士に歴史改変を唆されるシーン。一見おどろおどろしいシーンをサクサク読ませている。
 全編通して確かに中だるみは減った。その分、人物の深みは消えているが、この作品はストーリーを追うことに主眼が置かれている様子なので、構わないだろう。
 プロットは在り来たりなのだが、世界観と歴史の小ネタ・薀蓄で補強する。
 総じて巧みに纏め切ったと言えるだろう。
 一読をお勧めする。


[307] RE:「TP−TC ZERO」小田中 慎 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/26(火) 13:37
するすると頭の中に情報がインプットされ、目の前にその情景が浮かんでくるような作品でした。

時代というのは布のようなものという話があります。その布は、人という縦糸と、物事という横糸で交わっており、その布をうまく読み説いていると思います。

[329] 映像で是非観たい Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/31(日) 01:29
うーむ。凄い情報量だ、最初から(汗)。と、身の危険を感じながらの(どういう)読み始めでした。拝読しましたので感想です。失礼します。
最初ですが、人物の多さにどないしましょと思いました(おわーw)。こりは自分には把握は無理だなあと色々と諦めて、「アイスクリーム…」とかかんとか作品に関係ないだろそれとか反応し思いつつ、この世界観のスピードに乗っかっていきました。エリザベス何処やねん。そんな風に。
人物が、動く動く動く。ここまで動くのを書くのも流石の技量なんですよね。気がつけば、何か楽しいー! って、後半に行くにつれて加速して行きました。人物名など把握してなくてもサクサク読めて、充分に面白かったです。
歴史という壮大ななかでの人の死というのは、軽くみられてしまうものでもあったりなんですよね。それを改めて感じて、最後で切なかったです。
しかしこのワールド、是非映像で観てみたいなとも思いました(以前にもあったかな)。自分での脳内変換では無理そうだわ(笑)。

それでは、力作企画作2作とも、おつかれ様でした。
面白かったです。来年また来てくださいね。ではでは。


[330] RE:「TP−TC ZERO」小田中 慎 Name:石神航 Date:2010/10/31(日) 02:10
 前半部分と中盤からの勢いの差から考えるに、心境の変化か書きたいところへ辿り着くまでの気持ちの斑なのか、そういったものが頭を過ぎる。エリザベスの名前が登場するまでの間、この話が単体であれば特に必要無いのかも知れないと思えるようなエピソードを、前作からの引き摺りを無理なく見せようとした苦労の跡が窺えて、逆に勿体ないような気がした。
 面白い、面白いのだ。中盤以降は。
 どうも前半の、物語の中枢とは直接関連性のない部分については、読むに臆した。勿論、必要なエピソードであるから端折るわけにはいかないのだが、説明過多というのだろうか、本当に読んで欲しいところまでの道のりが長すぎた。
 エリザベスの事象から急加速的に物語が進み、それと同時にすんなりとイメージが伝わってくるようになる。それは、当人の執筆の苦しみとは裏腹に、急ぎ書かなければイメージが頭の中からこぼれ落ちてしまうとばかりに筆を勢い進めた跡でもわかる。
 時折目を覆いたくなるような表現もあったが、これくらい残酷でなければやはり読者は納得しないだろう。彼女の過去の苦しみからして、一連の事件がと言う説得力はあった。
 私的には、彼女の真の目的をジョーが悟った場面、あのハラハラ感は心地よかった。以降、ラストまでぐいぐい読ませてくれたと思う。
 しかし、惜しむらくは前半、やはり導入部〜中盤までの流れには堅苦しいものがある。あの部分が解消できれば、要するに世界観やら設定の説明をもっとすんなりと出来れば、或いは印象も異なっていたのではと思うのだが、如何だろうか。
 それにしても、力の要れ様はひしひしと伝わる。作者の知識と筆力を集結させた、まさに力作である。


[373] お礼 Name:小田中慎 HOME Date:2010/11/06(土) 16:02
 企画も終了致しましたので、感想を寄せて頂いた方に簡単ですがお礼を申し上げたいと思います。

>鳥野 新様
 いやあ、うれしかったです。本編の感想で頂いた近藤さんと鳥野さんの感想、書いて良かったな、としみじみ致しました。リズはまあ、一年ほど私の頭の中に居ましたので、追い出すのに今苦労しておりますw悪役側の登場場面が少なくもっと書き込めば、と他の方から言われておりますが、無理でしたね。資料調べは、ああ、一杯一杯でしたw危うく間に合わないところでした。何はともあれ、報われた感想でした。ありがとうございました。

>栖坂月様
 表題だけで飛び上がらんばかりでした。ものすごいってwしかし、ご指摘通り、今回何がいけなかったかと言って、後の方の言う通り、前半の独善なのは確かでした。もし、また機会があれば、今度は全く別の世界観、別の物語りを出す予定です。底辺作者は底辺作者らしく、またマニアックになるでしょうけれどねw
 では、またご一緒出来る機会を楽しみにしております。

>尚文産商堂 様
 上手いこと言うなぁw縦横の糸か。どなたの話ですかね?それはそうと情景が浮かぶ、とはそれを目指す作者としてはうれしい一言でした。ありがとうございます。

>饅頭は空を飛ぶ 様
 こちらもお読み頂きありがとうございます。そうですね、人物大杉ワロタ、です。この感想を読んでいると、読者の方の思考がよく表現されていて、とても参考になりました。前後の方の指摘の「前半が冗長」(だと思うのですが)が見えるようで、ためになります。今度こそ最初から物語りにのめり込めるよう精進したいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

>石神航様
 イチイチごもっともでございました。仰る通りプロローグから二、三章分はクド過ぎます。無論前作を意識して説明をどうするかで悩んだ部分はあります。でも本当はTPを三大宗教創始者に絡めたかった、という作者の我侭w余計なことで即バックされた読者がどれだけ居たことかw反省致します。それにしても、力作と言う言葉、救いでした。ありがとうございました。

 以上。あれ?もうひとりは?ですか?気のせいでしょうw ジョークはさて置き、レビュアー賞なる過大な賞を貰った方とは曰く因縁wがありますので、それは直接本人に伝えることといたします。

 お疲れ様でした。ありがとうございました。


[5] 「謎のツーハン帝国の野望」小田中 慎 Name:空想科学祭実行委員会 HOME Date:2010/09/01(水) 05:03 [ 返信 ]
【題名】謎のツーハン帝国の野望
【あらすじ】
セッセンはツーハンの巨大企業。これに戦いを挑むのはセッセンに人生を台無しにされた転落者たち。満を持した彼らは憎きセッセン月面本社を襲撃する。しかしそのウラには?――作者初のブラックジョーク作
【名前】小田中 慎
【区分】短編(完結済み)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5249n/



[40] 本当に初めてなんですか? Name:招夏 Date:2010/09/04(土) 16:54
こんにちは〜、ツーハン帝国、拝読させていただきました。確かに、昨年のTP-TCとは、がらりと変わった作風でしたが、本当に初めてなんですか?と疑問に思うくらいブラックジョークがさく裂していた気がします(笑)。もちろん、褒め言葉です。非常に面白かったです。

私としては、最初の美人の彼女が既にセッセンからの回しものだったんじゃないかと疑っていますが……。やばい、私もセッセンで服を購入したことがありますよ(汗)あ、あれは、○ッセンか。

[61] RE:「謎のツーハン帝国の野望」小田中 慎 Name:石神航 Date:2010/09/11(土) 17:02
 うっかりタイトルに「野望」とあるのを忘れてしまう、オチを読むまでは。
 そう、これは野望なのである。世の中ツーハンですっかり支配されてしまうのだ。何でもかんでもポイントだのカードだの、大人ならば誰しも経験のある事象を実にユニークに描いた。
 ……が、特に笑える仕様でもない。要するにブラックであって、ギャグでもコメディでもないのだ。
 途中途中に訳のわからぬ固有名詞が出てくるが、そんなものはどうだっていい。要するに、話のあらすじと風刺さえ伝われば(しかも、わかる人には堪らない小ネタを見つけられれば)満足なのである。――と、読み取ったが如何か。
 ジョークとしてはまずまずであった。ニヤリとしたが、それだけで終わってしまったのは残念だ。どんでん返しもそれほど大きくはなかったように思える。
 途中、戦闘シーンなどは、勢いだけでガンガン書いていたのか、少し読みにくいところもあった。それでも、書き終えたぞと言う作者の満足感は確かに伝わった。
 内容がアレなため、年齢層によっては全く受け容れられないはず。これは仕様だそうなので、ブラックユーモアが苦手な人にはお勧めできない、と最後に書いておく。


[63] ブラック加減 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/12(日) 00:26
こんにちは、楽しく一気に拝読しました。

これは……。
実際、ありますね。最後のオチ部分に当たるのでここでは申せませんが、ゲームじゃなくて商法なんですよね。分かる方には分かる(社会人とか)のですが、それを知っていたせいもあってリアルやなー(苦笑)なんて思い直しました。ふむ、感覚でいったら確かにブラックかもしれませんね。加減がちょっと弱い気もしますが、面白かったです。

でも、文章基盤はしっかりと安定していて大変読み易いのですが、読者を分け隔てなく引き込むには、少し人物等魅力に欠けるかなとも思いますし、あらすじでブラックとは言わない方が良かったのでは、とも思いました。
途中、戦闘のシーン等はあまり見せ場でもなく話の重要でもないですし、先の方が申されている通り、話の全体が見えて風刺が伝われば充分であると思います。

それでは感想でした、失礼致しました。


[182] RE:「謎のツーハン帝国の野望」小田中 慎 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 14:27
尚文産商堂です。

ブラックジョークなのか、自分では判断ができないので、それは諸氏にお任せします。
さて、全体的に、よくまとまった作品だと思います。法的に突っ込みたいところがありましたが、仕様ならばしかたないということで、そのあたりはスルーし、一気に読み進めました。
どんなところにいても、ライバル関係はありますが、このような関係というのもありだと思います。

[309] RE:「謎のツーハン帝国の野望」小田中 慎 Name:壇 敬 Date:2010/10/26(火) 18:28
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 聞き覚えのある「モジリ」がたくさんありましたが、ブラックジョークとしては読まなくて「痛快ドタバタSF活劇」として読ませていただきました。
 堅苦しいというか理詰めで攻める「本格SF」とは違う趣きが良かったし、だからこそ少々の「トンデモ」風が心地良いカタチで効いていたと思います。
 最後のオチは少々拍子抜けしましたが、作戦が進行していく辺りは結構ワクワクして読みました。そのせいか、スピード感にあふれ、とてもスリリングに感じました。
 楽しませていただきました。

 乱文、失礼しました。


[340] RE:「謎のツーハン帝国の野望」小田中 慎 Name:鳥野 新 Date:2010/10/31(日) 18:00
 こんなにこんなに壮大な法螺話をこんなにかっちりと描きつくすなんて〜〜〜尊敬。
 なんて気合の入った酔狂〜、素敵なオバカさん〜〜〜!(褒め言葉)おかげで大笑いして楽しませてもらった。
 ツーハン会社のそれぞれの名前も凝っていて、理屈抜きに楽しい。創作に対する情熱を感じた。


[372] RE:「謎のツーハン帝国の野望」小田中 慎 Name:小田中慎 HOME Date:2010/11/06(土) 15:59
 企画も終了致しましたので、感想を寄せて頂いた方に簡単ですがお礼を申し上げたいと思います。

 
>招夏様
 こういう感想が実は一番うれしいですね。
 そうか、元カノをセッセンの回し者にするかwまた別の物語が展開しましたね、参考になります。あまりこういうものを書かないので、本当にうれしかった。ありがとうございました。

>石神航様
 真のレビュアー賞石神さんwありがとうございました。
 野望、って走り過ぎのタイトルでした。ゴロ面白いからと思いつきで付けてしまい反省です。伝えたかった事は石神さんが的確に伝えて頂けましたので、何か救われた気がしております。大笑いさせようなんて、とんでもw私の様なものには無理ですので、こんな腰砕けの笑いになりました。では、今後とも(?)よろしくお願いいたします。

>饅頭は空を飛ぶ様
 笑いをしっかり自分のものとされているご様子wの饅頭は空を飛ぶ様のご感想、しっかりと頂きました。ご指摘の通り、登場人物は単なる記号でしかありませんでした。こういう話ですから尚更、登場人物に魅力がないと即バック喰らいますよね。山場もヤマではない本作品、全体が見えたら充分とのご感想に救われました。
 ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

>尚文産商堂様
 お久しぶりです。ご感想ありがとうございました。ええ、ブラックジョークではありません。法律を学ぶ方に突っ込みたいといわせたのは労働基準法・法定休日(月四日)ですかね?それとも政府認可の特殊法人への訴訟方法(被告は何処かとか)ですかね。まあ、仕様と言えば仕様ですが、未来なので法も変わっているといえばそうw少しは楽しんで頂けたようで何よりでした。

>壇 敬様
 まさか感想を頂けるとは思いませんでしたので、光栄でした。そうですね、ブラックもジョークも置いておき読んで頂けましたのは幸いでした。まあ、ドタバタ具合はショボイのですが。オチは他の方も指摘されますようにチートで甘々だったと思います。何故か残酷な終わり方が浮かばなかったんですね。
 お楽しみ頂けたようで本望でした。

>鳥野 新様
 誉め上手なトリノさんの感想は÷2で読んでいるのですがw創作に対する云々は誉め過ぎですよw何せ四、五日で推敲も慌しくさっと出したものです。もう一つの方に集中したかったので、これは言わば出来ちゃった子供です。でも楽しかったらいいかな。ありがとうございました。

 以上、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。


[94] 「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/25(土) 02:19 [ 返信 ]
【題名】ラムダと約束を
【あらすじ】
 人間の道具でありたくないと願う機械。人間の道具であって当然だと言う機械。身を削る闘いを重ねてきた二機が交わした約束は、人間と機械の間で揺れる者に選択を突きつける。
【名前】虹鮫連牙
【区分】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9695n/



[111] 基本的な所から展開していく短編 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/02(土) 15:19
とても基本的な所から取り組んで下さったのですね。始め導入部分からの説明描写的部分が上手く、同じくして機会の心という点について改めて考えさせて頂きながら拝読しました。感想です。

人型機械として造られた2体の機械、主人からの扱いがまるで使い捨てのように、ぞんざいにも見せているカーサスと、最先端を行き可愛がられているかのように思わせている裕福なラムダ。この設定がニクイです(笑)。
要ともなる約束を持ちかけた所で何故そんな約束をと思い、きっと最後で明かされるだろうと一気に読んでしまいました。
機械が人間と同等位となった時、もう機械は機械ではなくなりだが瞬間、人間でもなくなり、それでは自分とは何なのか。
自分はあくまでも機械であり人より下位とする相手に対し、いや自分は人とは同等だと思わしき錯覚するかのようなラムダ。
機械でありたい、それが自分が存在する理由。
感情ともいうべきラスト。お見事でした。最後で感動しました。

カーサスが、ラムダに影響、或いは情報を植え付けられたとでもいうのか、進化もしくは成長というのか、変化していく姿が人間という読者を引っ張ってきて共感できるのだと思います。

ただひとつ指摘するなら、2体が接触できた状況理由をつくって欲しかったなという所。簡単自由に対戦相手や関係者が接触できてしまうと、不正ができちゃうな…なんて思ってしまいます。リフォーマットなんて(笑)。


面白かったです。企画作、おつかれさまでした。
乱文失礼致しました。


[152] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:招夏 Date:2010/10/08(金) 11:05
ふぃー、面白かったです〜

機械として存在することに存在意義を見出そうとするカーサス、独立した個としての存在意義を見出そうとするラムダ。語り合ううちに、シンクロニシティしていく二体。やがて、お互いを尊重し、立場を逆転させる二体、最終的には、一つの目的へと収束していく意志の出現。それらの一連の思考が無駄なく無理なく表現されていると思います。お見事!

ちなみに、

>限りなく生命体に近づいた機械が自分達の意思の尊重を要求してきた時、果たしてそれを認めてやることが出来るのだろうか。

という問いには、私だったら、認められる気がします。割と日本人は認められる人が多いんじゃないかな。どんなものにも神様が住んでるって発想があるくらいだし、ペットと話す為のツールを作るくらいだしね。まぁ、立場を逆転させたいって言われて、機械に使われるのは嫌だけど。もっとも高性能な機械なら、人間の手助けなんか必要ないか。はは。あ、そーいえば、電池として使われるのは嫌だなぁ、マトリックスみたいに…(汗)おやおや、これは結構難しい問題みたいですね^^;

[176] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 13:19
尚文産商堂です。

機械の存在価値は"人のために"とするならば…という定義のもとで、葛藤を続ける彼らに、なぜか共感をしました。
機械が機械であり続けるために、なぜそのような定義付けが必要だったのか。おそらくその源流たるのが、ロボット三原則になるのだと思います。その三原則をロボットが超える事が出来た瞬間、その時こそ、ロボットと人の境界線がなくなるときなのではないでしょうか。そんな気がしました。

[194] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:壇 敬 Date:2010/10/15(金) 02:13
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 序盤のカーサスとラムダの会話は微妙に辛かったですけど、序盤にこれがないとダメなんだと読み終わってから思いました。あの議論がその後に続くストーリーの根幹を成しているという構成に1本取られました。
 カーサスが壊れている感じを会話で出しているところがいいですねぇ。面白い表現だと思いました。また、肉弾戦の描写では、どこにどう打撃を与えたかが詳細かつ明瞭でいい感じだと思いました。さすがは武道家だと唸りました。
 機械に感情が発生するかどうかは永遠のテーマですが、既にアイデンティティを持ったラムダとカーサスにとって「機械とは?」とか「人間とは?」の議論はどうなのかなぁとチラッと思いました。……なので「自由」というキーワードを前面に押し出した方が良かったかもしれないかな、なんて思いました。
 人間の登場しないところで、2つの機械が人間について葛藤しシンクロし、半ば友情めいたものが芽生える、こーゆー展開が好きな方なのでその面白さを十分に堪能させていただきました。

 乱文、失礼しました。


[229] 青いも特徴 Name:栖坂月 Date:2010/10/19(火) 21:53
うーむ、やはり上手いなーと感じてしまいました。
読んだ、というより読まされたという感覚に近い印象です。二体のロボットに物語を集約し、意思と呼べる言動の変遷を細かに記したという、並べてしまえばそれまでの話なんですよ。最後も期待はさせますが、明確なオチと言うには少し弱い、しかしやはり面白いという感覚は残ります。
当初、この妙な視点、一人称でも三人称でもない作者の叫びみたいな描写が気になったんです。特に何と言いますか、思い込みが激しい人の小論文みたいな感じの、そうなのかなーという事象を断定しているように見える部分が見受けられ、少しリズムが崩されたという印象があります。ただ、ある意味それは特色と言いますか、演出の一環だと感じられる程度の阻害でしかなくて、読み終わる頃にはすんなりと飲み込める感じになってました。狙ったのかどうかはわかりませんが、ちょいと独特だったとは思います。
それを除けば流れるような、筋のしっかり見える滑らかな話だったのではないでしょうか。
楽しませていただきました。


[235] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 08:45
楽しく読ませて頂きました。
ラムダとカーサスの交流、そして「約束」が素晴らしい!


