空想科学祭2010 感想・レビュー掲示板

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[94] 「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:空想科学祭実行委員会 Date:2010/09/25(土) 02:19 [ 返信 ]
【題名】ラムダと約束を
【あらすじ】
 人間の道具でありたくないと願う機械。人間の道具であって当然だと言う機械。身を削る闘いを重ねてきた二機が交わした約束は、人間と機械の間で揺れる者に選択を突きつける。
【名前】虹鮫連牙
【区分】短編
【URL】http://ncode.syosetu.com/n9695n/



[111] 基本的な所から展開していく短編 Name:饅頭は空を飛ぶ Date:2010/10/02(土) 15:19
とても基本的な所から取り組んで下さったのですね。始め導入部分からの説明描写的部分が上手く、同じくして機会の心という点について改めて考えさせて頂きながら拝読しました。感想です。

人型機械として造られた2体の機械、主人からの扱いがまるで使い捨てのように、ぞんざいにも見せているカーサスと、最先端を行き可愛がられているかのように思わせている裕福なラムダ。この設定がニクイです(笑)。
要ともなる約束を持ちかけた所で何故そんな約束をと思い、きっと最後で明かされるだろうと一気に読んでしまいました。
機械が人間と同等位となった時、もう機械は機械ではなくなりだが瞬間、人間でもなくなり、それでは自分とは何なのか。
自分はあくまでも機械であり人より下位とする相手に対し、いや自分は人とは同等だと思わしき錯覚するかのようなラムダ。
機械でありたい、それが自分が存在する理由。
感情ともいうべきラスト。お見事でした。最後で感動しました。

カーサスが、ラムダに影響、或いは情報を植え付けられたとでもいうのか、進化もしくは成長というのか、変化していく姿が人間という読者を引っ張ってきて共感できるのだと思います。

ただひとつ指摘するなら、2体が接触できた状況理由をつくって欲しかったなという所。簡単自由に対戦相手や関係者が接触できてしまうと、不正ができちゃうな…なんて思ってしまいます。リフォーマットなんて(笑)。


面白かったです。企画作、おつかれさまでした。
乱文失礼致しました。


[152] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:招夏 Date:2010/10/08(金) 11:05
ふぃー、面白かったです〜

機械として存在することに存在意義を見出そうとするカーサス、独立した個としての存在意義を見出そうとするラムダ。語り合ううちに、シンクロニシティしていく二体。やがて、お互いを尊重し、立場を逆転させる二体、最終的には、一つの目的へと収束していく意志の出現。それらの一連の思考が無駄なく無理なく表現されていると思います。お見事!

ちなみに、

>限りなく生命体に近づいた機械が自分達の意思の尊重を要求してきた時、果たしてそれを認めてやることが出来るのだろうか。

という問いには、私だったら、認められる気がします。割と日本人は認められる人が多いんじゃないかな。どんなものにも神様が住んでるって発想があるくらいだし、ペットと話す為のツールを作るくらいだしね。まぁ、立場を逆転させたいって言われて、機械に使われるのは嫌だけど。もっとも高性能な機械なら、人間の手助けなんか必要ないか。はは。あ、そーいえば、電池として使われるのは嫌だなぁ、マトリックスみたいに…(汗)おやおや、これは結構難しい問題みたいですね^^;

[176] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:尚文産商堂 Date:2010/10/11(月) 13:19
尚文産商堂です。

機械の存在価値は"人のために"とするならば…という定義のもとで、葛藤を続ける彼らに、なぜか共感をしました。
機械が機械であり続けるために、なぜそのような定義付けが必要だったのか。おそらくその源流たるのが、ロボット三原則になるのだと思います。その三原則をロボットが超える事が出来た瞬間、その時こそ、ロボットと人の境界線がなくなるときなのではないでしょうか。そんな気がしました。

[194] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:壇 敬 Date:2010/10/15(金) 02:13
 拝読しましたので、インプレッションを書かせていただきます。

 序盤のカーサスとラムダの会話は微妙に辛かったですけど、序盤にこれがないとダメなんだと読み終わってから思いました。あの議論がその後に続くストーリーの根幹を成しているという構成に1本取られました。
 カーサスが壊れている感じを会話で出しているところがいいですねぇ。面白い表現だと思いました。また、肉弾戦の描写では、どこにどう打撃を与えたかが詳細かつ明瞭でいい感じだと思いました。さすがは武道家だと唸りました。
 機械に感情が発生するかどうかは永遠のテーマですが、既にアイデンティティを持ったラムダとカーサスにとって「機械とは?」とか「人間とは?」の議論はどうなのかなぁとチラッと思いました。……なので「自由」というキーワードを前面に押し出した方が良かったかもしれないかな、なんて思いました。
 人間の登場しないところで、2つの機械が人間について葛藤しシンクロし、半ば友情めいたものが芽生える、こーゆー展開が好きな方なのでその面白さを十分に堪能させていただきました。

 乱文、失礼しました。


[229] 青いも特徴 Name:栖坂月 Date:2010/10/19(火) 21:53
うーむ、やはり上手いなーと感じてしまいました。
読んだ、というより読まされたという感覚に近い印象です。二体のロボットに物語を集約し、意思と呼べる言動の変遷を細かに記したという、並べてしまえばそれまでの話なんですよ。最後も期待はさせますが、明確なオチと言うには少し弱い、しかしやはり面白いという感覚は残ります。
当初、この妙な視点、一人称でも三人称でもない作者の叫びみたいな描写が気になったんです。特に何と言いますか、思い込みが激しい人の小論文みたいな感じの、そうなのかなーという事象を断定しているように見える部分が見受けられ、少しリズムが崩されたという印象があります。ただ、ある意味それは特色と言いますか、演出の一環だと感じられる程度の阻害でしかなくて、読み終わる頃にはすんなりと飲み込める感じになってました。狙ったのかどうかはわかりませんが、ちょいと独特だったとは思います。
それを除けば流れるような、筋のしっかり見える滑らかな話だったのではないでしょうか。
楽しませていただきました。


[235] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:ロメル HOME Date:2010/10/20(水) 08:45
楽しく読ませて頂きました。
ラムダとカーサスの交流、そして「約束」が素晴らしい!