[342] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:鳥野 新 Date:2010/10/31(日) 18:04
 読みごたえあった。カーサスの描写、そして台詞の中の雑音、読み進めていくうちに知らず知らず感情移入していた。実直な機械であろうとするカーサスの言葉に胸をうたれ、図らずも涙腺がじわ〜っと……。(弱いんだ、こういうの)感動した。

[371] 作者からの返信 Name:虹鮫連牙 Date:2010/11/06(土) 14:40
 この度は拙作『ラムダと約束を』にご意見・ご感想をお寄せいただきまして、誠に有難うございます。
 個人的には『マリッジ〜』よりも本命だったので、空科祭の結果発表時に部屋の片隅で泣いたのは内緒ですw 誰にも言うなよなっ!
 今年の空科祭は、「機械と人間を考える」という検索ワードで繋いでいたこともあり、機械ものSFばかりでいこうと決めていました。参加申請前からです。
 来年はどうしようかな〜? 

 ということで、せっかくだから作者から『ラムダ〜』へ感想を送りたいと思います。

▼感想▼
 まずは(以下略
▲終り▲

 続いて、個別レスをさせていただきます。

>>饅頭は空を飛ぶさん
 「最後で感動しました」というその一言だけで、僕がこうあってほしいと思うような形で饅頭さんに届いたことが伝わりました。
 素直に嬉しいです。惚れていいですかw
 ご指摘の点は詰めが甘かったですね。言われてみて自分自身でも「あれ、こいつら控え室一緒ってまずいんじゃね?w」みたいにツッコミました。
 く、悔しい!
 あと、この場を借りて謝罪を。
 『マリッジ〜』での作者レスですが、饅頭さんのお名前を「空を飛ぶ饅頭」と書いてしまいました。なんかすいませんm(__)m
 このお名前って、アンパ○マンってことですか?

>>招夏さん
 感想を読んで、招夏さんは作者が思い描いた物語の流れをそっくりそのまま感じ取ってくれたんだと思いました。
 自分の気持ちがしっかり伝わると嬉しいですね。ありがとうございます。
 問いに対する招夏さんの答えは、僕も同意です。日本人は比較的OKかもという点も。本当に個人的なイメージですけどね。
 マトリックスみたいな世界は確かに怖いですね。あの映画好きですよ。

>>尚文産商堂さん
 実はそのロボット三原則ってやつなんですけどね…………自分、ウィル・スミス主演の『アイ,ロボット』の中に登場する劇中設定だと思ってたんですよ。
 まさかSF界でそんなに知れ渡っているものだとは思いませんでした。ってか今回の空科祭で初めて知りました。
 無知ってイヤですねw

>>ダディ
 小説に登場するキャラクターはどんな姿であろうとも、例えば人でも犬でも機械でも虫でも神様でも、やはり“人”だと思っています。小説には物語に絡むキャラクターがいて、彼等を書くということは「人対人」を書くことになるのでしょうね。
 おそらくダディがカーサスとラムダの議論に違和感を抱いたのは、僕が二人を人らしく書き過ぎてしまったから。登場人物としての“人”であることには間違いないのでしょうけれど、二人が機械であるという設定の見せ方が全然足りなかったのかなって反省しています。
 その点に気付かせていただきました。ご意見、ありがたく頂戴いたします。
 ということで、次こそはそんなことを感じさせないように上手に書けますように(-人-)
 
>>栖坂月さん
 思い込みの激しい小論文の点ですが、カーサスの心理を書きたくなかったがための策なんです。ええ、ただそれだけです。
 機械であるカーサスがあれこれ頭の中で考えていたら、それこそ露骨に心理描写を書いたら可笑しいだろうと思ったので、機械の一般的な在り方の説明文として文字数を稼ぎましたw まあ、それが物語の中で上手く働いてくれればと仕掛けたりもしたのですが。
 「ちょいと独特だった」というお言葉、ありがとうございます。これで『マリッジ〜』に一矢報いることが出来ました(え

>>ロメルさん
 感想ありがとうございます。
 約束してくれないとタイトル詐欺になってしまうのでw
 書いている途中、感情を抱きつつあるという描写の一シーンとして、カーサスとラムダに指切りをさせようとしたのです。
 そのシーンがカットになった理由は…………「そういやカーサスって小指無いんだったw」です。

>>鳥野 新さん
 涙腺が!? そこまで言っていただけると本当に嬉しいですね!
 書いてよかった〜。
 自分も結構涙脆くてですね、作者のくせに書いてて涙が滲みました。
 もうやめて! カーサスのライフは0よ! と叫んだり。
 
 
 個別レス終了です。
 皆様、本当にありがとうございました。


[11] 「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 05:20 [ 返信 ]
【題名】マリッジ・ホワイトスワン
【あらすじ】
 名前はホワイトスワン。性別は女性。とある財閥のお嬢様。再来週には結婚を控えている。そんな彼女が、花嫁修業をしたいと言い出した。未来からやって来たサイボーグのくせに。
【名前】虹鮫連牙
【区分】中編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5282n/



[14] シンプルな料理にスパイシーな味付け Name:栖坂月 Date:2010/09/01(水) 08:37
今回はコメディテイストな作品が多いような印象を受けたのは私だけでしょうか。まぁ、そんなことを口にする私自身がコメディを出す予定ですから、言えた義理もありませんが。
作風という点から見ると、モロに好みでした。全体の筋はわかりやすく、しかし同時に設定のアチコチに奇妙な代物を叩き込んで作品全体の色を調整しています。コメディとして見るなら、とても楽しめる作品だと思いますし、実際に楽しませていただきました。特に前半の、卵であるが故の様々な妄想や妄言が、とても良い味を出していたと思います。
しかし反面、大筋と扱っているテーマは、それほど目新しいものは見受けられませんでした。悪く言えば「ありがち」ですが、だからこそ味付けが映えたとも言えるのではないかと思います。また最終的なまとまりが綺麗に決まっているのも、大筋がシンプルであることが大きいでしょう。何を売りにして何で魅せるかは作者次第、そんな当然のことを実感した作品でした。
改めて書いときますが、この作品は完全に好みです。大変面白かったと明記させていただきます。


[18] RE:「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:84g Date:2010/09/01(水) 20:41
素晴らしい!
明言していないのにホワイトスワンさんの目的と明るい未来が見える。
時間移動やサイボーグなど、SF作品らしい王道キーワードながら、それに依存しない人間描写。

フューチャーイマジンやピュアウォーターなどの、セリフセンスもシャインスパーク(輝いてる)。
セリフ選びとキャラクターの魅力なら、俺が読んだ中では暫定一位。
俺は『辛口掲示板の作品以外感想書けないかな』とかちょっと思ってたくらい重箱の隅をつつくのが趣味の人間なんですが、
それでも指摘できる悪いところが見つからない。 お見事。 ハイクオリティ。

ただツッコミすると、出汁を溶いてない味噌汁は、隠し味という次元ではないと思います。
出汁入ってる味噌とかそういう意味なのかもしれませんが、どういうリアクションを取れば良いのか分からなかったので。

[30] RE:「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:石神航 Date:2010/09/03(金) 14:44
 ホワイトスワンがフルネームを語った時点で吹き出した。
 終始小ネタで笑わせてくれる。実に楽しかった。
 ただ、やはり前半部分からオチがわかってしまうところが難点と言えば難点。いや、わかっているから楽しめるという考えもあるか。
 突っ込もうかと思えば、そのすぐ後にきちんと突っ込んであるってのは読んでて嬉しい。わかって書いてるんだなと。
 それにしても、ホワイトスワン曰くの「それとも、私?」、未来の旦那が風呂や飯を差し置いて彼女を選んだとき、一体どういう行動に出るんだろうかなどと無駄な妄想を働かせてしまった。かなりマニアックな(ry 失礼、余計なことを。
 これはいいな。私もストーンゴッドと名乗ってみるか。 


[38] 面白かった― Name:招夏 Date:2010/09/04(土) 16:16
初めまして、拝読させていただきました。

きちっきちっと突っ込みを入れてくれる主人公に吹きっぱなしでした。また、タマゴがどうやってお茶を飲むのかとか、タマゴの花嫁修業ってなんだ?と数々の好奇心と疑問にひっぱられて、あっという間に読み終わってしまいました。面白かったです。

[49] シンプルでくすっと笑える話。 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/07(火) 09:23
初めまして。拝読しました。

静かなドタバタコメディとでも申しましょうか。突然に現れた非日常。自分という高校生の主人公の細かい突っ込みが効いてて、最後までとても面白かったです。いいですね、相手が相手のことを思う。単純なことなんですが、それが伝わってきたように思います。

楽しませて頂きました。


[77] RE:「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:壇 敬 Date:2010/09/15(水) 19:04
 初めまして。とても楽しく、笑いながら読ませていただきました。

 最初はドタバタでどうなるんだろうと思いましたが、最後の「しんみり」がとてもいい感じでした。こんな風に「収まるべくして収まる」というストーリーを書いてみたいものです。
 段々二人の距離が短くなっていく描き方、話の流れの巧さは、習得したい技だとも思いました。

 たぶん、これで完結だろうとは思いますが、僕は続編というかサイドストーリーを読んでみたいと思ってしまいました。……というのも「未来の『俺』はどんな男になっているのか」に興味を持ったので。蛇足でした。


[161] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/10(日) 08:39
 軽いタッチのものを書き慣れ、自分のものとしているのは評価出来る。
 大概の読者は、彼乃至は彼女が所謂ラノベを好まない読者層であっても途中までは読み続けるだろう。読者を先へ先へと誘うのは作者の潜在力量が高い証拠。
 謎のタマゴというガジェットは面白い。しかもこの展開である。普通ならこの先タイムマシンで過去から送られて来た恐竜やら宇宙の果てから来た知的生命体の繭だったなど、ハリウッドでこぞって作られた展開になる。

 この軽さの作品で世界観云々は野暮ではあるが、世界観はご都合主義一辺倒で組み上がっている。つっこみはいくらでも出来よう。
 しかし、そんなことを瑣末なこととしてしまう勢いがある。作者はその穴を承知で書いている。「 ああ、信憑性が更に薄くなる。 」これは作者自身の自虐ネタだろう。

 最期の顛末へ向うために作者が出来うる限り努力をした作品。
 荒さは見えるものの、それを指摘するのも野暮。
 SF的な装いを外してもなお、好感度を保っている小品だろう。

[184] RE:「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 15:02
尚文産商堂です。

将来の彼というのが誰なのかというのが、中盤あたりではっきりと見えてきて、時間を飛び越えて会いたかったという理由も、わずかですが見えてきたような気がします。
過去から未来という一本につながっている時間を飛び越えて、彼に会いたかったというのは、それだけ彼を好きだからというものの裏返しなんだと思います。

[243] RE:「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 09:45
素晴らしいです!
ホワイトスワンと主人公の掛け合いをはじめとして、ツボにはまりました。
SFを感じさせないSF。


[287] RE:「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:春詠 Date:2010/10/24(日) 15:12
重いテーマを、その「重さ」を貶めずに、しかし全体の雰囲気を明るく書くというのは結構難しいことと思われる。ホワイトスワンの置かれた境遇は決して良いとは言えないけど、主人公との未来がその暗さを打ち消してくれる。

オチが読めるという点は、もしかしたら小説としては失格なのかもしれないけれども、作者はそれも込みで書いたのではないかと思われる。最後の救いに向けて突っ切る見せ方は上手い。楽しませていただきました。


[290] RE:「マリッジ・ホワイトスワン」虹鮫連牙 Name:海星 Date:2010/10/25(月) 16:13
空想科学祭2010作品として、最初に読ませていただきました。
 SFならではのホワイトスワンの特徴を生かしたボケ(?)っぷりに、何度も笑ってしまいました。
 重すぎず、内容もしっかりしていて、所々笑えるポイントもある、とてもよい作品だと思いました。
 とても面白かったです。


[370] 作者からの返信 Name:虹鮫連牙 Date:2010/11/06(土) 04:36
 この度は拙作『マリッジ・ホワイトスワン』にご意見・ご感想を届けてくださり、誠に有難うございます。
 初めての参加である空想科学祭でしたが、少しでも皆様に楽しんでいただけたのであれば、それこそ作者冥利に尽きるといったものかなと思っております。
 こちらで頂いた感想は、次回の空科祭への意欲として、今後の執筆活動の糧として、そして一人でニヤニヤしちゃうためとして活用させていただきます。
 
 なんかせっかくの作者レスなんだし、変なことしてみてえな。
 ということで、まずは作者から本作へ感想を送らせていただきたいと思います。感想掲示板だしね。

▼感想▼
 オチが途中で分かり易すぎる。ってか主人公の男、そこまで白鳥が匂わせちゃってるんだし、もうお前がオチに気付いちゃえよ!
 あと白鳥へ。
 「白鳥→ホワイトスワン」ってのは英語がなって無さ過ぎます。でも、鳥獣戦隊ジェットマンのメンバーにも白鳥の戦士ホワイトスワンがいるので、そこはまあ目を瞑ろうと思います。
 あと、全年齢対象作品として「先生、食い込んじゃってます!」というのは、際どいようですがまだチビッコには分からないと思うので、OKだと思います。
 あと、えーと、略称は「嫁白鳥」で!(却下
▲終り▲

 あれ? なんだこのgdgdは。
 ということで、次は感想をいただいた皆様に個別にお返事させていただきます。

>>栖坂月さん
 『マリッジ〜』に初めての感想をつけてくださって、ありがとうございます。
 作品内でも最大の欠点と言える部分すら前向きに解釈していただけたことも踏まえて、お礼を申し上げます。
 本当に有難うございます。

>>84gさん
 褒めすぎだからw
 お味噌汁の件についてですが、私がもっと料理について調査を……ってか自炊しろよって感じですねorz
 ご指摘ありがとうございます。
 
>>ストーンゴッドさん
 無駄な妄想についてですが…………俺だったら歓迎するぜ! 射程内さ!
 ということで、マニアックなご想像もガンガンしてください。
 大丈夫です。耐水性抜群なので、一緒にお風呂にも入れます。

>>招夏さん
 楽しんでいただけたようで何よりです。
 それでですね…………もしよろしければ金ちゃんと一緒に遊園地行ってもいいですか?
 ああ、そうですよね。鮫と金魚を一緒にはさせられませんよね(ノд`)・゜。+

>>空を飛ぶ饅頭さん
 飛んできてくださってありがとうございます。
 ツッコミがくどいというご意見もいただいたので、次回あたりは登場人物全員ボケてやろうかと思ったり思わなかったり。
 
>>ダディ
 続編を希望していただけるとは思っていなかったので、それだけ楽しんでもらえたのかなと思いました。嬉しいです。
 続編・サイドストーリーはごめんなさい、予定無しです。
 彼等の未来はご想像にお任せします。
 特に、飯も風呂もスルーして妻を選んだ夫のご想像をオススメします。

>>美鈴さん
 自虐ネタと仰った点ですが、お察しの通り、まあそんな感じですw
 そこまで読み取られるとは、ホラーにインしました(恐れ入りました)。
 あ、これはルー語だわ。

>>尚文産商堂さん
 そうですね。彼女が時間を越えてきた理由の根幹には、彼に対する大きな愛が合ったのかもしれませんね。
 幸せな夫婦生活を営んでほしいと思います。
 もし浮気でもしようものなら、一体どんな兵器が出てくるのか分からないホワイトスワンでした。

>>ロメルさん
 感想ありがとうございます。
 掛け合いがツボと言われた物語は、やがて二人の愛の坩堝へと繋がっていく……。
 あ、別にうまくねえや。

>>春詠さん
 小説失格という言葉、重く受け止めております。
 今後の作品創作において今まで以上に心掛けていくべき点ですね。
 ちなみに、オチの早分かりですが…………狙ってません。
 すいません><

>>海星さん
 最初に読んでいただいたのですか。ありがとうございます。
 でも彼女はボケてません。全力でマジに恋する乙女です。
 だからもし海星さんの家に花嫁修業に行った時は、恋愛相談をしてみてください。
 セレブなラブレターなんかを代筆してくれますよ。
 もちろん内蔵プリンターで文字も見易い。

 
 ということで、個別レスを終了させていただきます。
 皆様本当にありがとうございました。


[83] 「創造主の見る夢」砂漠の砂 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/19(日) 00:54 [ 返信 ]
【題名】創造主の見る夢
【あらすじ】
世界を大空の果ての果てから見下ろす瞳。それは人間の世界を作り、科学者がシャーレの中の微生物を観察するかのように人々を見つめる。人間の世界の運命は瞳の掌にあるはずだった。だが、やがて人間は、彼の予想を上回る行動をとるようになる……。
【名前】砂漠の砂
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n8523n/



[153] 夢オチ……だと…… Name:栖坂月 Date:2010/10/08(金) 15:17
楽しく読ませていただきました。
一つの作品というよりは、独立した関連性はあるものの三つの独立した作品を四つ目で纏めているという印象で、その一つ一つの短編としての面白みに感心しながら読み進めました。普通長編にせよ短編にせよ、一つの作品はなるべく間をおかずに読んだ方が浸れるかなーと思っているのですが、この作品に限っては一つ一つの間に少しインターバルを置いた方が良いような気がします。共通するキーワードも多く、舞台も大きく変わっているワケではありませんが、そんな風に感じました。
だからこそということでもあるのですが、一つ一つをしっかりと堪能させてもらった上であの四つ目は、少しばかり拍子抜けだったかなーというのが本音としてあります。これは悪かったとか駄目だったという意味ではなく、それだけ期待をさせられた結果だとお受け取り下さい。
改めて通しで考えてみると、終始一貫した作品であると感じます。
面白かったです。


[224] RE:「創造主の見る夢」砂漠の砂 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/19(火) 15:10
蝶の夢、そんな感じがする作品でした。

自分が今感じているのは、実は蝶が見ている夢ではないのだろうかというのが蝶の夢というお話の簡単な内容ですが、それとよく似ている感じもします。しかし、それをSFという一つのジャンルへ昇華させる手腕は素晴らしいと思います。

[289] 美しく虚構 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/25(月) 14:00
こんにちは、拝読させて頂きましたので感想です。書込みを辛口板とどちらにしようか迷ったのですが、先にほとんど書かれてしまっていましたので、それを除きこちらで。失礼します。
哲学らしきと噂で聞いておりましたので専門用語でも並んでいるのだろうかと思い読み始めていましたが、不必要な構えでしたね。読み易かったのでスラスラと読めました。神の存在という設定や美しく纏まったような世界観は好きです。書こうものなら人間臭く描写もできるのですが、ここは敢えてしないで正解だったと思います。
話の流れとして見ると最初の方は虚構の辺りで浮いてみえる部分もありましたし、もう少し自然的に展開して頂きたかったかなーと思ったのが少々。推理に関しましても、可能性を考えていったら…苦しいかなーと思いました。そもそも動機から考えていくのはあんまりいい感じは致しませんでした。そんな感じで3、4話へと続くのですが読後に全体的として見ると、まとまりはあり、最後は最後でしたが素直に楽しませて頂きました。バランスよく、面白かったです。
それでは、企画作、おつかれ様でした。
感想失礼致しました。


[298] RE:「創造主の見る夢」砂漠の砂 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:13
 身もだえするほど面白かったですっ!!!
 *瞳* と *反逆者* に翻弄される人間達が、ぐっと身近な世界から描かれていて一見、請荒唐無稽なんだけれど、濃ゆ〜いSFの香りがします。これは光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」で神と悪魔の対峙を読んでワクワクしたときの感覚と似てるかな。
 サヤカが「わたしは、多分、産まれたときから、大空に君臨する、あれが見えていた」というシーンは印象的で、作品世界に引きずり込まれてしまいました。宗教者とそれを止めようとする昔なじみの対峙あり、推理アリ、若い宗教者の悩みあり。バラエティに富んだ趣向で、読者へのサービスも感じました。そして最後に瞳の正体が……。
 哲学的でいて、そして一話一話ドラマティックで。堪能しました!


[311] RE:「創造主の見る夢」砂漠の砂 Name:壇 敬 Date:2010/10/26(火) 19:29
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 描き掛けた絵のモチーフに入り込んだ画家の……という3重の構造になった世界の話で、少々難解っぽい哲学的な話は出てきますが、それほどディープではなくて物語にそれなりの深みを与えていると思います。出だしが説明っぽい気はしましたが、総じて面白く読ませていただきました。
 いろんな意味でドライな文章だったので、勝手ながら砂漠の中にそびえ立つ都市を想像していました。要するに萩尾望都の「銀の三角」のような世界を。そんなだから、1章と3章は全然違和感がなかったですが、2章には違和感を感じました。いや、こちら側の想像が足りないのかな? 中近東の高校生はこんな風なのかもしれない。
 オチがオチだけにまとまったとも言えるけれど、そうでなくてもまとまっていたような気がします。
 独特の世界観が一番面白く、かつ楽しめました。

 乱文、失礼しました。


[323] RE:「創造主の見る夢」砂漠の砂 Name:石神航 Date:2010/10/28(木) 05:37
 一つ一つを掘り下げてみようとすれば、あちこちに疑問符が湧き出るような作品かも知れないが、全体を俯瞰すれば、なるほど、この雰囲気は毒だ。どこの世界ともわからない場所に引きずり込まれ、酔いしれ、目覚めさせられる時にううっと唸る。
 作中、宗教家が世界について様々に自分の存在理由やら世界について蘊蓄を垂れる。瞳や反逆者等、あり得ない存在を目にする人々と、それに影響される人々。この構図を現実世界に置き換えたらと、ぞぞっとする。
 自分で小説なり物語なり書かれる方は、何となく想像できるだろうが、例えば自分の作品内の登場人物は、自分の作品の中でだけ生きている。彼らは作者と意思を疎通させることは出来ない、はずだ。(昨今、作者と登場人物との会話文を前書きやら後書きに載せる作者もいるようだが、あれは、あくまで作者の妄想であり、意思疎通ではない)それをこれだけの枚数割いて、丁寧に描ききっている、そう感じた。
 時折、描写が不足しているような所、説明が欲しいところもあったが、読み終えてみれば些細なことだ。これはこれで、世界観を堪能するには丁度いいのかも知れない。


[328] RE:「創造主の見る夢」砂漠の砂 Name:一二三四 Date:2010/10/30(土) 23:39
 どこの国の人だったかは忘れてしまいましたが、曰くこの世はコンピュータの中で再現された世界なのだ、という論文を書き上げた人がいるそうです。人間の理解を超えた存在という物はまだ造物主がプログラムしていない部分であるそうな。ID説、大いに結構(何)。
 翻って本作ではその造物主たる瞳と反逆者が登場します。人間より高次の(半高次?)存在である彼らは二つの立場から世界に介入する……。
 筋書きとしてはこのような物であり、しかし、重要な物は作中で言及されレビュアーの皆さんも言及されている哲学の部分ではないかなと。大別して造物主と反逆者の二つの思想、あるいは哲学が物語られる訳ですが、最後の段にあって、その外枠にいる存在が姿を持って提示され、また、その彼も……という所が良かったです。入れ子構造に弱い、という極個人的な物もありますが。
 登場人物が沢山出てくる、といっても色々な立場の人間がそれぞれ己の価値観をかなりストレートに出しているので混乱することはありませんでした。
 点描みたいな作品だな、と要領を得ない言葉で〆たいと思います。ではでは。


[369] ご感想への返礼等 Name:砂漠の砂 Date:2010/11/06(土) 00:31
 まさかこんなにもたくさんの方から感想を書いていただけるとは、思ってもみませんでした。とても嬉しかったです。技術的にも思想的にも未熟な私の作品をきちんと評価していただいただけで身に余る光栄です。ありがとうございました。
 さて、空の果てから「目(超越者)」が見下ろしているというこの作品のテーマ(そしてそれは、繰り返し私がテーマにしていることなのですが)には、実はヒントがありました。
 どこで読んだのかすっかり忘れてしまいましたがかの有名なフィリップ・K・ディックが、「上空から我々を見下ろしている目を、私は見た」というような内容のことを、どこかで語っていたそうです。本人はそれを神秘体験といっているようですが、多分、覚醒剤の見せた幻覚なのだと私は思います。ただ、空に浮かぶ瞳のビジュアルは、私の脳裡にありありと浮かび、離れることがありませんでした。
 そのイメージと、コンピュータ上に擬似生命体(セルオートマトンなど)を作り、その振る舞いを観察する科学者のイメージを結びつけたのが、この作品の「*瞳*」だったのです。確かグレッグ・イーガンの作品に、そんなようなのがありましたか……。
 それと、あまり表立って分かるようにしたつもりはないのですが、神林長平先生の一連のSF小説も、この作品に影響を与えていると思います。小説という媒体を使って思弁する、ということを、私は神林先生から学びました。
 また、あまり評判の芳しくなかった第二章の推理小説めいた部分ですが、その部分は、京極夏彦先生の「絡新婦の理」と、ここで名前を出すことはできませんが、某ウェブ小説から多くの影響を受けました。特に、その某ウェブ小説は、私に、ネットの海で小説を書くことの(商業作品とは違った)素晴らしさを教えていただきました。そして、京極先生の本は、私が小説自体を読み始めるきっかけとなったものです。
 最後に、この小説の一つの肝となる、哲学的な部分。ここで影響を受けたなどと軽々しく語るほど研究しているわけではありませんが、イマニュエル・カントとルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタインの哲学に、多くを負っています。人間の思考しうることの限界についての彼らの思考は、様々な蘊蓄となって、登場人物の口からあふれ出ました。ただ、彼らの考えたことの巨大さに対して、私の能力はあまりにも小さい。だから、その部分だけ、作品から浮いてしまったのではないかと、私は怖れています。
 以上、私の作品は、こうして分析してみると、過去の偉大な人々の残した仕事のパッチワークに過ぎないように思えてきます。チャットなどで、「私はどの本を読んでも満足できない。だから、自分自身が満足できる作品を、自分で書く。それが、私の小説を書く動機だ」などと言ってしまいましたが、実のところ、パッチワークなんですね……。オリジナリティは微塵もありません。赤面ものですね、先の発言は……。
 さて、この作品のオチですが、これもあまり評判が芳しくなかったようです。実は、オチを二パターン考えていたのです。もう一方のオチは、「*瞳*」は地球外の知性体で、彼の故郷の星と全く同じ道を地球人類に歩かせようとしている存在だった……、というものです。藤崎竜先生の漫画「封神演義」のラストに近いイメージです。ただ、それはあまりにも露骨なパクリになってしまうので、断念しました。
 などなど、これらが「創造主の見る夢」の制作秘話(?)です。
 それでは皆様、貴重な感想をありがとうございます!


[10] 「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 05:18 [ 返信 ]
【題名】The melancholic of smoker and bookman 〜喫煙者と読書家の憂鬱〜
【あらすじ】
現在から世紀をいくつも超えた未来。科学は人を万能な魔法使いにした。

すべてが満たされた十全な遠い未来で、人はいかにして生き、いかにして交わるのか。
【名前】武倉悠樹
【区分】掌編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5279n/



[13] テーマとバランス Name:栖坂月 Date:2010/09/01(水) 07:56
初めての感想は少し緊張しますね。
まずは面白かったです。万能という状況を皮肉ったお話で、テーマ性の強い物語でした。進歩の果てと、そこから導きだされる因果も明確で、頷かされる作品だったと思います。
強いて気になった部分を挙げるのなら、テーマに対するこだわりが強いためでもあろうかと思いますが、やや説明に終始する文章であったのは気になりました。終盤は遊びもみられましたが、そのバランスは考慮の余地が残っているかもしれません。もっともこれは、人によっては無駄な部分とも受け取られるでしょうし、そもそも掌編ですからね。適度をしっかり納めるのは難しいと思いますし、これで不十分とも思いません。
楽しませていただきました。


[29] RE:「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:石神航 Date:2010/09/03(金) 14:14
 万能社会での二人の嗜好、なかなか興味深く拝読した。
 設定や人物に魅力的な物がある一方で、どうしても気になる点もあった。
 例えば、クラヴィスが何の仕事をしているのか、リゲルとはどんな仲なのかなど、読んでいて説明の欲しいところがサラッとかわされている一方で、テクノロジーやら設定の話はしっかりする。何となく場面は浮かぶが、もうちょっと掘り下げて欲しいなと思うところには手が届いていないのは惜しい。
 必要以上の説明をしないという選択肢もある。世界で当たり前になっていることを、わざと割愛することで世界観に浸らせる箇所が、もう少し多くてもいい。
 個人的にはリゲルの相貌形成趣味、もっと書き込んで貰いたかった。
 というか、これが一番気に入った。


[39] 自己を見失いそう Name:招夏 Date:2010/09/04(土) 16:35
こんにちは〜初めまして、拝読させていただきました。面白かっです。

油と鋼鉄の匂いで始まったので、機械系の話かなぁと読み進めていたら、にわかに煙草の匂いに…(笑)

ここまで科学が進んで、なんでも問題なしの時代になったら、酒に煙草にムニャムャに…と体に悪いことばかりを選んでやっちゃいそうな気がしますね。

しかし、外見も昨日と今日で全く変えることができるとしたら、本当の自分がなんだったか分からなくなっちゃいそうですよね。アイデンティティを残せるのが、煙草と文庫本というのは心許ない。万能未来の話なんでしょうが、少しばかり、たそがれた気分になっちまいました。

[44] 煙草ひとつに Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/05(日) 12:36
初めまして、拝読しました。
なるほど、タイトルにある通りにとてもメランコリーに満ちた話でした。でも読後で不快とは思いません、雰囲気で楽しめました。
冒頭から読んでいって、少し逸れながら煙草絡みで愛煙家たちのことを考えます。嫌煙家がいるなか、彼らの行き場は何処なんだろうな、と。もし科学の進歩で煙草の害質問題が解決されたなら、残された人間は…
続きは、作品で。

敢えて言えば、先の感想でもありますが、科学的説明や設定説明のほしい所があったかなーと思います。それぞれは魅力的で全部が全部ほしいわけではないですし、こちらで想像して楽しめればと思いますが、もう少し(加減ですね)あったら、と。
それだけですね。短い話として僅か数分、充分に読書に浸れました。面白かったです。


[53] 十全なハードボイルド Name:椎野 千洋 Date:2010/09/08(水) 13:15
お久しぶりです。作品読ませて頂きました。

中々趣きのある世界観と、十全だからこその憂鬱な登場人物たち。

冒頭はスチームパンク風な書き出しでありながら、世界は完全合理化の進んだ未来。その合理化の中での嗜みは、登場人物が持つ、一種のパーソナリティーとして機能しているように思います。

相貌形成や相互心交など、現代社会が有する個々のトラウマも無く、それはさぞ幸せな世界なのでしょうね。だからこそ、その世界ではパーソナリティーの具現化が己を示す大切な存在なのだと思いました。

現代社会を憂鬱に感じる人が読むことをオススメします。不全、完全は進歩を止めた者に訪れる。面倒が最高に思える一作です。


[109] RE:「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/02(土) 01:19
 はじめまして。
 作品を読ませていただいたので、感想を書きにきました


 感想は今更ですが、実は九月上旬くらいに、初めて読んだ空科祭参加作品がこちらの作品であり、感想も是非書きたいと思っていたんです。

 自分が知らない世界、見たことも聞いたこともない世界、そんな中での何でもない日常の一幕って結構好きなんです。
 私は映画をよく見るんですが、例えばハラハラドキドキするような大冒険をする一団や、世界の破滅を狙う悪に果敢に挑む主人公など、そういった大事件の中心にいる登場人物たちが普段見せない平和そうに過ごす風景とかを見られると、嬉しくないですか? 得したような気分とでも言うのかな。
 そんな気分が読後に感じられました。
 作者様の思惑とは違う点で楽しんでしまったかもしれませんが、自分はそんな気分を味わえたこの作品の雰囲気が大好きです。
 単純にノンビリした風景が好きってのも好きな理由の一つですけど。
 こんな世界で映画のような大事件が起こったりしたら、なんていう妄想を抱いたりもしながら楽しませていただきました。

 序章でも番外編でもエピローグでもなく、ただの日常風景で楽しめた理由はやっぱり魅力的な世界観とそれを伝える作者様の腕だと思います。
 ああ、もし時間移動ができるなら一度は行ってみたい。
 


[135] RE:「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/05(火) 14:11
尚文産商堂です。

この作品に出てくる技術は、遠い将来にできても不思議ではないものばかりだと思います。
吸わなくても同程度の効果を得られる煙草をなぜ吸うのか、紙でなくても集められる情報なのになぜ紙を選ぶのか。その疑問のある種の答えになる作品になっていると、思います。

[165] RE:「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:桂まゆ Date:2010/10/10(日) 13:24
はじめまして。
作品を拝読しましたので、簡単な感想を。

日常を切り取った作品は、好きです。
読者が、作品に描かれた日常や主人公に共感できて「なるほど」と思わせる事が出来れば、尚良し。
酒好きですが、二日酔いとはあまり縁のない当人としては、「吐いても飲むぞ」という人を「そこまでして飲むか」と笑いながらも共感できる。
酒や煙草の毒性を無くし、嫌煙家の「見るのも不快だ」という意見まで受け容れられた世界に、果たして喫煙は意味があるのか?
などと考えて読んでおりましたら、最後の一文に「そりゃそうだわ」と感心してしまいました。

ごちそうさまでした。

[201] RE:「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:壇 敬 Date:2010/10/15(金) 17:24
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 遠未来の「会社の昼休み」って感じですねぇ。そんな風に受け取りました。
これだけのガジェットを実現しているとなると、その世界では「左手に握っていた工具をキャビンに放り投げた」という「行動」が必要なのかなぁ、なんて思ったりしました。
 完全なるヴァーチャルではなく、実体感を表示した「ハーフヴァーチャル」というのか、行動のすぐ後から逐次処理をしていくソーシャル・インフラというか、それが主題というのならちょっと考えさせられます。人類は「便利さ」の中に埋没してもいいのかと。
 遠未来における日常の一部を切り取ったという感じで、物語に生活レベル以上の抑揚がなく、寝た子を起こすようなエピソードもないので、人によって評価が分かれると思いますが、僕はこーゆーのも有りかなと思います。少々説明臭い部分が気になりましたけど、それは許容範囲内ってことで。
 ルビについては賛否両論がありそうですが、僕は見せ方として面白く感じました。それとも「カタカナ言葉」を使わないようにしてたのかな?