[342] RE:「ラムダと約束を」虹鮫連牙 Name:鳥野 新 Date:2010/10/31(日) 18:04
 読みごたえあった。カーサスの描写、そして台詞の中の雑音、読み進めていくうちに知らず知らず感情移入していた。実直な機械であろうとするカーサスの言葉に胸をうたれ、図らずも涙腺がじわ〜っと……。(弱いんだ、こういうの)感動した。

[371] 作者からの返信 Name:虹鮫連牙 Date:2010/11/06(土) 14:40
 この度は拙作『ラムダと約束を』にご意見・ご感想をお寄せいただきまして、誠に有難うございます。
 個人的には『マリッジ〜』よりも本命だったので、空科祭の結果発表時に部屋の片隅で泣いたのは内緒ですw 誰にも言うなよなっ!
 今年の空科祭は、「機械と人間を考える」という検索ワードで繋いでいたこともあり、機械ものSFばかりでいこうと決めていました。参加申請前からです。
 来年はどうしようかな〜? 

 ということで、せっかくだから作者から『ラムダ〜』へ感想を送りたいと思います。

▼感想▼
 まずは(以下略
▲終り▲

 続いて、個別レスをさせていただきます。

>>饅頭は空を飛ぶさん
 「最後で感動しました」というその一言だけで、僕がこうあってほしいと思うような形で饅頭さんに届いたことが伝わりました。
 素直に嬉しいです。惚れていいですかw
 ご指摘の点は詰めが甘かったですね。言われてみて自分自身でも「あれ、こいつら控え室一緒ってまずいんじゃね?w」みたいにツッコミました。
 く、悔しい!
 あと、この場を借りて謝罪を。
 『マリッジ〜』での作者レスですが、饅頭さんのお名前を「空を飛ぶ饅頭」と書いてしまいました。なんかすいませんm(__)m
 このお名前って、アンパ○マンってことですか?

>>招夏さん
 感想を読んで、招夏さんは作者が思い描いた物語の流れをそっくりそのまま感じ取ってくれたんだと思いました。
 自分の気持ちがしっかり伝わると嬉しいですね。ありがとうございます。
 問いに対する招夏さんの答えは、僕も同意です。日本人は比較的OKかもという点も。本当に個人的なイメージですけどね。
 マトリックスみたいな世界は確かに怖いですね。あの映画好きですよ。

>>尚文産商堂さん
 実はそのロボット三原則ってやつなんですけどね…………自分、ウィル・スミス主演の『アイ,ロボット』の中に登場する劇中設定だと思ってたんですよ。
 まさかSF界でそんなに知れ渡っているものだとは思いませんでした。ってか今回の空科祭で初めて知りました。
 無知ってイヤですねw

>>ダディ
 小説に登場するキャラクターはどんな姿であろうとも、例えば人でも犬でも機械でも虫でも神様でも、やはり“人”だと思っています。小説には物語に絡むキャラクターがいて、彼等を書くということは「人対人」を書くことになるのでしょうね。
 おそらくダディがカーサスとラムダの議論に違和感を抱いたのは、僕が二人を人らしく書き過ぎてしまったから。登場人物としての“人”であることには間違いないのでしょうけれど、二人が機械であるという設定の見せ方が全然足りなかったのかなって反省しています。
 その点に気付かせていただきました。ご意見、ありがたく頂戴いたします。
 ということで、次こそはそんなことを感じさせないように上手に書けますように(-人-)
 
>>栖坂月さん
 思い込みの激しい小論文の点ですが、カーサスの心理を書きたくなかったがための策なんです。ええ、ただそれだけです。
 機械であるカーサスがあれこれ頭の中で考えていたら、それこそ露骨に心理描写を書いたら可笑しいだろうと思ったので、機械の一般的な在り方の説明文として文字数を稼ぎましたw まあ、それが物語の中で上手く働いてくれればと仕掛けたりもしたのですが。
 「ちょいと独特だった」というお言葉、ありがとうございます。これで『マリッジ〜』に一矢報いることが出来ました(え

>>ロメルさん
 感想ありがとうございます。
 約束してくれないとタイトル詐欺になってしまうのでw
 書いている途中、感情を抱きつつあるという描写の一シーンとして、カーサスとラムダに指切りをさせようとしたのです。
 そのシーンがカットになった理由は…………「そういやカーサスって小指無いんだったw」です。

>>鳥野 新さん
 涙腺が!? そこまで言っていただけると本当に嬉しいですね!
 書いてよかった〜。
 自分も結構涙脆くてですね、作者のくせに書いてて涙が滲みました。
 もうやめて! カーサスのライフは0よ! と叫んだり。
 
 
 個別レス終了です。
 皆様、本当にありがとうございました。



  


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