 乱文、失礼しました。


[205] RE:「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:ハセガワハルカ Date:2010/10/16(土) 00:20
 夢のある遠い未来。万能の魔法使いたちは、しかし何も変わっていなかった。はじめましてハセガワハルカです。よろしくお願いします。
 この世界の人たちは、きっと何一つ不自由なんてないんでしょうね。しかし=幸せであるとはならなかった、って感じですかw 「趣味や趣向」と、「合理性」いうのは、全く違うベクトルのモノであると考えさせられる作品でした。
 作中に出てくるSF的単語の数々は、胸が躍る物がありました。専門用語を多発できてしまうのは企画ならではかもしれませんね。
 ストーリーらしいストーリーではなく、日常の一コマを切り取っただけというような作品形態は、賛否両論が分かれる所でしょうが、自分としては有りでした。というのは、これだけの内容なのに薄っぺらさというのを感じなかったからです。なにかこう、本当に遠い未来の世界に連れて行ってもらって、そこの空気を吸わせてもらったような感覚になりました。
 また文章、構成力、共に言うことありません。レベルの高い文章を読んでいるとそれだけで楽しめます。
 良作、ありがとうございました。

 勝手に主題歌:「ひだまり」(dai)


[368] RE:「The melancholic of smoker and bookman」武倉悠樹 Name:武倉悠樹 Date:2010/11/05(金) 22:05
さぁ、気合入れてお返事をしたためさせていただきます。

まずは、ご感想を頂いた皆様に多大なる感謝を。皆様のお陰もあって、未熟な身に余る光栄を賜る事ができました。感謝、筆舌に尽くしがたしです。
とはいえ、ありがとうだけ書いて終わるわけにもいかないので、なんとか、筆に尽くしてみます。

>>栖月坂さま
第一の感想誠に感謝しております。伝えたい点を汲んでいただけたお言葉は嬉しくもあり、説明っぽいという自分自身見て見ぬ振りをしていた瑕疵をズバッと言及なさる辺り、流石の慧眼であると頭が下がります。へへぇ。


>>石神航さま
石上様より、辛口でないご意見を頂けただけで畏れ多くてもう。
掘り下げ箇所、深浅、に関しては、作品の色ということでご容赦頂ければ。他にも多々頂いた説明臭いというご指摘は耳に痛いですが、一応今回の作品の中で言及した部分は「万能」の演出であり、説明しなかった部分は「背景」である。と言うのが作者側の見解ではあります。
と、言い訳がましいですね。
まったく同じテーマ同じ筋を書くにしても、この演出がベターか、という自信は正直ありません。頂いたご指摘を作家としての血肉に変えていければと思う所存です。


>>招夏さま
「自己を見失いそう」とは、とても嬉しいお言葉でございます。
ほんの僅かでも、そういった疑問、感慨を感じていただけたのなら、感無量でございます。


>>饅頭は空を飛ぶさま
お名前に様を付けると「饅頭が空を飛んでる様子」になりますね。どうでもいいですね。失礼しました。
説明の加減については、皆様からのご指摘をふまえた今でも答えは見つかっていません。どんぐらいならよかったんですかね(汗)


>>椎野千洋さま
これはこれはお久しぶりです。そして感想誠にありがとうございます。
「不全、完全は進歩を止めた者に訪れる」とのお言葉、丁寧に作品を読んでいただけたのだなと感激しております。
現代人からすると、ともすれば毛嫌いされそうな幸せの形かもですが、こんな幸せも有りなんじゃね?とか思ってます。


>>虹鮫連牙さま
ご丁寧な感想、感激でございます。
色々寓意を込めたつもりの本作品ではあるのですが、作者が思うこの作品の肝は暢気な空気であるのかなぁ、とか思ってたりしました。実は。そこを好きだと言ってくれた虹鮫さまは仏様の様にいい人に違いないと思います。


>>尚文産商堂さま
感想、誠に感謝でございます。
何時か来る未来は恐らく来るまでに大きな物議を醸すと思います。我々がお墓にINするまでにこんな時代が来るかは分かりませんが、もし来るようでしたら、対物議戦の装備の足しにでもしてくだされば、幸いでございます。


>>桂まゆさま
賛否あるこの作品の日常をお褒め頂いた感想、ありがとうございます。
書いてて、クラヴィスの奴は実に美味そうにタバコを吸うなぁとか思ったんですが、私、喫煙経験ゼロの嫌煙家だったりします。
なんでタバコなんて吸うんですかね?まったく(笑)


>>壇敬さま
えー、作者の想定以上の深い感想ありがとうございます。
そして、すいません、仰られてる「ソーシャルインフラ的」設定はありません。張子の虎です。すいません。ご期待に沿えずごめんなさい。

すこしスペースを頂き、真面目に言い訳を。
「左手に握った〜」の演出はタバコと同じ解釈で結構です。コレに限らず、そもそも超文明社会で彼らが何で油に塗れて働いてんねん、と言うのも全てポーズだったりします。
説明ついでにルビに関して。
これも語るに落ちるかもですが、作品のコンセプトとしてやたら文明忌避を訴えるSF作品へのアンチテーゼというのがあります。それゆえに作者の偏見的SF感としてルビ付き造語を配置しまくったハードボイルドを描きつつ、実は登場人物は暢気に憂鬱だぁとか間抜けに呟いていながら、どこか幸せそうである、といった全体の雰囲気にした次第です。
うん、見苦しい説明ですね。


>>ハセガワハルカさま
主題歌まで頂きまして、感激の極みです。
空気観、世界感を褒めていただけたのはなによりです。
彼らが十全の世界で幸せかどうかは、皆様の解釈の中にあると思います。幸せってなんだろう、と考えていただいても面白いかもですね。


最後にもう一度。
皆様、ご感想を賜り誠にありがとうございます。
また、来年も会えるといいなとか思いつつ失礼させていただきます。それでは。

さーて、これから辛口の方のお礼だ。


[56] 「火星に木を植える男」壇 敬 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/08(水) 21:02 [ 返信 ]
【題名】火星に木を植える男
【あらすじ】
「宇宙工学的生命維持装置」の理論を提唱し開発した男の紆余曲折した半生を描いた作品。その革新的でブレークスルーな理論を提唱したが為に、巨大な組織には巧妙に利用され、運命に翻弄されたツンデレ男の行き着いた先は、赤い嵐が吹き荒れる不毛の火星だった…。
【名前】壇 敬
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n6612n/



[92] 夢と希望と溢れる想い Name:栖坂月 Date:2010/09/24(金) 16:39
タイトルに火星とありますが、序盤は火星へと繋がる要素があまり見当たらず、最終的なオチの為に火星が存在しているのかなーなどと思っておりました。実際、かなり終盤にならないと火星という舞台は出てこないのですが、この作品の中心は間違いなく火星です。
『太陽系の外側』でも感じたのですが、この作者様は本当に天体ロマンがお好きなのだろうなーと感じます。知識量もさることながら、設定や舞台の使い方に心を感じるのですよ。その部分がやはり、一見すると説明的に思える文章に温かみを付加しているように感じます。読んでいて心地良かったというのが偽らざる本音でした。
ただ一方で、作品全体として見た場合に比重の偏りが見られることは事実だと思います。ミューラという人物の顛末を軸とする話であるので、彼の功績や火星に至るまでの経緯が重要なのはもちろんなのですが、タイトルにもなっている彼の想いが、今一つアッサリ描かれている印象を受けます。この部分でもう少し粘ってくれたら、一層感慨深い作品になっていたと思いますし、より深く共感できたように思います。
とはいえ、この注文が贅沢と思えるほど纏まりのある作品であることは間違いありません。決してハッピーではありませんが、染みるエンディングを堪能させていただきました。
面白かったです。


[191] RE:「火星に木を植える男」壇 敬 Name:石神航 Date:2010/10/14(木) 04:37
 若年層ウケはしないが、しっかりとした宇宙もの。生命倫理やら宇宙開発やら、ガッツリ盛り込んでいる。
 しかしながら、これほど熱が入っているにもかかわらずあっさりとした印象になってしまったのは、「太陽系の外側」でも感じた、単調な文が原因ではないだろうか。主語述語の丁寧さは、作者の人柄を表すぐらい謙虚で緻密だ。だが、それは物語に緩急をつけてはくれない。内容的に急激な盛り上がりを見せるような物語ではないのだが、見せ場がわかりづらいと感じたのだ。
 先に指摘のあるように、物語の見せ場が後半に偏ってしまっている分、読者の期待感がどこまで続くのかという忍耐勝負になってしまうのも惜しいところ。当然、課程も大事なのだが、どうもしっくり来ない。いっそ前半部分はある程度端折った方が、などと無粋なことを考えてしまうほど、後半部分あっさりしていて、勿体なかった。
 ところで、あらすじの「ツンデレ」は一体どこへ行ってしまったのか。目を通した限り、そこにいたのは只の「枯れ男」なのだが。私の目が節穴だとしたら、素直に詫びる。


[192] RE:「火星に木を植える男」壇 敬 Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/14(木) 12:14
 作品を読ませていただきました。

 『太陽系の外側』の感想でも書いた通り、これぞハードSFと言わしめるほどに底が見えないくらい濃い世界観から、作者様からの筆力と努力、何より情熱が感じられました。
 この点は『太陽系〜』の感想でも書かせていただいたので、以下からを感想とさせていただきます。


 まず出だしが気に入りました!
 片田舎にあるようなショットバーから始まる下りは、文章の丁寧さや男達の怪しさ、個人的にはマダムの口調から感じ取れる彼女の人柄なんかも相まって、映画の冒頭シーンのようなイメージが鮮明に見えました。映画好きの自分としては、この時点で作品にガッチリと捕らえられてしまいました。

 博士の設定自体は目新しいものでは無いと思います。
 ただ、最初にも書いた通り読み進めている間中、終始頭の中にイメージ映像が浮かんできて、小説を読んでいるというよりも一本の映画を観ているような感覚でした。普段から小説よりも映画ばかり観ているような僕としては、次々と浮かぶ情景の先が気になって仕方が無かったので、目新しさの無さという点は全く気になりませんでした。

 映画を観ている感覚。まさにそうなんです。
 文章で話を盛り上げるというよりも、本文は物語を綴るだけの語り手に徹していて、作品内の盛り上がりなどは読者の想像力に頼りきっているのかもしれないと、先に感想を書かれた方のコメントを読んで感じました。
 映画は視覚効果も入るから、ただ観ているだけでも気持ちが盛り上がるのでしょうが、小説だと文字のみが臨場感や物語を伝えるものだから、先の感想筆者さんの気持ちも分からなくなかったです。

 また作中の話に戻りますが、個人的にフライラとミューラ博士の関係にニヤニヤしました。そしてラスト、確かに感動しました。ブルっとしましたよ。
 博士がフライラに「データと論文を見るかい?」と声を掛けた辺りからでしょうか。ミューラ博士が彼女に友好関係を求めている、もしくは博士の抱く僅かな下心が感じられました。
 そしてラストでのフライラの涙。
 そう、ハリウッド映画だったらこの手の話には間違いなく導入するであろう恋愛模様を、僅かですがこの作品からも感じ取りました。
 恋愛というジャンルにするには全然足りないですが、作品の見えない部分としては、少しニヤっとさせられるくらいに楽しませていただきました。
 おそらく、作品のあらすじ内に書かれている「ツンデレ」とは、非道な契約を結ばせた組織の人間であるフライラに向けられた博士の態度のことを言っているんだと感じましたが、いかがでしょうか? 

 総じて言うと、本当に面白かったです。僕は作者様の作風が完全に好みだというのもあります。
 的外れなことを書いていたらすいません。
 どうもありがとうございました。


[217] 静かに漂う熱意 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/18(月) 22:26
こんにちは、2作目ですが拝読致しましたので簡単にですが感想です。
結末に好感でした。最後2話あたりで、たぶん…と予見はしてしまいましたが、ここは素直に好感触を持ちました。思い返せば冒頭から途中、微妙に黒いのかと思いながら、流れて一気に読めてしまった感覚です。移入するより映像が見える感覚で話を追っていく、改めて思うのは、作家様の熱意とも言いましょうか、上手くは言えないのですがそれが前作とはまた違った伝わり方で伝わってきたように思えます。テレパシー?

それでは、楽しませて頂きました。
企画作、おつかれ様でした。失礼します。


[236] RE:「火星に木を植える男」壇 敬 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 08:52
多くの作品の中で、まずタイトルに惹かれました。
テラフォーミングには、それだけでロマンがあります。

ツンデレ(笑)な博士の一途な姿が素敵でした。
あえて言うなら、もう少し救済が欲しいところ。


[259] RE:「火星に木を植える男」壇 敬 Name:招夏 Date:2010/10/21(木) 18:15
こんにちは、拝読いたしました。

面白かったです。こんな風にテラフォーミングができれば良いなという理想……というかロマンですね。

少しばかり不満だったのは、生命維持装置の開発に時間を掛け過ぎだったことでしょうか。早く火星に行って、火星の様子やミューラ博士の暮らしぶりなどを描いて欲しかったかなと思いました。でもまぁ、これは私の趣味ですね(苦笑)

あと、少し違和感を感じたのは、火星でアグニ号が爆発炎上したところです。炎上はしないと思いますよ?炎上できるなら、普通の生身の人間も暮らせると思うんですが……。

以上、大変面白く読ませていただきました。

[274] RE:「火星に木を植える男」壇 敬 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/23(土) 17:11
火星をどのようにして人が住める環境にするのかということについては、いろいろな説が提示されていますが、そのうちの一つになるような作品だったと思います。

いろんなことが重なり合って火星に飛ばされた博士でしたが、機械によって生きながらえる事が出来、その結果として、究極的な目標に挑むというのは、人間がどこまで生存圏を広げれるかという目標とだぶって見えました。

[301] RE:「火星に木を植える男」壇 敬 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:31
 読後感想は、このミューラーはツンデレ男というより、科学に魂を売っているけどなかなかの研究者魂を持つナイスガイではないか! ということでした。
 生命維持装置の説明もすんなりと頭に入り、火星へのランディングのシーンとか、ハードな部分の書き込みも十分で、安定感がありました。
 最後のシーンがとても印象的ですね〜。(読書感想画の課題があれば描きたい様なシーンでした)


[331] RE:「火星に木を植える男」壇 敬 Name:藤咲一 Date:2010/10/31(日) 13:57
はじめまして、藤咲一です。
企画執筆お疲れ様でした。また、感想ありがとうございました。
と、挨拶は程々に、企画作品を覗かせていただいたので、簡単な感想を……

こだわり、ですかね。それはしっかりと見せてもらった気がします。
言ってしまえば、この企画において必要な熱意であると言い換えても良いかもしれません。
それがしっかり込められた作品。好きな人にはたまらないのかもしれませんね。

と、以上が私の感想です。
好き勝手な感想すいません。
これからも頑張ってください。
藤咲一でした。


[367] 感想の返信 Name:壇 敬 Date:2010/11/05(金) 19:07
 初参加で、しかも2作品も参加させていただいた上に、このように過分なる感想をいただいたことに対して、素直に感謝の意を表したいと思います。更に、アクセス解析を見る度に感じることは、この『火星に木を植える男』が、過去に投稿した自作品の中でベストワンのアクセス率であることです。それだけ多くの方々に読んでいただいたんだという実感がジワジワとこみ上げて来ている次第です。
 また「空想科学祭」という企画を運営していただきました委員会の方々にも深い感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

 まずは全体的な返信をさせていただきます。
 この「火星に木を植える男」は「太陽系の外側」とほぼ同時に書き進めていたもので、もっと冷淡で悲惨なエンディングを想定していたのですが「太陽系の外側」の反応を受けて、物語としての人間模様を盛り込むことに腐心しました。ただ、構想とストーリーを設定した後での別なファクターの挿入は、今の僕の技量では限界があり、後半の、特に終わりの2話は端折った感が拭えないという代物になりました。
 その努力の甲斐があったどうかは定かでないですが、この部分を評価していただいた感想が多いので、今はまだ「捉えどころのないカタチ」だけれど、何かを掴んだような気がしています。でも、それはまだ序の口のことで、もっと精進して良い作品を書きたいと思っています。

 次に一言ずつではありますが、感想をいただいたレビュアー様に返信をさせていただきます。
> 栖坂月 様
 鋭い指摘をありがとうございます。次回はねちっこく語りたいと思っております。
> 石神航 様
 「節穴」ではなく、僕がツンデレを描き切れていません。素直にお詫びします。
> 虹鮫連牙 様
 「映画を観ている感覚」は嬉しかったです。フライラとミューラは匂わせただけ。次は「燃え上がるような恋」を。(違)
> 饅頭は空を飛ぶ 様
 「結末に好感」と「映像が見える感覚」と「テレパシー?」はとても嬉しかったです。
> ロメル 様
 「救済」ですか。火星でのフライラとミューラの会話をもっと加えるべきだったと事後反省しています。
> 招夏 様
 テラ・フォーミングの部分を書き加えておくべきだったかも。「炎上」は燃料や酸素のタンクが逝ったという感じを出したくて。
> 尚文産商堂 様
 テラ・フォーミングとしての「人体改造」は可能性が低いので「SFとして書いた」と受け取っていただければ。
> 鳥野 新 様
 意に反して「ナイスガイ」になりました。最後のシーンを褒めていただいたことが一番嬉しいです。
> 藤咲一 様
 「こだわり」と「熱意」を感じていただけたのなら、それはこの上ない喜びです。

 レビュアー様からいただきました感想を糧に、これから益々修行を重ねて行きたいと思っています。
 本当にありがとうございました。


[19] 「太陽系の外側」壇 敬 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 21:36 [ 返信 ]
【題名】太陽系の外側
【あらすじ】
 今だに到達していない「太陽系の外側」へ。有人宇宙船「ランナウェイズ」の探査の旅を人類の発展と探査の歴史を加味しながら綴ります。銀河の潮流は人類にどんな影響があるのか、そして人類は銀河に漕ぎ出せるのか。
【名前】壇 敬
【区分】短編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5368n/



[52] チャレンジの爪痕 Name:栖坂月 Date:2010/09/08(水) 08:37
骨太な設定とシリアスな展開、存分に堪能させていただきました。
基本的な経緯の説明にほとんどの文章を費やしている印象ですが、不快感はありませんでした。その発想と不測の事態に、むしろワクワクしながら読み進めたという形です。こんな絶望的で予想外の状況下でどうするのだろうかと、実に楽しみな展開だと感じました。この部分、冒頭から事実が見えてくるまでの進め方は見事でした。私ばかりでなく、惹きつけられた方も多かろうと思います。
しかしだからこそ、この終わり方はちょっとなーと感じたことも事実です。事実を列記した、という点では不足があるとまでは言えませんが、予想外だった→駄目だったというだけでは伝わってくるものが少なすぎます。作者様がこの作品で表現したかったことはきっと、今私が感じている程度のことではないだろうと思うのですよ。
後書きにもありますが、私も早い段階で『はやぶさ』のことを連想しました。そしてだからこそ、中途半端な帰還という後ろ向きな決断の中に存在する英断と努力と工夫を見せてもらいたかったというのが本音としてあります。船体はボロボロでクルーは全員死亡でも構わないんです。敗北して帰ってきただけでも良いのです。ただその中で、懸命にもがいてプロジェクトを無駄にすまいと足掻いた結果が一つでも見られればなと、そう感じました。
少々厳しいことを書いてしまいましたが、これはそれだけ基礎設定が良く出来ていたからこそです。そして繰り返しになりますが、その説明に終始しているように見える大部分の文章は、掛け値なく楽しませていただきました。これだけ面白そうな設定だっただけに、余計残念に思っているのだということを明記して、締めとさせていただきます。


[54] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:招夏 Date:2010/09/08(水) 14:05
こんにちは、初めまして。拝読させていただきました。

いやー、すごい情報量、知識量に圧倒されながら読ませていただきました。ただ、それだけに、もう少し感情移入できる結果なり、エピソードなりが最後にあるといいのになーと少し残念な気がしました。はやぶさみたいに、塵ほどの結果でも十分だと思うんですがねぇ。やっぱ、報告書を作成したスタッフは逃げちゃいけませんよ〜(笑)対消滅の痕だけでも、すごいと思うんですが…

たぶん、誤字だと思うのですが…
>太陽系の外側、ヘイオスフィアを飛び出すことであった。

ヘリオスフィアではないですか?

以上。読み応えアリで、面白かったです。

[67] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:石神航 Date:2010/09/12(日) 18:12
 唸った。並々ならぬ、作品への情熱が感じられ、難しい話であるにもかかわらず、すんなり読ませてくれる筆力に感服した。上手い。
 だからこそ、やはり最後があっけなく感じてしまったんだろう。報告書の中にあるドラマをもう少し描いていたら或いはどうだったか。注文を付けたくなるのは、楽しんだ証拠だと思っていただきたい。
 今回は一万字超の短編であったが、もう少し書き込んで1.5倍、2倍くらいあっても差し支えないくらい濃密な内容だった。
 多少誤字が目立ったが、その中でもどうしても直してほしいモノを一つだけ。「石杖」→「礎」大切な箇所なので訂正請う。


[72] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:砂漠の砂 MAIL HOME Date:2010/09/14(火) 23:31
 わたしは、高校生以来文系の勉強しかほとんどしていません。だから、この作品に出てくる専門用語のほとんどは、具体的な定義が頭に浮かびませんでした。しかし、にもかかわらずすらすらと、のめり込むように読むことができました。大変面白かったです。
 なぜなのか、その理由を考えてみますと、作者様が「宇宙」についての研究を愛しているからなのだと思います。愛のこもった作品というのは、どんな形であれ、誰かの心をふるわせることができると私は信じます。そして、わたし自身は、今までこれだけ愛のこもった作品を書くことができたか、そしてこれからも書くことができるのか、悩んでしまいます。
 すこし、脱線してしまいました。わたしは昔NEWTONなどの雑誌を見て、心を躍らせた人間の一人ですので、共感することができたのが、この作品を気に入った理由かな、とも思います。
 一方で、何か中核となる大きな謎が、欠けているかな、とも感じました。巨大でSF的な謎が登場し、たとえ悲劇に終わったとしてもそれが解決される……そーいうのがわたしの個人的な好みなので。しかし、そんな謎を登場させると、かなり長編になってしまいますからね。
ともあれ、大変面白く読ませていただきました。ありがとうございます。


[90] 宇宙への興味 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/09/23(木) 02:36
初めまして。面白く拝読しました。感想です。

人は、一生のうちに宇宙と医学には必ず関心を持つと言われます。医学は自分の生死にも関わるからと思いますが、宇宙には何故興味を持つのか。この作品のように、地球もしくは銀河の外側の世界は一体どうなっているのだろう、こうなんじゃないか、そうだったのかと。空想を膨らますのが楽しいんですよね。最初冒頭からの、クルーが動き出すまでのその圧倒された情報量から、とても作家様の「書きたい」が伝わってくる感じがします。だからか、結末がどうであれ読後に不満はあまりありませんでした。読み戻ってみると確かに物語としては、もう少し無茶でもドラマがなぁ、と唸る所でもあるのですが、それ抜きにただ純粋な空想宇宙開拓史としてでも読めば、すんなり読後に満足できるかなと思います。少なくとも、自分は満足できましたし^^。

それでは感想でした。これからも頑張って下さい。
失礼しました。


[102] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:84g HOME Date:2010/09/29(水) 20:30
壇敬さんの宇宙好きがよく伝わってくる作品。
下調べをして、その上で小説書きには絶対必要な妄想も十分。
ただ、スケールが良くも悪くも1980年代チック。
作者の“知識”を見せ付けるには、設定・キャラ・作劇などベストオブベストなスケールなんですが、
作者の“構想”によって驚きと興奮を呼ぶには、諸々もっと壮大で突飛なのもアリだと思います。

設定的な疑問は皆無ではないものの、安心して読め、次回作にも期待したくなる内容でした。

[159] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/10(日) 01:46
 作品を読ませていただいたので、感想を書きにきました〜。

 作者様は宇宙がとことん好きなんですね。作品からすごく伝わりました。
 専門用語は正直に言うとサッパリでした。細かな設定もどこまでが事実でどこまでが空想なのかも分からない。
 それなのに、そんなことを気にする暇も無く、物語の先を求めて読み進めてしまいました。
 難しい言葉がずらりと並んでいても、まるで自分がそれを知っているみたいに受け入れながら読めたということは、作者様の文章力によるものなんだろうと思います。読後に「え? つまり?」と首を傾げることが無かった自分に驚きました。とても読みやすかったです。
 読者を惹きつける書き方って、ジャンルやテーマなどは関係無いんだと思い知らされました。凄いっす!

 ストーリーも良かったと思います。
 というのも、先にも書いた読み易さのおかげで、濃密な舞台設定に囲まれた登場人物たちによるドラマが、書かれていなくても自然と頭に浮かんできたからです。
 人類が「これでもか!」ってぐらいに最先端をつぎ込んだランナウェイズのクルー。それでも彼等の結末を思うと、いろいろな光景が浮かんできました。
 驚きの連続の中、じわじわと迫る恐怖。
 エンジニアが倒れた時、彼の代わりを誰がするのかと悩んだでしょう。
 食料担当が不安を表に出していたら、クルーの生命維持に関わる食事に対しても大きな不安が訪れたでしょう。
 航法チームがいなくなれば、その後の航行にどれほど影響が出るかと思うと怖かったんじゃないでしょうか。
 閉鎖された空間の中で仲間がどんどん倒れていった時、残された人達も精神的にどんどん追い詰められたと思います。
 これらの想像は、やはり作中の濃い設定とそれを伝える筆力あってのものだと思います。
 作品中のドラマは自分の頭の中で補えたので、僕は満足でした。

 こういうのをハードSFと言うんですね。勉強になりました。
 まさに空想科学でした。
 読者自身もいろいろと空想しながら読めるSFだと、この作品から感じ取ることが出来ました。
 面白かったです!


[178] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 13:42
尚文産商堂です。

深宇宙については、自分もいろいろと調べていて、なかなか楽しんで読まさせてもらいました。
一般的に、太陽系というのはオールトの雲のあたりが限界で、その外は銀河系中心より来る太陽風のようなものに曝されていると聞きます。詳しい専門的な話はそれぐらいにして、短編でありながら、超編以上の読み応えがあり、これからの人間の技術の進歩というのに、期待をせざるをえません。
ぜひとも、次は"生きて帰ってくる"というハッピーエンド的な話を期待します。

[197] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:美鈴 Date:2010/10/15(金) 04:35
 宇宙開拓は人類の飽くなき開発欲の極致であり、太陽系の外側を計算と観測だけでなく実際に目にしたい、と考えるのはJAXAやNASAの担当者だけではないだろう。本作には、そんな夢の実現に向けての希望と予想される困難、挫折が(宇宙開発が常に成功と失敗の連鎖だったように)描かれている。
 千五百文字前後という短めのセクションは、こういう説明が主となる作品では有効だ。長いと説明の連続に読者は飽きてしまい、読了に至らない者が続出する。この工夫は評価出来る。しかし、読み終わった後の物足りなさは何を示すのだろうか?
 
 SFには「理系」と「文系」という懐かしい括りがある。正確には「理論派」と「文学派」だろう。補足すると、前者は既知の科学を基に発展展開するSFであり、後者は科学を下敷きに文学として成立させようとするSF、とでも呼べばいいのだろうか?
 本作品に限らず、この作者のSF諸作品は「理系」と呼べる。
 
 理系SFの弱点なるものを過去、様々な人物が語っているが、中でも「読み物としての平坦さ」を指摘する者が多い気がする。
 ここで偏見無き様断わって置くが、「理系」SFなるものが面白くないと言いたいのではない。事実に作者の「夢」を載せて記載された作品はどこか論文調になり勝ちなので、そこに物足りなさを覚えるだけなのだ。

 これらは読み手の質や気分、趣味で変わって来るので決して作者だけのせいではない。
 但し、本作品や「火星に木を植える男」でも感じられる登場人物の、主題に対する「脇役感」が淡々としてこじんまりとした印象を与えている事を指摘して置く。


[198] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:ハセガワハルカ Date:2010/10/15(金) 15:09
 これぞSF! ライトSF? そんなんSFじゃねぇ! ハセガワハルカです。よろしくお願いします。
 重厚な世界観設定と文章。科学技術の限界に挑戦した偉大な人類たちの戦い、堪能させてもらいました。昨今、「この世に開拓する余地はもう残ってない」などと騒がれている世の中ではありますが、まだまだ人類の限界はこんなもんじゃない、って感じですよね。
 しかし、短編小説としては、少し読みづらかった。というのは、以前申し上げた通り、ドキュメンタリー番組を見ている気分になってしまったからです。船内でのドラマの欠如。この一点だけ、どうしても欲しかった部分ではありました。
 しかしSF作品として、これほどまでに夢の詰まった内容もそうないと思います。ランナウェイズの失敗、それでも、その後の人類にとって確かに誇るべき一歩だったのだから……。

 勝手に主題歌:「叶わなかった夢を見続けて」(dai)


[240] RE:「太陽系の外側」壇 敬 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 09:32
 用語をググりながら読ませて頂きました。
 世界観が素晴らしい。宇宙はいいですね。
 ただ、探査機が音信不通になるところに、いきなり人を送り込むのはどうかと思います。ロマンはありますが、どう考えても特攻です。もう少し安全に気を配って、なんとか帰還して欲しかった。


[366] 感想の返信 Name:壇 敬 Date:2010/11/05(金) 18:54
 「韻鏡十年賞・次点」を素直に喜びを表すと同時に、2桁を越える感想に僕自身が一番驚きながらも、感想を書き込みしていただいた方々に尚一層の感謝している次第です。そして、過去に投稿した自作品を遥かに越えたアクセス率を見る度に多くの方々に読んでいただいたことを実感し、感謝の意を表したいと思います。また「空想科学祭」という企画を運営していただきました委員会の方々にも深い感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

 まずは全体的な返信をさせていただきます。
 僕が一番気にしていたのは、この作品が「小説としての書き方」に反しているのではないかということでした。つまり、前半の小難しい説明は『小説』とは言えない代物だという確信があったからです。何度か書き直そうと思いましたが「この説明が無ければ、この作品は意味がない」という結論に達したので、あえてそのままで投稿しました。
 ところが、この部分については意に反して「熱い情熱を秘めた部分」として評価していただいた気がします。逆に「もっと人間を語らなければならない部分」で、僕は勘違いをしていたように思うのです。
 「祭」に参加して感想をいただくまではこう考えていました。
「人間が努力しても駄目な時はダメなんだ。だから、そんなバッドエンド・ストーリーだっていいじゃないか」
「冷静なストーリーテラーが淡々と突き進んでいく、そんな展開の仕方だっていいじゃないか」
 しかし、いただいた感想を読んだ時に僕自身が何に勘違いをしているのかがハッキリと分かりました。感想は、読者様を通して作者自身を映す『鏡』なのだとしみじみと感じ入っている次第です。

 次に、一言ずつではありますが感想をいただいたレビュアー様に返信をさせていただきます。
> 栖坂月 様
 この企画で最初に感想をいただきました。とても嬉しかったです。「もがく人間のドラマ」を心掛けます。
> 招夏 様
 感情移入やエピソード挿入の件、承知しました。次の作品ではキッチリ盛り込もうと思います。
> 石神航 様
 エンディングを端折る習性が自分にはあるので、十分な熟考をする癖を付けようと画策中です。
> 砂漠の砂 様
 僕はNEWTON黎明期の世代です。その一端を感じていただけただけでもとても光栄に思います。
> 饅頭は空を飛ぶ 様
 「空想宇宙開拓史」という指摘は当っています。次は歴史でなく人間で勝負できたらと思います。
> 84g 様
 「驚きと興奮を呼ぶ」は僕に足らないことは確かです。次回はそれを山盛りに……。
> 虹鮫連牙 様
 説明の部分がスラスラと読めたという感想は嬉しかったです。次は「ハード&ハートSF」を目指します!
> 尚文産商堂 様
 「長編以上の読み応え」は嬉しかったです。次は必ず“生きて帰って”きます。(ヤマトぢゃないよ)
> 美鈴 様
 「理系SF」というご指摘をありがとうございます。次は「血の通う物語」に近づくよう努力します。
> ハセガワハルカ 様
 僕はドキュメンタリーが大好きなんでこうなってしまいました。次は人間ドラマを描きたいです。
> ロメル 様
 確かに「特攻」だ。大義名分が無さ過ぎた風味です。次は生還する話を書きたいです、はい!

 レビュアー様からいただきました感想を糧に、これから益々精進を重ねて行きたいと思っています。
 本当にありがとうございました。


[2] 【選外/完結】「COCOON」桂まゆ Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 04:44 [ 返信 ]
【題名】COCOON
【あらすじ】
発売から、一ヶ月弱で1億のユーザー登録を記録した、次世代オンラインゲーム「COCOON」。それは、リアルにファンタジーを楽しめる世界だった。その世界に「俺」は生まれた。
【名前】桂まゆ
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5248n/



[150] 「COCOON」感想 Name:鳥野 新 Date:2010/10/07(木) 23:01
 これはSFですよ〜、ファンタジーの世界の根底に常に表層に繋がる謎が秘められていてワクワクしながら読みました。
 ロールプレイングの描写も、臨場感が溢れていてまるで自分がゲームを楽しんでいるかのようでした。もっともっとこの世界で遊びたかったです。特にアゼリアの粗忽キャラが大好きで、危なっかしいくせに強がったりする彼女に萌え萌え(古い!)でした。
 締め切りに2分間に合わなかった……その2分のこだわりを読んでみたかったのですが、確かに最後まできっちり描写してあって納得しました。
 異世界に遊ばせて貰って楽しかったです。
 
 


[319] RE:【選外/完結】「COCOON」桂まゆ Name:尚文産商堂 Date:2010/10/27(水) 14:09
選外とはいえ、完結状態になっているため、書き込ませていただきます。

現実世界とゲーム世界は、どこかしらに接点があるものです。その接点は、今回ならば主人公の彼であったでしょう。そして、その接点を中心に話は展開をし、一気に最後までなだれ込んでいきます。そのストーリー展開と描写のうまさは、私もぜひとも真似をしてみたいと思います。

[334] 伝えたいけど言えないこと Name:栖坂月 Date:2010/10/31(日) 16:40
SFにファンタジーを持ち出して何やっとんじゃーという雰囲気は特にありませんでしたね。ゲーム部分は単なるツールであり、娯楽であり、ベースにリアルがしっかり存在しているのだということがブレなかったのは見事でした。そのため、一つの話としてはファンタジーという印象を与えないと思います。その点での心配は杞憂でしょうね。
現代の我々もメールやら何やらを使いこなし、遠くにいる友人知人とやり取りをしています。そういったコミュニケーション手段の一つとしてオンラインゲームがあり、その中でしか伝わらない、あるいは表現のしようがない思いがあるとしても不思議ではないのでしょう。口では上手く言えないこともメールでなら、なんて今の世にも溢れています。今作では、そういった事情を組み上げて、やや不器用に過ぎるとは思いますが、遠回りのコミュニケーションを成立させているのだろうなと、そんな風に感じました。終盤、少し駆け足になったかなと感じたところは残念でしたが、テーマとストーリーに不備はなかったと思います。
ただ一つ、その中で唯一引っかかったのは性交渉のシーンでしたね。疑似体験という建前上、人間の生とは切っても切り離せないものですが、何の制約もなくコレがまかり通ってしまう空想世界ほど危ういものはないと感じます。そこかしこでソレ目当ての不埒ゲーマーに襲われる女性キャラとか、どんなエロどうじ……いや失礼。ともかくゲームはゲーム、その制約の上でのプレイという形がもう少しハッキリしていた方が、ツールとしての役割が明快であったように思えます。まぁ、男が女キャラになってヤッたらどんな気持ちなんだろうとか、気にならないワケでもありませんでしたが(笑)
SFとしては、むしろこの辺りを掘り下げても面白いのかもしれませんが、確実にノクターン行きですね(笑)
正直、発想としてはとても惹かれる部分が多くあり、こういう土台で自分ならどうするだろうかなどと、少しばかり余計なことも考えてしまいました。広がりある面白い話であったと思います。
間に合っていればねぇ。
惜しい作品でした。


[365] RE:【選外/完結】「COCOON」桂まゆ Name:桂まゆ Date:2010/11/04(木) 23:03
間に合わなかった時点で、絶対にレスがつくことがないと思っていたのに。
お読みいただき、感想までいただき、本当にありがとうございました。

>鳥野新さま
SFだと言っていただき、またこの世界で遊んで居たかったと言っていただき、とても嬉しかった。
ゲーム世界を描いている間、きっと私もそこで遊んでいたのでしょうね。とても楽しかったので。
それでも、物語はいつか終わる。(たとえ、〆切に間に合わなくても)
アゼリア、気に入って頂けて恐縮です。一番書きやすいキャラだったので、いっぱい出した甲斐がありました(笑)
二分……それは、事故のようなもの(いや、実際に事故っていた)なのですが、本当にその二分がなければ、他人様に見せられるものではなかったのも事実です。実際、UPした後も完璧にテンパっていて読み返す勇気が丸一日以上湧きませんでしたから……。

>尚文産商堂さま
ゲームの世界と現実の接点。主人公は現実では孤独な壮年の男で、ゲーム世界では短気な若者です。
ゲーム世界では気持ち悪い描写いっぱい書こうとか、現実世界では男の孤独を書こうとか、すごくノッて書いていたような気がします。
なので、描写や展開を誉めていただき、すごく嬉しかったです。ありがとうございました。

>栖坂月さま
間に合っていれば……いえ、間に合わなかったのに、このような温かい感想が頂けたのが、とても有り難いです。
最終章は改稿する予定ですが、(どたばたしてる場所が多々あるので)ストーリーをいじるつもりは全くありません。
それで正解だと太鼓判を頂いた気がします。本当にありがとうございました。
ひとつだけ、「COCOON」には「犯罪者」という制度を設けてあります。最初にちらっと出てきただけですが(苦笑)。なので、ソレが目当ての不埒なゲーマーは犯罪者の烙印を押されるのを押され、他のゲーマーの格好の餌食になることを覚悟する必要があったりするのです。いや、一応考えていたという意思表示なのですが(言い訳に聞こえますよねぇ、やっぱり)。
こういう土台で、自分ならどうするか。
栖坂月様にそんなことを言わせる、私ってすごいと舞い上がって良いでしょうか?


着想から完結まで、一ヶ月と数日。がんばってみました。
でも、間に合いませんでした。
運営さま、申し訳ありませんでした。それでも読んで頂けて、本当に感謝しております。
ありがとうございました。


[105] 「銀杏の下で君を待つ」桂まゆ Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/30(木) 18:26 [ 返信 ]
【題名】銀杏の下で君を待つ
【あらすじ】
それは、遠い昔の約束。
その約束が果たされるまで、その人は待ち続ける。銀杏の木の下で、あなたを。
【名前】桂まゆ
【区分】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n0604o/



[175] RE:「銀杏の下で君を待つ」桂まゆ Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 13:11
尚文産商堂です。

霊的なものというのは、人によって見える姿などが異なると聞きます。それにSFという香辛料をくわえて料理にした作品になっていると、私的には思いました。
特殊な人を除いて、この世界中に流れている"気"には気付かない、でも、その流れをつかむことができれば、この作品のようなこともできるのでしょう。そんな未来を感じさせてくれる作品でした。

[232] RE:「銀杏の下で君を待つ」桂まゆ Name:壇 敬 Date:2010/10/20(水) 00:56
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 やっぱり「空想科学には『博士と助手』は外せません」って感じですよね。それも魔的な女教授で、助手が純真無垢な若い男とくれば、そりゃ定番ですから。怪しさはバッチリ、不可思議さもバッチリで、面白く読ませていただきました。
 確かに「SF」という観点から言うと「薄い」という印象を拭えないけれど、もう少し雄弁に「トンデモ」を物語ってさえくれればOKだったと思います。例えば、ドクター・ヤシマのマスクが霊魂の根源となる素粒子の「幽子」(MMRというマンガから引用)を検知するだとか。
 僕の嫌いなホラーというよりも幽霊モノだったので、僕でもスラスラと読むことが出来ました。これはジャンルのことだけでなくて、文章の運び方や書き方にもはまった気がします。
 ちょっとばかり、背筋が涼しくなって楽しかったです。

 乱文、失礼しました。


[254] トンデモ説明術 Name:栖坂月 Date:2010/10/20(水) 21:29
あぁ、この作者様はロマンチストなのだろうなーと再確認しました。以前からそうだろうと作品を読んで思っていたのですが、今作で実感したという印象です。
個人的には前半の導入から中盤までの流れはお見事でした。楽しく面白く、突飛な情報を強引に解釈させようという力強さがありましたね。それが理屈として納得できるかどうかはともかくとして、そういうものなのだと植え付けようとした意欲が見られたのは良かったと思います。SFというと、何でも現代人の常識で理解できないとダメみたいな感覚をお持ちの方もいるかと思いますが、わからんものをわからんなりに使うのも科学の一端です。ただ、それならそれで「そういうもの」としての説得力が必要になることも事実だとは思います。そういう意味では、特に後半は説明や描写が不足していたのかなーと思う節もありました。
特に博士の魂が抜けてしまうという辺り、それが当然だみたいな書かれ方をしていましたが、そうなる前後の瞬間的な描写が欠けているため、あぁそっかという納得感が薄かったのは間違いありません。この部分は端折るべきではなかったと思います。
全体としては文章も安定していて読みやすく、物語も筋としては綺麗な印象なので細かなところを気にしなければ楽しめる作品であろうと思います。あるいはこれがSF企画用の作品でなければ、その評価も違っていたのかもしれませんね。
あぁそれと、やはり桂さんの実力なら、このくらいの作品では納得がいかない、という本音があることも付け加えておきます。全体を見て、決してレベルの低い作品ではないと判断したので通常板への投稿とさせていただいてますが。
うーむ、辛口板に移動しそうだな、コレ(笑)
最後にこんなこと述べるのもどうかと思いますけど、桂さんの作品でしっかり笑ったのは少しばかり意外でした。書ける書けないはともかくとして、こういうノリの作品は好まないのかなーと思っていた節もありましたので。そこは超個人的にグッジョブと言わせていただきます。
楽しませていただきました。


[343] RE:「銀杏の下で君を待つ」桂まゆ Name:鳥野 新 Date:2010/10/31(日) 18:07
 博士のキャラが個性的で、ボクとの対比が際立っておもしろかった。
 銀杏ってロマンティックなくせに実の降る季節、その下は臭い。最初の少女の身の上話は、可哀相だけどあ〜、わかるって感じで面白かった。
 ほんわかと優しくて、読後感の良いお話だった。


[364] RE:「銀杏の下で君を待つ」桂まゆ Name:桂まゆ Date:2010/11/04(木) 22:15
作品を読んでいただき、また感想までいただきまして、本当にありがとうございました。

SFで「幽霊モノ」に挑戦する。
それが、私がこの企画に参加を表明した時に考えていた事でした。
決まっていたのはタイトルから思い描かれる「銀杏の下に、幽霊がいるんだよーん」という漠然的なイメージのみ。
プロットは、三つほど出来ました。
その中でこの作品を提出した理由は――一番自分が書きやすいものだった。それだけです。(駄目ですねぇ)

もっと、ドクターに活躍をさせたかった。
もっと、主人公をあたふたさせてやりたかった。
もっと、読んでくれた人を笑わせたかった。

そんな思いが残る作品ですが、チャレンジは大切だと改めて思った作品でもありました。
ありがとうございました。


[7] 「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 05:12 [ 返信 ]
【題名】消えゆく明日の片隅で
【あらすじ】
 熱帯夜が二十日も続く夏休みのある暑い日、道を歩いていた「晴登」は見知らぬ男に声を掛けられる。なぜか馴れ馴れしく「晴登」に話しかけるその男は、突然こんなことを言い出した。
「世界が終わる――」
 その言葉を到底信じることが出来なかった「晴登」。だが、信じるようが信じまいが、密やかな足音と共に少しずつ何かが変容していく。そして、「晴登」を包んでいたはずの日常は、少しずつ崩れ去っていくのだった。
 男の言う「世界の終わり」とは? そして「世界の終わり」に晴登は何を見るのだろうか……。
【名前】谷津矢車
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5210n/



[79] 綺麗なBAD END Name:栖坂月 Date:2010/09/16(木) 18:51
このSF観は素直に興味が湧きました。仮説を組み上げ、それを表現するという一連の流れは見事と言って差し支えないと思います。また、主人公にとって気付けなかった異変を含め、エピソードの見せ方も綺麗でした。あくまで一個人、高校生の日常を通しての異変が、実に丁寧に描かれていたという印象です。
一方で、この救いのなさはどこか、作者様が得意としているホラーに通じるものが感じられます。確かに絶望的な状況でしたし、安易な奇跡は私も望むところではありません。でも事実に気付けていた以上、何かして欲しかった(会えただけでも十分という意見もあろうとは思いますが)という願望が奥底にあります。ただ、翻弄されたという客観的事実に基づけば、これほど明確な因果を、それも綺麗な脚色を加えて表現できているというのは素晴らしいことと思います。作品として高品質なのは間違いありません。
あくまで個人的にですが、父親サイドでもう一歩踏み込んだ、安易ではないハッピーエンドも見てみたい、そんな風に思わされました。
実に興味深い作品でした。もちろん、とても面白かったです。


[87] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:砂漠の砂 MAIL HOME Date:2010/09/20(月) 12:22
大変面白く読ませていただきました。
若干ネタバレになってしまいますので、作品を読む前にわたしの感想を読まない方がいいかもしれません。すいません……。
本来、ゲシュタルト崩壊とは難しい概念だと思いますが、それも平易な形で、自然に記述されており、とまどうところがありませんでした。
世界の終末、というと、恐ろしい規模の火山が噴火したり、巨大隕石が衝突したり……、あるいはまた、神が洪水を起こしたり、最後の審判の時がやってきたり、などといった常識的なものしか思い浮かびません。
しかし、本当の人類社会の・地球の終わりは、この作品で描かれたように、世界が解体することによってやってくるのかもしれませんね。そんな想像をしてしまうほどに、この作品にはリアリティがありました。
とても面白かったです。ありがとうございました。


[96] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:84g Date:2010/09/26(日) 13:51
当初は辛口掲示板にある完結作品を下から読んでいたのですが、これはこっちですわ。

SFとしてゲシュタルト崩壊を題材に選んだことがまず素晴らしい。
SFではテーマ選定の時点でイロモノを選ばないと独創的とはならなかったりする傾向がありますが、
ゲシュタルト崩壊はSFが好きな人間ならば割と珍しくもなく一般的に知っているキーワード。
誰も聞いたことのないキーワードで勝負するのは簡単ですが、誰もが知っているキーワードでこのクオリティ、ハラショーッ!

序盤から漂うリアリティの香り、ラドン194が放つSF独特の胡散臭さ、
『ちちおや』の辺りでのキャラクター性、最後の瞬間に崩壊のBGMまで聞こえてくるような感覚。
作品世界で同じような現象が広がっているであるだろうと想像を掻き立てる描写能力。

凡作では『どうしてそうなったか?』を説明するときに冗長な説明が有ったりしますが、
『作中でもよくわからないと明言する』という古典的必殺技も個人的に好き。
これでラドン194の性質を逐一説明すると『じゃあ、アレをすれば解決じゃね?』という穴が発生したりしますが、あえて説明しない。
あえて説明しないからツッコめないという鉄壁、わけのわからない物が序盤からキーワードとして登場するのもイイ!

ただ、バッドエンドを明確化するなら、もっと詳しい理論は有ってもいいかもしれません。
これだと理由がわからないから次の瞬間にも解決しているかもしれない、という希望的観測も成り立つんですよね。
そのむず痒さも個人的には魅力なんですが、個人的には華麗に絶望に叩き落すようなパターンも期待してましたね。

[187] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:石神航 Date:2010/10/12(火) 01:20
 クオリティの高さに驚愕した。去年から練っていたというだけあって、完成度は流石。
 幼なじみの女子とうだつの上がらない男子、ああ、よくあるパターンかと最初こそ思ったが、幼なじみもので本当に良かった。
 文字のゲシュタルト崩壊に悩まされた、学生時代の漢字練習を思い出し、唸りながら読む。あれをこのようにしてしまうとは、力量の高さが窺える。
 とにかく読みやすい文章と丁寧な描写には舌を巻く。面白い。よかった。
 難しい用語解説を上手くばらまいてくれたことで、十分過ぎるほど状況が飲み込める。恐怖心で背筋が凍り、この先、どんな崩壊が待ち構えているのだろうと、とにかく先へ先へ物語を追いたくなった。これは読者としてはとても嬉しいところ。世界観にどっぷり浸かり、その他全てを遮断したくなるとはこういう感覚だ。
 あまり書きすぎるとネタバレになるので、とにかく感動だけ伝えたい。キャラクターがいい。ネタもいい。展開も――どう纏めるのだろうと思いもしたが、やはりこの結末しかあり得ないのだ。納得の一作である。


[196] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/15(金) 03:52
 この作者も「小説家になろう」では知られた巧者の一人と呼べるだろう。企画にもよく顔を出し、平均以上を叩き出す安定感がある。この作品も予想に違わぬ文章と構成のレベル。まずは流石と言えよう。
 ゲシュタルト崩壊や希ガスのラドンなど、どこか懐かしい感じがするのは読み手が古いせいだろうか?と思ったりしたが、読み終わって納得する。そう、この作品自体が懐かしい雰囲気を漂わせているのだ。
 謎の男との邂逅、幼なじみの男女、化学の教師、思春期の日常風景。これは70年代、日本SF界が輝いていた頃の作品が醸し出したあの雰囲気に似ている。小松、筒井、星。新井、栗本、光瀬。平井に両田中などなど黄金期のあの雰囲気である。
 終末ものとしては視点をハルトの周囲に留めたため、集団パニックものとしては成立しないので物足りなさを感じる向きもあろう。逆に小世界に留めた故に、題名が示すラストシーンの言い知れぬもの哀しさが際立ったとも言える。これには作者の苦労の跡が窺えて納得だった。


[242] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 09:42
世界系の作品として、違和感無く読むことができました。
それだけに、しんみりとして切ないです。
世界が終わる理由を必要以上に突き詰めていないところには、好感が持てます。


[249] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:じょーもん Date:2010/10/20(水) 11:26
 日常が壊れていく。その容赦のない気持ち悪さが、淡々と描かれる。それは、読んでいるものを落ち着かなくさせる。

 冒頭の何気ない風景に割り込んできた怪しい男の正体が分かる終盤において、その事実、あるいは物語の必然が、眼前にひらけすべて俯瞰できるという場所にたたせてくれる。予定調和的なと悪口をいう向きもあろうが、私は堪能させていただいた。

 巧者の手にかかると、SFという舞台すら、それを決して有り得ない世界ではなく、日常の横にぽんと何気なく置いてしまうのですね。惜しみない拍手をおくりたいと思った一作です。

[258] 怖すぎです〜(泣) Name:招夏 Date:2010/10/21(木) 17:47
こんにちは、拝読させていただきました。

「ラドン」と「ゲシュタルト崩壊」、前者は温泉〜ってイメージで、後者は「トリビア〜」で聞いたことがあったので、ふむふむ、それがどうしたんだろう…などと呑気に読み進めていたらばっ!怖すぎです〜。世界が崩壊するなんて!!。崩壊と言っても、物理的でないところが益々怖い。痴呆よりも怖い。SFでここまで恐怖を感じたのは久々な気がします。ミステリータッチのSFですね。

最後に大事な人に会うという記憶が残ったと言うのにも泣けました。すばらしい。面白かったです。拍手!

[275] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/23(土) 17:31
その物体を知覚できれば、"思い出すこと"ができるが、知覚ができなければ、"思い出せない"という単純な二分論ながら、そのことをまとめるための理論や分子については、かなりのまとまり方をしていてすごい作品に仕上がっていると思います。

ゲシュタルト崩壊については、人が知覚している物事を知覚できなくなったという風に、自分は習っていて、そのことをずっと思いながら読ませていただきました。

[302] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:33
 日常がだんだんと歪んでいくその禍々しい徴候がひたひたとした足音とともにやってくるような不気味な印象と、少年少女の青春真っ只中のまぶしいような日々とが交錯してえもいわれぬ雰囲気を作り上げていました。
 ラドンの説明も説得力があり(というか、自分的には真偽のほどは良く分からないのですが、なんとなく納得)ゲシュタルト崩壊というテーマも興味深く、ひきつけられる魅力のある作品でした。それにしても美早紀ちゃんが可愛かったです……。


[315] RE:「消えゆく明日の片隅で」谷津矢車 Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/27(水) 01:21
 作品を読ませていただきましたので、感想を書かせていただきます。

 物凄い怖かったです。
 読み進めていくほどに、作中の世界が本当に崩壊していくさまを見せ付けられて鳥肌が立ちました。
 【1】〜【4】までを読んだ時点では、学生コンビの恋愛模様を交えたしんみり系の物語なのかと思っていました。謎の男の正体にも見当が付かず、存在自体忘れてしまいそうになりながら、気持ちは学生コンビの行く末ばかりに気を取られてしまっていたのに……。
 それなのに【5】の展開で一気に恐怖しました。そしてそこからはもう終始震えっぱなしです。本当に。
 謎の男の正体が分かった辺りで怖さは最高潮でしたね。恐怖に震えながらも、この仕掛けには本当に驚かされました。まさかの展開だよ〜><
 ラストも石神さんが仰ってる通り、僕もこのラストしかないように思います。
 読者も納得させる救いようの無さ。その中での最良だったように思います。
 いやー、未読の人には是非読んでもらいたいという意味で、あれこれの場面について詳しく語りたくないです。

 なんか、文章力云々なんてのは正直僕には何も言えません。本当に作品に飲み込まれてしまいました。

 本当に楽しく、ってか怖く読ませていただきました。
 面白かったです。
 素敵な作品ありがとうございました。


[326] 辛口と悩みつつこっちへ Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/30(土) 14:56
こんにちは、拝読しましたので感想です。失礼致します。
とはいえ、一番先の感想人の方と全く同じといっていい読了ではありました。整理し切られたようなすっきりとした綺麗なバッドエンド。個人のことですが、何となく最初からストーリーの筋が見えてしまい最後までそうだったという「裏切ってほしかった」感があったのが悔しいな、辛口にいこうかなと悩む所であったのですが、いやそれ別にいいから(苦笑)ということで、止めてこちらに参りました。この辺はハイハイ、と適当に素通りして下さい(ふうぅ…)。
信号機。読みながら、あの「通りゃんせ」は何故にあんなに暗いのだろうと(というよりそもそも何故それが使われているのだろう?と)日々疑問に感じていたことを思い出したりしていました。また、人間部分が非常によく丁寧に書けているのだなあと感心しながら(2人の間に入る先生がまたいいなあと楽しみながら笑)。自然にスッと、音もなく「異常」が日常に入ってくるのが怖さ然り、ホラー然りだなとも思いつつ。この辺りSF部分には側面的ですが、ゲシュタルト崩壊含めてみましても大変よく練られていて充分に楽しませて頂きました。しかし父親の存在、先に申しました良い意味での裏切ってほしかった感。これだけ練れ込まれておきながら、ここで終わりなのか! と、『ウンディーネ』以来の悔しさが(失礼)込み上げてきた、と熱く申し上げます。

それでは、好き勝手をダラダラと申しましてすみません(汗)。楽しませて頂きました。企画作、おつかれ様です。
失礼しました。


[363] お付き合い頂きまして、誠にありがとうございます。 Name:谷津矢車 Date:2010/11/04(木) 21:51
皆さまどうもこんにちは。谷津矢車と申します。
作者同様に地味なお話になってしまいました(これ、他の作者様が描けば壮大なパニック小説になりえたはずですが、こじんまりとしたものになったあたり、筆者の人間性がもろに出たような気がしています)「消えゆく明日の片隅で」ですが、楽しんで頂けたようでなによりです。

ここから、この作の裏話でも……と言いたいところなんですが、申し訳ないことに出来ないんですよー。といいますのも、これを書き上げたのは2010年の6月。もうはるか5か月前の事です。昨日の夕ご飯さえ今一つ覚えていない筆者に、五か月前のことを喋らそうなんてこと自体に無理がありますです。

それに、作者として筆者が「消えゆく〜」に出来ることは全て終わってしまいました。作者が(了)の字をつけた段階で、小説はその作者の手から離れます。そして、作者の手を離れた小説は、読者様によっていかようにも解釈されて拡散していくものなのです。
きっと、これをお読みの皆様には、あなた様がイメージした「晴登」や「美早紀」が息づいているに違いありません。いかにその小説の作者といえども、そのイメージを崩すことは出来ません。
筆者の描いた世界が、皆様の心の中で色んなイメージを帯びたまま息づいている。それって、なんだかすごいなあと思うんです。まるでエヴェレットの多世界解釈みたいなお話ですね(笑)。小説を書くっていう作業は、一つ他の宇宙を作っている作業なんですねー。道理で小説を書くのは楽しいわけです(大笑)。

本来でしたら個別に御礼申し上げたいところなのですが、一括でのご返信ということでご寛恕くださいませ。
この度は「消えゆく明日の片隅で」をご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

P.S.
なお、「ラドン194」は実在しない元素です(正確には実在出来ない元素です)ので、皆さま温泉地にお越しの際には是非とも溜飲を下げてラドン温泉に入って下さいませませ(一応ラドンは放射性物質で、人体に害があるか否かは研究者でも意見が割れていますので自己責任ということでお願いします)。

[110] 「さんぶんのいち」じょーもん Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/10/02(土) 06:48 [ 返信 ]
【題名】さんぶんのいち
【あらすじ】
人口密度稀少域特例総合司法官保志。
その任務は、
@捜査・逮捕,A立件・裁判・量刑確定,B刑執行の本来、別の三つの司法機関に委ねられるべき『人を裁く』権利を行使することが出来る職位にある。
通称三分の一特例によって、45歳の定年延長を確保した保志は、長年煮え湯を飲まされてきた、今時恥ずかしい宇宙海賊、通称ジョリー・ロジャーの尾っぽを掴み、逮捕に持ち込むことが出来るのか。

 そして、保志が選んだ三分の一ずつの二人は、現役裁判官の迫神平和と、SATの制圧一班レコンを務める相澤亜衣里。

 三分の一の非日常を取り込んだせいで、東京と宇宙開拓最前線を、行ったり来たりで……。

【名前】じょーもん
【区分】長編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n0843o/



[122] 「さんぶんのいち」感想 Name:鳥野 新 Date:2010/10/04(月) 23:53
 字数を見て一瞬ひるみましたが、それを感じさせない、いやもっと読みたくなる作品でした。さらっとしか言及されていない部分にも作者の細やかで奥深い設定が垣間見られ、物語に厚みがあります。新橋駅烏森口などという、馴染み深い場所から宇宙辺境最前線を行ったり来たりするのに、不思議に説得力があるのは、この綿密に構築された設定のためでしょうか。
 字として読んでいるのにいつの間にか頭の中で登場人物(得にセレ、機械の癖にお前がだ!)が3Dとなり動き出している。(というか、踊りだしている)絵に描いたような設定の(美人で優秀な弁護士だったり、筋肉もりっもりっの好青年だったり)人々が読み進めていくうちに、人間臭い匂いを放ち始める。あああ〜これはまずいと思っているうちにPCから離れられなくなって一気に読んでしまいました。
 それにしても、私イチオシはあいあいこと、相澤亜衣里。
 あのキャラにはやられました。くうううぅ、可愛い〜っ。
 いや、彼女がシンクロライドしたときのあの笑撃。私はわりと笑いにはクールなほうで、あまり文章で爆笑はしないのですが、吹き出しました。PCの前で夜中に独りで……。ここは必読です! 魅力を語ると尽きないのでここら辺で終わりますが、一言。
 あいあいを〜〜〜〜〜〜〜〜〜!


[162] 感想 Name:美鈴 Date:2010/10/10(日) 09:41
 私は以前から、この作者は何故これだけの文字数を経なければ物語れないのだろう?と考えて来た。この作者を初めて知ったという読者の方は見るがいい、「もぐら叩き」の文字情報量。

 物語が長くなる理由に「作者の多弁癖」やら「脇筋の乱発」がある。
 この作者の場合、両方当て嵌まるのだが、ここで気を付けたいのは「多弁ではあるが拒絶するほど酷くないこと」と、「脇筋は多いが読み手の頭が混乱することもない」ということだ。
 だからどうしてなのか悩むのだあるが、この作品を読破して何か掴んだ気がした。
 単純なのだ。作者は登場人物が可愛くて仕方が無い様なのだ。

 読めばお分かりだろうが、この作者は人生経験が長い(つまりは年齢が高い・失礼)。三分の一などという発想は若者には無理であろう。

 そして、人間がどんなものか知ってしまっている。
 年齢が高めの作者の書くものは皮肉と風刺、悲哀が滲んでいることが多い。勿論この作品にもそれが満ちている。夫婦の有様はこれだけSFらしい作品なのにどうもリアルで気持ちが悪いくらいだ。
 しかし、一貫しているものがある。それは人間に対する温度の高さだ。
 絶望的な人物は一見見当たらない。三分の一に縛られても皆、生き抜こうとしている。
 そう、確かに作品の中で膨大な人数の人間が人間臭く生きている。

 このまま書いて行くとこの作品に見合った長さになりそうなので―
 まあ、とにかく読みたまえ(笑)
 不思議なことだが、長いことは長いのだが、読む気さえあればすんなり世界に入って行ける。
 これもまた、この作者の力量を示している。


[253] 多分作品的にもさんぶんのいち Name:栖坂月 Date:2010/10/20(水) 19:45
また劇場版かー(笑)
とりあえず一番言いたいことは最初に言っておきました。これだけの長さで全く終わりが見えないというのは、もう何でしょうか。一つのクセというか習性なのではないかと思えてきました。まぁ私もね、半分に到達して何も事件らしい事件が起きていない時点でイヤな予感はしてたんですよ(笑)
しかしこのボリューム、仮に時間があったとしても20万じゃ無理ですよねー。去年以前を知らない読者が読んだら、確実にずっこけることは疑いなしだと思います。
とはいえ、一応作者様的には一段落(笑)という形のようですので中身についても申し上げておこうと思います。
ハッキリ言って面白かったです。構想設定展開、どれをとっても一級品でした。キャラにも魅力があり、私にはない厚みがあります。前のレビューにもありますが、この辺りは人生経験の差ーーというより人間という対象に対するスタンスの差みたいなものだと思っていますが、そんな感覚を受けます。そしてそれだけなら人間模様ばかりが前面で踊る、個人的にはストーリーラインの薄い話に納まってしまいそうなんですが、この作品はその辺りが極めて良く出来ています。細かくも大胆に、派手さを保ちつつも繊細に突き進む物語は、流石の一言でした。何よりこれだけの設定を詰め込んで、飽きないばかりかすんなりと脳内で理解できる文章の巧みさは、是非とも参考にさせていただきたいところです。
でもね、終わってないの、コレ(笑)
で、劇場版はいつの公開なんでしょうかね?


[272] RE:「さんぶんのいち」じょーもん Name:84g HOME Date:2010/10/23(土) 00:11
感想は歯抜けですが、全作品読破。
長さで敬遠していたものの、読んで見ると…いや、袋叩き感想は書ける気がしますが、
今俺の手元にある全ての情報はじょーもんさんの故意的な暴走だと告げている。

間違ってる意味での確信犯。
これはツッコミいれたら負けだ。
(いや、別に負けてどうなるもんでもないんですが)

そもそも、暴走しても読者としては面白ければそれで良いわけで。
作品に山場とかオチとか深いメッセージ性とかを求める必要は全く無い、面白ければそれでいい。

何か、とにかく奔放な作品。
暗くなる要素が多大にあるのに、全体にポジティブなオーラが漂っている。
良い文章の定義は読んでいて、読者がその作品の風を感じられることだと俺は認識していますが、
なんというか、作品の雰囲気が最も伝わってきたのは(未読の選外作品を含まなければ)トップ。

[281] とうとう辿りついたぜ……そして…… Name:招夏 Date:2010/10/23(土) 20:47
こんにちは〜拝読いたしました。

むむむむ、相変わらずのこの微に入り細に入った設定と、キャラ語り……じょーもんさんの執念を読んだ気がしました。しかし、しかしっ、私は言いたいっ。ここで終わりなのかーっ!!!

何故なのかは分からないのですが、ずーっと脳内に「○本新喜劇」のパンパカパッパーという能天気なBGMがかかっていたような気がします。(いえ、それだけです。タイはありません)

私個人的には、AIの癖に快楽を求めてやまないセレくんが好きだと思います……(少し自信がないけど……)

今回は、時間に押されていたので、超スピードで読んでしまったので、次、時間がある時にゆっくり読みたい気はします。

以上、なんだかすっかり良く分からない感想で、すみませんでした(^^ゞ

[308] RE:「さんぶんのいち」じょーもん Name:尚文産商堂 Date:2010/10/26(火) 15:03
なんとなく、中途半端な終わりかとは思いましたが、それも、この作品の重要なキーになっているような感じがしました。

これから彼らがどのように行動するかということを考えるだけで、胸がわくわくする感覚があふれだします。その感覚も、この作品を読みきってから湧き出してきたもので、それまでは、いろんな人間模様ともいうべきものが、さまざまな方法で書かれている作品となっていると思います。

[332] 面白さは変わらない Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/31(日) 14:05
つゆ…(ボソ)。しょっぱなから、笑わせて頂きました。感想です、失礼します。

もう何でしょう(笑)。この面白さ。何とな〜く、「あ、この引力まずいなぁ」と予想はしていたのですが、読んでいて複雑な心境になりました。癖のある文は、悪文とか余計な文とか言われがちなのですが、言い方変えれば書き方が側面的であるんですよね。この見方は女性の方なんかにゃお得意なんだと思われますが、自分は嫌いではありません。だって面白いし(爆)。このバランス、この余裕、絶妙でいいですねえ。とても羨ましいです。これだけのボリュームがありながら、誤字なんてものもほぼ無いっていうのも、たまげたものですよ。凄いっ。美耶子さん怖えぇ…。
しかし残念なことがひとつある。大変申し訳ない、実は、〆切日内に読めそうにない(ういあ゛ぁああ〜)。無念だった。半分まで行ったというに…期日は過ぎてしまいますが、必ず完読する。…ひょっとして終わらないんですか?(え)、いや構わない、面白いんだから。すみませんっ><!

それでは、またまたお見苦しくも、失礼致しました。
企画作、おつかれ様です〜!


[335] RE:「さんぶんのいち」じょーもん Name:石神航 Date:2010/10/31(日) 16:45
 あいあい、いいねぇ。嫁にしたい娘が一人増えた。
 長いが読んでみればあっという間、最初から最後まで、何とも無駄が……あったような気もするが、そんなもの払拭してしまうような勢いがあった。寧ろ、勢いだけでガンガン書いてしまったというような気がしないでもない。
 棺桶の発想が特に素晴らしい。アレならば宇宙にだって行ってみたいと思ってしまう。半分程度しか理解せずに読み進んだが、シンクロイド・システムが話の中で十分に生きていて、これはいいなと唸る。
 勿論、お得意の饒舌すぎるキャラ語りも蘊蓄も、ここまで長くすることはないだろうと突っ込みつつ、楽しませていただいた。やたらとあっちいってこっちいってしたような気もするが、本人的には「書きたいもの全部ぶっ込んだらこうなった」のではなかろうか。
 最後、どうせなら事件解決までと思う方も多いはずだ。だが、あそこで終わるから良いのかもしれない。余計なことを書きすぎると、後味が悪くなる。二人、身も(?)心も結ばれたわけだから、(余計なのが間に挟まっていた様な気がしないでもないが)ハッピーエンドで良いと思う。
 それにしてもアレだ、下ネタ率高すぎるので、ウブな子供らは読まんでもいい、とだけ言いたい。


[362] つまりは「さんぶんのいち」で全部だってことですかねぇ Name:じょーもん Date:2010/11/04(木) 21:24
 皆さん企画お疲れ様でござんす。去年はほぼここでお礼をいうのがスタイルなんてことも気が付かないほどバタバタでございましたが、今年は読み期間が長くあって、拙作にもこんな〜に感想が付きました。(感涙にしばしむせんでやる)

 個別レスもと考えたのですが、折角ですからまとめレスで。個別を希望の方は、ぜひ今後の宣伝もかねてなろう本体に感想コピペってくださると更に涙がとまんないかもしれないっす。

 さてさてと、今回、私は「大人向けライトノベル」と「楽しいラブコメ」をテーマにSFの王道ネタであります考えるAIを深刻な方向に蹴飛ばさず、純粋に気持ちいいことに憧れる変人として味付けしようと思い立ちました。で、彼(?)をからめた3Pあんどキスシーンエンドという壮大な目標をおったてて走り出したのです。
 ジョリーロジャーと保志因縁の対決と、サスペンス要素たっぷりの捕物帳が目標だったら切り口が違っていたのかもしれませんが、なにせ「黄色に注意」がゴールだったので、ちゃんと落としたつもりてでいたのですねぇ。

 それで「劇場版発言」に出会って大いに悩んだのでありました。「へっ、予定調和的ハッピーエンドのオチなんて、必要?」ってことで、あちこちにメッセで聞きまくったのは、一部の人だけが知るところであります。

 決着を見たいというご意見あり、あれでハッピーエンドなのでいいというご意見あり、何でもいいから「あいあい」を書けという無茶ぶりあり、「ジョリーロジャー」を見たい〜という意見もあり、聞けば聞くほど悩んだのでありますが、まあ、とりあえずは事件全体の三分の一程度のところではありますが、AIがからむ濡れ場が書けてよかったじゃないか……というところに落ち着きました。いやぁ、めでたい。

 いやや、劇場版への熱烈なリクエストがあれば、手持ちの連載全部カタついたら、特別に書いてもいいかな〜ってところですが、現在のところはタイトルどおり、事件全体の「さんぶんのいち」ぐらいのところでおしまいでございます。
 その場合は、だらだらした続きなんか見たくないって言ったそこのアナタ、絶対くるなよなぁ(^^)v

 これって、何か感想のお礼としては相当ズレてるとは思いますが、まあ、84g氏が見事に言い当てた様に、祭りははじけて暴走するところなので、まあ、これだけ賑やかならば、一人ぐらい方向間違えて走るやつがいても、大目にみていただきたいなぁとか、なんとか。

 長くなりましたが、どうぞこれからも空想科学祭りが楽しく開催されますようにと、お祈りして終わりたいと思います。文字数的にも、内容的にも暴走ぎみだった拙作にお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。


[15] 「The robotics princess」北野 鉄露 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 17:41 [ 返信 ]
【題名】The robotics princess
【あらすじ】
重機と呼ばれる人型作業用ロボットが普及した近未来世界。豊富な重機の知識を武器に授業を片っ端から潰し回り、教授や学生達を震撼させて止まない一人の女子学生がいた。彼女のことを、人は恐れを込めて「重機姫」と呼ぶ――。ある日、学内で起こった一件の盗難騒ぎが意外な事件へと発展、思いがけず巻き添えを食わされる羽目になった重機姫・リノとボーイフレンドのミット。二人とその周囲の人々が繰り広げる喜劇的にドタバタな物語。
【名前】北野 鉄露
【区分】中編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5296n/



[51] ポップでライトな犯罪者 Name:栖坂月 Date:2010/09/07(火) 14:41
終始読みやすく、そこそこの長さがありましたが、ストレスを感じることなく終幕を迎えることが出来ました。ここは素直に良い点だと思います。
基本的な設定は『パトレイバー』を思い出しました。重機の発展としてロボがあるという設定は無理のないものですから、現実感を演出する意味では正解だと思います。しかし反面、キャラクターのやり取りは少し浮ついているように見えましたね。この世界観だと、もう少し落ち着いている方が適しているようにも感じます。
まぁ、この辺りのカラーは作者様の意思一つですし、この形が悪いとも思いません。軽さが魅力でもありますし、やはり最後の盛り上がりは彼女というキャラクターがあってのものだとも思いますしね。実際、最後のアクションは気を入れて書いたのだろうなということが伝わってきました。
むしろ私が気になったのは、SF的な世界観や設定ではなく、事件のあらましと解決に至るまでの過程でしたね。伏線を張り、それを回収するという一連の流れは出来ています。しかし少々、その因果には物足りなさがありましたね。特にテロリスト達の動きは、正直言って子供っぽく感じられます。まるでバレるため、退治されるために活動しているようにも映ってしまい、この部分に関してはもう少し練り上げが欲しかったように感じました。
とはいえ、作品全体のテーマであろう重機姫を堪能するという面から見れば、体の良いやられ役であったことも事実なワケで、そういう意味では成功している作品と言えるのではないでしょうか。
楽しませていただきました。


[160] RE:「The robotics princess」北野 鉄露 Name:石神航 Date:2010/10/10(日) 07:51
 面白かった。二本目の中編だったが、このぐらいの読み応えがあると納得も出来る。
 ラノベ、というやつだ。萌えキャラと、彼女に振り回されるうだつの上がらない男子。キャラが生き生きしていて、目の前で動いているような自然さがいい。これだけキャラクターに命を吹き込めるというのはかなり羨ましくもある。特にリノは元気があり、ミットとのコンビ具合が絶妙だった。
 但し、これが大学生だという設定には疑問が残る。一連の会話や行動、物語の展開を考えてみても、高校生としか思えないのだが。寧ろ、全寮制高校が舞台であるならばしっくり来る。重機についての最先端を行く高校、では駄目だったのか。大学生という設定に関しては、説得力に欠けた。ビン底眼鏡というのも、高校生ならかわいげがあるが、大学生では「ありえねー」と一蹴してしまうところ。未来なんだから、現代では小難しい講義も、世間一般論としてまかり通るようになったと思えば、十分高校生設定でもいけたんじゃないかと、これは私見であるので参考までに。
 物語の構成は分かり易く、山場もしっかりしていて安心して読めた。舞台もそれなりに想像できるのだが、恐らく外国、であるならば「一丁目」はない。「官庁街通り一丁目」→「官庁街ストリート」等に変更請う。日本は区画ごとで地域を認識するが、欧米社会ではストリート単位が主流だからだ。細かくて申し訳ないが、せっかくの世界観、そこだけ浮いてしまうのは勿体ないので指摘しておく。


[195] 元気ありまくりだー Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/15(金) 03:20
こんにちは。漫画だ……小説なのでラノベというやつだと最初失礼ですが思いながら拝読致しました。簡単ながら感想です。
終始、このテンションについていけるのだろうかと思いました。主人公は誰だっけ……と錯覚を覚えそうなほどに、登場人物ひとりひとりに、脇までにも力が入っていて元気120%でした(笑)。何となく、後書きを読む前でも後でも変わらずあった感覚ですが、少し離れた位置でお父さんが子どもたちを見守っていてあげているような、そんな温かい雰囲気が致します。それを感じ取ったこその読後感といいましょうか、面白いというよりも微笑ましかった読後です。です、が。
……ひとつだけツッコミたいのです。文中の、

>「……了解。じゃ、早速探しに行きましょうか」
 ――それから三時間後。

「早っ。」と、自分のなかのものが総動員してツッこんでしまいました。ええ、ほんと。どうでもいいのでこれはスルーして下さい(逃)。

それでは、楽しませて頂きました。企画作、おつかれ様です。失礼致しました。


[200] RE:「The robotics princess」北野 鉄露 Name:虹鮫連牙 Date:2010/10/15(金) 16:43
 作品を読ませていただきました〜。

 面白かったです! 何も深く考えることなく、気を楽にして読めるSF活劇と言うんでしょうか。まさにエンターテインメントって感じがしました。

 巨大ロボットに乗って敵をやっつけて事件解決!
 これって誰もが一度は憧れるものだと勝手に思っているんですが、間違ってないですよね? そんな王道を突っ走ってくれたようで楽しめました。ロボットって良いですよねぇ(´ω`*)
 登場人物たちも元気一杯で、見ていて気持ちが良かったです。
 やっぱりリノが一番のお気に入りキャラだな〜。ちょっと暴力的だったり、メガネを落として探し回ったり、実は天才パイロットだったり……そんな眼鏡女子主人公が可愛かったです。
 王道っていうのは、それだけ良いもの、長く愛されている証拠なんですよね。何時の時代でもきっと好まれるものなんでしょう。リノはそれが全開だった気がして、見ていて好感が持てました。
 それと、ディットさんも何気に好きです。ハゲ発言は声出して笑いました。

 敵があまり重苦しい連中じゃない点も、個人的に気に入っている部分です。
 それは、私がシリアスで邪悪な敵を嫌っているというわけではないんです。むしろ好きですよ、重苦しい敵だって。
 でもこの作品には軽いノリの敵連中が合っているなと思いました。コロコロコミックを読んでいた小学生時代を彷彿とさせるような(それは幼過ぎか……)

 最後に。
 >「あいったー! このスットコドッコイが……」
 今じゃなかなか聞かない「スットコドッコイ」が咄嗟に出てくるリノに笑いましたw
 やっぱりリノ可愛いっすね!


[279] RE:「The robotics princess」北野 鉄露 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/23(土) 19:42
いつの世の中にも、発展した科学を悪用する大人たちはいるが、その一方で、それに順応するのが一番早いのは子供であるという言葉が、ふと頭に浮かびました。

本当にこんな機械が生まれたとしたらなかなか楽しい世界になると思います。

[305] RE:「The robotics princess」北野 鉄露 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:39
 リノのキャラが文句なしに良いですね。可愛いし凄腕だし。眼鏡をはずしたときのほんわかリノも萌え〜だったので、もっともっとほんわかシーンが読みたいと思ってしまいました。戦闘シーンも面白かったのでもっともっと読みたくなりました。
 他のキャラも良いけど、やっぱリノちゃんに尽きるな〜。ほんと、可愛かったです。


[361] ご感想ありがとうございました Name:北野 鉄露 Date:2010/11/04(木) 18:32
The robotics princess筆者・北野鉄露と申します。
貴重な時間を割いて拙作にお目通し下さった全ての皆さま、ならびにお手数ながらご感想をくださった皆さま、誠にありがとうございました。また、参加の機会をくださった実行委員会の皆さまへも篤く御礼申し上げます。
初めて参加させていただきましたが、まったく空気を読んでいない作品を投稿してしまい、汗顔の至りです。にも関わらず、六名の方から丁寧なご感想を頂戴し、非常に恐縮しております。この場での細かい返答は割愛させていただきますが、ご感想は何度も拝読させていただき、深く重く受け止めております。
拙作はとてもSFにカテゴリされるべきものではないことを痛感いたしました。こういった熱心なSF作品愛好者の方々が集われる場にぬけぬけと拙作を投稿してしまったのは、私自身まったくの認識不足だったというよりありません。拙作を不快に思われた方もいらっしゃるようですので、この場にてお詫び申し上げたいと思います。それだけが理由の全てという訳ではありませんが、この企画への参加は今回限りにすべきと考えております。
最後になりますが、実行委員会の皆さまならびにSFを愛好される参加者の皆さまのご健勝とご活躍、そしてこの企画の今後の益々のご発展を祈念し、結びとさせていただきます。ありがとうございました。


[16] 「バルからゴキヘ。」84g Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 17:43 [ 返信 ]
【題名】バルからゴキヘ。
【あらすじ】
近未来の中流家庭。
多機能メイドロボを購入したことで、使い込んでいた調理マシンが不要となり、データを消去して下取りへ。
しかしメイドロボは調理マシンに一目惚れをしており、一家への復讐を…?
【名前】84g
【区分】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5299n/



[37] ポーンほしい Name:招夏 Date:2010/09/04(土) 16:09
こんにちは、初めまして、拝読させていただきました。

私は、「人類がゴキブリを殺すことを正当化する場合」に該当するので、万が一の時には、抹殺されるしかないみたいです(苦笑)

最後のシーンが物悲しかったです。仕方がなかったこととはいえ、守ろうとしたものに調理されるとは……

テンポの良い進み具合と安定したタッチ、そして躍動感のあるアクション描写で、ワクワクさせていただきました。面白かったです。

[183] RE:「バルからゴキヘ。」84g Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 14:45
尚文産商堂です。

思考実験という手法は、古くからあるそうで、かのアインシュタインも使い、その結果、特殊相対性理論を生み出しました。
さて、今回の思考実験は、"ロボットがロボットに恋をしたらどうなるか"ということだと、私自身は理解しました。ロボットは、ロボットに恋をし、そして、復讐を行うという一連の流れは、人間にも当てはまるものだと思います。
人が人に恋をし、その相手が死んだ場合、ロボットは"全消去というリセット"をされた場合に相当し、そのような状況に至った場合、どのようなものが理論的に導かれるのか、読み進めて行くうちに、84gさんなりの結論がしっかりと書かれている作品になっていると思います。

[344] RE:「バルからゴキヘ。」84g Name:鳥野 新 Date:2010/10/31(日) 18:10
 ポーンが使い古されるのは可哀相だな〜。リョウコ可愛いし、まあこれからは彼女のストーリーでいいかと思っていたら……まさかあんな展開がまっているとは、意表をつかれた。
 しかし、自分的にはリョウコのキャラが一途で好きだったのに……、でもシニカルなラストで妙に納得した。予定調和のラストよりずーっとこれからも心に引っ掛かっていくだろう。


[360] RE:「バルからゴキヘ。」84g Name:84g HOME Date:2010/11/04(木) 17:32
招夏さん>
お褒めの言葉、ありがとうございます。
もう、これ、どう考えても主人公が死ぬのが一番平和ですよね。
…え、違うかな、あれ。

尚文産商堂さん>
あ、ごめんなさい、そこまで深く考えてませんでした。
作者より深い考察、ありがとうございます。

鳥野 新さん>
お褒めの言葉ありがとうございます。
キャラクターを気に入っていただけたなら、作者冥利です。

[93] 「火星御留流山至示現流」84g Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/24(金) 21:24 [ 返信 ]
【題名】火星御留流山至示現流
【あらすじ】
ナチスドイツの圧倒的勝利に終った第二次世界大戦から世代が代わってもなお戦後から脱せられない2003年。人々は火星開拓に明け暮れる。火星御留流剣術である山到示現流の二人組は、稀少液体金属マルスニウムの発掘を成功するが、マルスニウムには二刀流の番人が居た。金星軍人が! マイナス宇宙の怪物が! 月面忍者が火星の大地を部隊に戦いを繰り広げる!縦書き・横書き用にそれぞれ調整されたふたつの物語。
【名前】84g
【区分】中編(完結済)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9640n/



[226] RE:「火星御留流山至示現流」84g Name:尚文産商堂 Date:2010/10/19(火) 16:13
文字の配列という次元を超え、楽しませてもらいました。
縦書き、横書きのそれぞれの世界で繰り広げられる戦いは、それぞれに共通しているところもあり、かといってしていないところもあり、それぞれが独立した短編のような感じで読めました。

[300] RE:「火星御留流山至示現流」84g Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:28
 どちらかと言うと私は縦書きのほうがすっきりして好きだったかな。旦那さんのキャラが良いですね。あと、断鉄が問答無用に強いのも面白いです。
 横書きは迫力がありました。中でも―暗黒物質たあ、珍味だよなぁっ!―は、妙に心に突き刺さりました。いやー、鮮やかな一文でした。


[312] つぅらぁぬぅけぇええぇぇぇっ! Name:栖坂月 Date:2010/10/26(火) 20:06
まずは作品を読み終えての第一印象は、荒っぽいなーというものでした。率直に申し上げると「未熟」「勢いだけ」「支離滅裂」といった単語が並んだとしても不思議ではないと思います。ただ私は、この文章というより作者様の姿勢は、評価したいと思います。少なくとも、無感動に終わった作品でなかったことは間違いありません。
では作品そのものに関しての話ですが、全体を眺めての印象は「グレンラガンみたいだー」という感じでした。未来とか宇宙とか、そんな舞台を用意してはいますが、その中で繰り広げられているのは泥臭い命のせめぎ合い、それも自ら危険に飛び込んで刃に身を晒すようなイカレポンチ(失礼)ばかりです。拡大する出来事には一定の説明が添付されていますが、そんなもんはどーでも良いとばかりに事態だけが膨らんでいきます。ある意味纏める気もないのだろうなと、そんな風に思いながら読み進めました。そして実際、何だか良くわからない理屈で何だか良くわからない内に何だか良くわからない強引さでエンディングへとなだれ込んだような印象です。
もちろん私個人としては、一つの話として成立しているのかと問われたら「どうだろう?」と返すしかありません。ですが、単に爽快な力比べが、読者すら置いてきぼりにしてエスカレートする様は、これはこれでアリなんじゃなかろうかと思えたりもしました。
え、失礼ですね。騙されてませんよ(笑)
もし同じ構想で、しっかりと話を纏めてみろと言われたなら、まだ未熟な部分が目立つことになると思います。この先はそういった説得力を獲得できるよう頑張っていただければ、作品全体のレベルが大いに上昇すると期待しています。しかし一方で、こういった暴走感も大切に育てていただきたいなーと、そんなことを考えさせられてしまいました。
なかなか興味深い作品でした。


[359] RE:「火星御留流山至示現流」84g Name:84g HOME Date:2010/11/04(木) 17:31
尚文産商堂さん>
感想ありがとうございます。
作者としては隔離するのに手間取った節もあり、楽しめたのなら幸いです。

鳥野 新さん>
感想ありがとうございます。
台詞回しは、とにかく作者的にも楽しんで書いていたので、
それが読者様にも喜んでもらえたら感激です。

栖坂月さん>
刺さる感想ありがとうございます。
グレンラガンは…というか、製作のガイナックスにゲッターサーガファンが居る、絶対に居る。
で、84gも似たような作品から影響を受けているので、その関係かなと自己分析してます。
評価していただいた勢いも育てつつ、ちゃんと収集も付けられるように精進したいと思います。

[27] 「F・∞」栖坂月 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/02(木) 23:51 [ 返信 ]
【題名】F・∞
【あらすじ】
人間達が太陽系を飛び出して移民を開始してからすでに数世紀、様々な娯楽が生まれては消えていった。レースカテゴリの主役は長らく宇宙空間にあったが、三十年前に立ち上がったロードレースが人々を熱狂させる。そして今期、ヤマト資本のプライベートチーム『フォーチュンベル』が、新人を擁して開幕3連勝を飾り、台風の目となって暴れまくっていた。銀河チャンピオンは目の前、最終戦の幕が今、人類発祥の地で上がろうとしている。
【名前】栖坂月
【区分】連載
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5514n/



[140] 「F・∞」感想 Name:鳥野 新 Date:2010/10/05(火) 22:37
 ジャック・ヴィルヌーヴが大好きで、そのころF1にかじりついて見ていた自分としては、この作品はまさにビンゴ。血湧き肉踊る展開で大興奮でした。(ちなみにJVとウィリアムズで同僚だったデイモン・ヒルは、最初デーモン・ヘルときき間違えてえらく怖い名前だなあと思っていたものです)読みながら、作者の「FI面白いでしょう、迫力あるでしょう」という声が聞こえてくるような、楽しい作品でした。
 まず、カブトガニの設定がいいですね。通常とは一味違ったこのマシンが、レースのさまざまな状況をかいくぐりながら活躍するのがとても小気味良かったです。
 また、レースを描写すると言うのはとても難しいものだと思います。やもすれば、順位だけの抜きつ抜かれつの描写になりがちですが、この作品は違いました。そのときの状況、ピットインの駆け引きなどが細かく描写され臨場感バリバリでした。FIレースが血肉の通った生き物のように感じられます。最後、雌雄を決する場面での主人公の精神的な描写も胸に迫るものがあってよかったです。
 無尽蔵の知識からじゃばじゃば惜しげもなく情報を出す感じで、随所に挟まれる説明などにも余裕を感じました。好きな物を書くって良いですね。楽しませていただきました。


[157] じっくり、じっくりと観戦者となって読む長編 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/09(土) 03:01
こんにちは、拝読しましたので感想です。失礼します。
長編ということで。飽くまでに読み切れるのかと対しては苦手意識のある自分ではありました。しかし結果、一気に読めてしまった。全体的に、妥協を許さなく書き切った! という力を見せて頂きました。序盤から中盤にかけて、じっくりと話の中で必要な知識や説明を事前学習してから、さあ後は本番ともいうべきラストへとじわじわと進行。そんな運びでしょうか、大変面白かったです。

レースの他、格闘やスポーツ系統等、目に見えるアクションが話に要る場合、それを読む側はスピード感や臨場感に乗ることがとても重要で、この進みを何かしらの障害で邪魔されると途端にそれまで熱くなっていたものが冷めていって終わってしまいます。よくこの辺りを書かずに失敗している例が最近巷で目立つなと思ったりするのですが、この作品では、しっかりと読み手を「離さない」姿勢で書き切って下さいましたね。安心して読めて良かったです。
個人的に興味が注がれたのは第6話です。ちょうど話のポイントともなるタイヤの解説が欲しいなぁと思っていた所だったので、ここの所は食い入るように読んでいました(笑)。深い森のホッケンハイムのレース模様、その戦略のあたりには、胸踊りました。そうきたかと、無謀でもない可能性のあるそのチャレンジに、富田や朱里と同じく、その時のレース傍観者の一人になった気分でした。そして気が付く、「芝刈りって、そういう意味かああああ!」と(笑)。レースや賭け事は好きなので(まあ自分も書いてはいるのですが)、コースの名前等、想像の範囲で読ませて頂きましたが、これだけしっかりと説明が書けているのですから特に細かく考えず「だいたいこんな感じのうねったコース〜」ぐらいで(笑)読めると思います。たぶん話に重要で一番押さえておきたい所となるのはタイヤでしょうかね。何となく昔に教習所で聞いた知識が頭をかすめていきました。

ちらつくライバル達の影、支えるチーム、メカニック、傷だらけの大和魂だなんて何言ってるのと解説者。各、置かれた設定の位置づけが確実で、主人公がそこにあるのだと最後、こうして成長していくんだとガッツリきました。結果は結果としてですが納得感があり、一つの物語として読み応えあったーと万歳したいくらいです。

それでは、長々と続きそうですのでこの辺りで締めます。企画作全3作、本当におつかれ様でした。充分に長編で発揮された本命(?)馬を堪能させて頂きました。面白かったです。


[234] RE:「F・∞」栖坂月 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 08:42
 熱い!F1ファンにはたまらない作品!楽しく読ませて頂きました。

 コースアウトしただけでも完走が危ぶまれるF1に対し、オフロードコースのあるFI。「翼もしくは反重力装置に類するものを用いて、浮遊あるいは飛行する機能を持たせてはならない」というレギュレーションがあるのでしょうね。(そうしないとスターウォーズにあったような空中レースになってしまう。)

 芝刈り機(笑)の後ろならオフロードを走れるという設定は、さすがにご都合主義な気がします。
 F1自体がSFの一歩手前の世界ですが、もう少しSF的要素を詰め込んでも良かったのではないかと思います。マシンの改造は難しいと思いますので、サポートチーム側に超精密な天候予測機や敵チームの行動予測AIを設置するなどで。


[317] RE:「F・∞」栖坂月 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/27(水) 13:09
モータースポーツに興味がなくても、すっかりはまらせていただきました。

さまざまな要因が折り重なって一つの目標へと突き進む様は、まるでいつか読んだ青春ドラマのような感じを醸し出していたような気がします。
すっかり楽しめる作品になっていました。

[358] 返信と書いてあとがき Name:栖坂月 Date:2010/11/04(木) 16:52
完全に趣味へ走った痛々しい作品を読んでいただきまして、誠にありがとうございました。モータースポーツに興味がなかったら読むのやめるだろーなぁと、普通に思ってました。
とりあえず、そんな作品に手を出してしまった奇特な方々への返信です。個々に、とも思ったのですが、この先の道のりを思い浮かべたら余りに途方もなさ過ぎて却下となりました。まとめての形になりますが、どうかご容赦下さい。
私はセナプロで流行ったブームの折、何故かゲームから入ってF1を見るようになりました。途中、仕事が忙しかった関係で3年ほど見ない時期があり、その間にセナが逝ってしまったのが悔やまれます。ま、そんなこと言う私はマンセル派なんですけど(笑)
この作品はまず、レースを描くことに執心したので、その部分が上手く機能していた、少なくともF1を観ていた方にモータースポーツを思い起こさせることが出来たのは何よりでした。そしてもちろん、モータースポーツにあまり縁のない方々にも楽しんでもらえるための工夫、カットイン的な解説であったり展開の見せ方であったりは、それなりに上手くいったのかなと感じております。
ロメルさんがご指摘されている、この作品の甘い部分は辛口の方で書かせていただくとしまして、とにかく書いていて楽しい作品であったことは間違いありません。それが故に身勝手な暴走も多かったと思いますし、反省もあります。
ちなみに個人的本命はこの作品でしたが、見事に駄馬であったのは身体を張ったギャグだったと思っていただければ幸いです。
お読みいただき、かつご感想まで頂きましたこと、改めてありがとうございました。


[8] 「最後のスキャンダル」三谷透子 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/01(水) 05:13 [ 返信 ]
【題名】最後のスキャンダル
【あらすじ】
3XXX年。世界は世界連合を中心に一つに統一されていた――
情報が規制され、政治が特定の一族に牛耳られているこの世界の、ほとんど唯一の独立国で一人の女と二人の男がが出会った時、何かが動き出す……かもしれない。
【名前】三谷透子
【区分】中編(完結)
【URL】http://ncode.syosetu.com/n5270n/



[219] RE:「最後のスキャンダル」三谷透子 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/19(火) 13:13
日本語と日本文化というのは切っても切り離せないという話を、昔聞いたことがあります。そのことを頭に思い浮かべながら読んでいくにつれ、これからの日本のことを思わずにいられませんでした。

はてしなく遠い未来という感じもしましたが、一方で、今起こっている出来事と、雰囲気がかぶってしまいました。

[294] RE:「最後のスキャンダル」三谷透子 Name:鳥野 新 Date:2010/10/26(火) 06:03
 宇宙コロニーがある未来、独立を保つ代わりに公用語から日本語を捨てて日本文化も廃れつつある一方で、主権への求心力を保つために上流社会にまるで平安時代のような貴族的一団が復活した世界。(と、理解しましたが、あっているかな?)とても独創的な背景で、「文化」というところに主眼をおいた趣のあるSFだと感じました。遺伝子操作や宇宙コロニー勤務などという超未来の設定の中に「鷹狩り」などの言葉がさりげ無く入っていて、想像力を刺激されます。
 一人ひとりの人物の描写も繊細で、人々の日常の暮らしを通して、背景の文化が透けて見えるようでした。それにしても最後のどんでん返しは全く意表をつかれました。なるほど〜。藤野って姓は藤原氏に関係していると聞いたことがありますが個々の名前も考えられていて面白かったです。


[357] 作者レス Name:三谷透子 Date:2010/11/04(木) 01:56
先ず感想頂きありがとうございました!それでは個別に返信なぞ。
>尚文産商堂さん
 そうですね。最近の日本企業の英語共通語化がこの話の発想のヒントであるのは間違いないです。その辺りを読み取って頂きありがとうございました。

>鳥野新さん
 結構名前には凝ったので、そこに言及していただけたのが素直に嬉しかったです。深く読んで頂きありがとうございました。



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